神様になった僕の話

しょうちるまろ

第1話神様になった日

僕は死んでしまった


トラックに轢かれたんだ


ほんとに一瞬で。


全てがスローモーションで見えた


まだこっちに気づいてない人


間一髪で助かった人


僕が助けた人


ほんの一瞬だけど


全て壊れた音がした。


まるで空間に穴が空いたような


そんな表せないような音


この世に未練なんてない


せめて君だけは


幸せにしたかったなと思う


なんて運が悪いんだろう


轢いた奴を絶対に地獄に落としてやろうか


まあそんなことは


めんどくさいから後にしよう


そんな僕は今何もない一面真っ白な


よくわからない空間にいる


空もなければ風もない。


ただ時間だけが過ぎていくような


ほんとに寂しくなる空間


それでも僕はここがどこだか知っていた


きっと天国なのだろう


僕は死んだそれは


紛れもない事実


考えたくないけど考えてしまう。


それでもひとつ疑問に思ってることがある


それは僕以外誰もいないことだ


この世界でこの瞬間


僕だけ死んだなんてあり得ない


なのに誰もいない


どう言うことか考えても


検討もつかない


僕はいったい何者なんだろう


いったいここはどこなんだろう。


「君は神様に選ばれた」


この声はどこからともなく


この空間に響きわたたった


僕は心のなかで思った気持ちが


爆発してしまった


「絶対イヤ!!!!!!!!、!」


え???


どこからともなく


多分口をポカンと開けて


なにこいつみたいな顔で言ったのだろう


だから僕はこの世界の誰よりも


大声で叫んだ


「めんどくさい!!!!!!!!!」


その瞬間、目の前に


それはそれはきれいな天女が現れた


天女さんは焦ったような顔で


ど、どうしてですか?


神様に選ばれたんですよ?


そんなこと言われても


死んでまでめんどくさいことしたくないし


てかなんでそんな勝手に決められても困る


私だって困ります、これは決定事項です。


絶対嫌だねそんなことしても


僕になんのメリットがあるの?


だから帰ってあと早く天国に行かせて


絶対だめなんです!!


これは決定事項で断ったりしたら


私大変なことになっちゃいます!!


そんなの知ったこっちゃない


天女さんが大変なことになっても


僕にはどうでもいいこと


そんな~ひどいです~


まあ諦めて天国に連れていくんだな


わかりました。報告してきます。


神様になるのを断ったりしたら


地獄に落とされるのにしょうがないですね。


え??!!!?


今なんと!!?


それでは私行きますね。


まってーーーーーー!!!!


わかりましたやります神様


神様やれせてください


お願いいたします!!!


ということで神様始めました。

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