第4話あと5日

退職が近いこともあってか、やたらと店長との面談する人が増えていた。

気がつくと彼女はやたらと店長に頼みごとをしていた。業務の端から端までやってみていろんな人と仕事しているのを見た。

彼女をことを抱え込んでる問題の枠組みの外に出しているせいか、心が軽いのは確かだった。

『君以外の人には説明をしたよ。これは嫌がらせ、私のことを構わなかった君に対するね。

君も見てたと思うけど、本当に片っ端から仕事させてもらった。心残りがなくなったかと思ったら、心残りや願いが増えて増えるたびに泣いて吐いた。思えばかれこれまともな食事を摂るのは君との休憩時間が被った時だけだったと思う。毎日、こんな日が続けばいいのになんて都合のいい時だけ神に祈った。』

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