第2話

瞬間。

ライリーの銃から黒と白の粒子が轟音をあげて放たれた。

爆音とともにスーツの男達が消し飛んでいく。


「こ、この銃!この威力っまさか、、まさか、こそ泥風情があの銃を持っているとは、、くそがぁぁぁあ!」


叫び声をあげながらスーツの男の体が砂の様に消し飛んでいく。



少しの沈黙。




ライリーの目の前一帯はくり抜かれた様に全てのものが消えていた。


「ふぅっ、こんなとこでrevolver【リボルバー】の弾を無駄にするとはな、まあ2番1個ですんだなら及第点だ、、、ったくついてねぇよ、」


ライリーは大木を背に苦笑いで呟いた。


「せっかく猛獣退治でこんな辺境の密林まで来たってのに、なんで国家部隊がでてくるかね〜」


リボルバーを腰にしまいながら、立ち上がり少し歩き、くり抜かれた大木の幹に腰を落とした。


「ここから1番近い町はっと、」

地図を広げながら考え込む。


「交易都市パラダイか。おし!ここにするか!とりあえず飯と寝床を確保しなくちゃなんねぇからな、、、、東に5キロくらいか、、、しゃーねぇ歩くか。」


ライリーは密林をかき分け歩き出した。




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