アネモネ

第3話 届かない…手が！

好きな人ができるって、どんなことだろう。

頭がぼんやりして、心が透き通って、少し優しくなれる魔法みたいな？

いや、どんなにつまんない授業も楽しくなっちゃう催眠術みたいなもの！

恋して、みたいなあ。

そうそう。この前話した男の子、覚えてる？

面倒だから、頭文字とって、N君て呼ぶね。

今日、委員会決めがあったんだけど、偶然にも、彼と同じになりました！笑

嬉しいかって？そりゃ、うん、まあまあね。

だって、男の子フレンズ1号君だよ！しかもかっこいいんだよ！

モチベ上がりまくりです。ただ、お仕事は、大変です。

保健委員。通称、雑務委員。(笑)

他の委員会に分類されないお仕事が、割と回ってくるの。

今日もなぜか、掲示板に画鋲でぷすぷすお便り貼るように言われました。

くっそ〜〜笑

あ、でもここで胸きゅんエピソード。

私、身長低めだから、掲示板の上の方は届かなくてね、

ちょっと困ってたの。そしたらN君が来てね、

「上、やるよ。ていうか、画鋲大変だから、俺やっとくよ？」

なんてのたまったのです！うわ、優男かよ、こんにゃろ。

ていうか、最後の一言イケメンすぎません？笑

なんか、ラブ発生の可能性が微レ存？

うわーーー私、結構やばいやつだね。

こんなんで、惚れてまうのかーーー？

いやいや。彼はあくまでおともだちです。

でも、今日は、なんかハッピーな日でした。

うふふ。おやすみ。