第313話 If. After the villainess:最初の一手





 優斗の質問は一時間にも及び、その全てをエリザは正しく答え続けた。

 時折、アガサと話し合いながら確認を終えた優斗は、確認したことを紙に書き起こすと、ふっと息を吐いて皆に笑みを向ける。


「さて、証言による証拠は出来たね。エリザさんは紛れもなく冤罪で貶められた」


 告げた瞬間、全員が喜びの表情を浮かべた。

 十四年前のあやふやなものを、明確な証拠として大魔法士が認めた。


「誰が騙されて誰が知らないかは興味ないけど、ウェイク王国の上層部に今と同じことをやれば、首が飛ぶ奴は最低でも何人かいるだろうね」


 仕組まれていることは分かった。

 そして、それが出来るのは上に近しい人間のみ。


「……あの、ミヤガワ様。異世界人とはいえ、そのようなことをやってしまえば立場が……」


「ああ、そういえば言ってなかったですね。僕が持つ最大の二つ名は『大魔法士』です。シルヴィが『大魔法士の右腕』って名乗ったのは覚えてますか?」


「……確かに先ほど、そのように仰っていたような」


「あれ、嘘でも何でもないんですよ。なので、たかが中堅国の国王如きが僕に逆らうなんて自殺行為に等しいんですよね」


 軽い調子で告げられたことに、エリザは目を瞬かせる。

 そしてバラッドに視線を送れば、彼は強い意志を込めて頷きを返した。

 それだけで彼女も優斗が大魔法士であることを信じる。


「我が主。この証拠を持って王城に乗り込みますか?」


「いや、少し早いかな。シルヴィ、世の中には順序ってものがあるんだよ」


 鼻息を荒くする家臣に対して、優斗はデコピンをする。


「まずはクズ男に離婚届を書いてもらおう。それで次に提出してみようか」


 楽しそうに、どうしようもなく嘲笑を含ませた笑みを浮かべる優斗。


「正攻法で王命というものを試させてもらおう」


「ですが我が主、試したところで……」


「ん? ああ、そうか。試すというのは語弊があるね」


 仲間は優斗がこう言い出すと理解するので、家臣にはあらためて説明する必要がある。


「シルヴィ。正攻法っていうのは、何のためにあるか分かる?」


 正しく攻めることに意味がある……というわけではない。


「馬鹿共を問答無用で追い詰めるためにあるんだよ」


 愉快そうにあくどい笑みを深める優斗。

 けれどカイトが慌てて口を挟む。


「で、でもあのクズは絶対に書かないです!」


「うん、そうだろうね」


 言うだけで書くような奴なわけがない。

 なので優斗は手を柔軟して、肩を軽く回すと席を立った。


「だから書かせるための下準備をしてくるよ。まあ、一時間ぐらいで終わらせるから」


 軽い調子で優斗は二階に上がっていく。

 その姿を見たアガサは、小声でシルヴィに話し掛ける。


「……尋問とは一時間で終わるものでしょうか?」


「暴力的な男ですから表向き、すぐに敵愾心を見せるでしょう。ですが我が主の力の前では無力も同然。刃向かう気力などすぐに消え失せるかと」


 さらには上から聞こえてくる扉の開く回数を確認して、シルヴィはやはりと思いながらアガサに伝える。


「おそらく執務室に置いていた霊薬も数本、持っていきました」


「……さすがにユキやライトには見せられませんね」



       ◇      ◇



 クズを叩き込んだ部屋では、縛られている男が床の上で暴れている。

 もちろん優斗は目を覚ましていたことに気付いていたが、精霊を用いて音を響かせないようにしていた。

 なので部屋に入って早々、外した肩の関節に蹴りを入れる。


「五月蠅いぞ」


 問答無用でダメージを叩き込むと、悶絶する男の髪の毛を掴んで顔を持ち上げる。


「自己紹介は面倒だから割愛だ。お前はただ、自分がやってきたことの報いを受けると覚えておけ」


 突然現れた見知らぬ人間が、いきなりとんでもないことを言い出す。

 痛みに悶えながらも男は睨み返すが、その勢いは優斗をはっきりと見た瞬間に消え失せた。

 意識した瞬間、圧倒的な恐怖と寒気に襲われたからだ。


「これから何をやるか、分かってないだろうから教えておく」


 けれど優斗は男の思考など無視して淡々と。

 無表情で、クズを見ながら宣言する。


「一応は尋問だ」


 パッと手を離して、顔が床に落ちたと同時に頭を踏み躙る。


「お前に言うことを聞かせるため、徹底的に叩きのめす」


 踏んだ足の裏で転がすように、クズの顔を真下から横に向けさせる。


「とはいっても、僕が持ってきた瓶が何か分かるか?」


 踏み付けながらしゃがみ、クズに四つの瓶を優斗は見せた。


「これは死者すら蘇らせる霊薬だ」


 軽い調子で話しながらも、それが意味すること。

 クズは自分が受ける仕打ちを想像して、思わず呼吸が乱れる。

 ただの脅しであるのなら、多少は虚勢も張れた。

 けれど目の前にいる少年は明らかにおかしい。

 人を殺すことも痛めつけることも、どうでもいいと言わんばかりの雰囲気を纏っている。


「刃向かう気概があれば殺す。心が折れてなければ殺す。従順でなくとも殺す」


 そして立ち上がると、どこからともなくショートソードを取り出し、抜いて、何てことないように男の肩に突き刺した。

 男は突然の痛みに叫ぶが、


「黙ってろ」


 痛みによって上がる声でさえ、恐怖で縛り付けて止めさせられる。


「今まで自分がエリザさん達に何をやってきたのか、覚えているか?」


 問い掛けに対して、男は驚きの表情を浮かべる。

 どうして見ず知らずの少年が、そのことで拷問しようとしているのだろうか。

 けれど男の疑問は解決されず、優斗はさらに言葉を重ねる。


「つい先ほど、エリザさんを殺したことを覚えているか?」


 男は思わず首を振りそうになる。

 いつものように殴っただけでしかないからだ。

 けれど、そのように言うということは……おそらく自分は彼女を殺した。

 あの女が死んだところで、どうでもいいじゃないかと言いたくなるが、


「同じことをやられても文句はないな?」


 目の前の少年に言ったところで、通用しそうにない。

 唐突な理不尽にどうしていいか分からなくなる男だが、そこで不意に気付く。

 霊薬を何本も持っているのなら、これはただの脅しで本当は殺さないのではないかと。

 自分に何かをさせるため、言うことを聞かせるためのブラフではないか。


「勘違いしているようだな」


 けれど男が希望を見出した瞬間、優斗は残酷な嗤い顔になる。


「お前が従順にならなくても大した問題にはならない」


 優斗が言っていることは確かにブラフ。

 男を従順に躾けるのは、エリザ達のためではない。

 家臣の教育に使えると思ったからだ。

 なので男が従順にならなかった場合、家臣に教えることが一つ無くなるだけ。

 要するに、だ。


「死んだところで、どうでもいい」


 もちろん心をへし折り、従順にさせる自信はある。

 だが、優斗の気持ちとしては言った通りだ。


「生きるか死ぬかはお前が決めろ」


 瞬間、肩から抜かれたショートソードが喉仏に刺さった。



       ◇      ◇



 一時間後、優斗は男の襟首を持って一階に降りてきた。

 そしてテーブルの前の椅子に叩き込む。

 すでに眼前にはエリザが記入を終えた書類とペンが用意されていて、準備は万端だ。


「離縁届だ。お前も署名しろ」


 普段であればエリザやカイトの姿を見て、声を荒げたりするのだろう。

 けれど今、彼にその余裕は一切無い。

 不安げに優斗だけを意識している。


「い、いや、あの、ですが、これは、お、王命で……」


「だからどうした。僕が書けと言ったのだから書け」


 優斗は軽く椅子を蹴った後、寄り掛かるようにクズの肩に手を置いた。

 椅子の振動で男は身体をビクリとさせるが、優斗は恐怖に怯える人間をゴミでも見るかのような視線で脅す。


「さっきも言ったが、刃向かう気概があれば殺す。心が折れてなければ殺す。従順でなくとも殺す」


 肩に置いた手に力を込める。

 痛みで男の表情が恐怖に染まったことを確かめてから、優斗は問い掛けた。


「口答えするということは、従順にはなれなかった。そういうことか?」


「ち、違います!」


「だとしたら早く書け」


 優斗の言葉に男は慌てて書類にサインをする。

 さらに押印も済ませ、素早く優斗に手渡した。


「あらかじめ言っておくが、敵愾心を見せた瞬間にお前は死ぬ。次は助からない」


 まったく興味がないように優斗が告げる。

 事実、死んだところでどうでもいいのだから間違ってはいない。


「それと霊薬の金は払え。ただで融通してやるほど僕は優しくない」


「お、お金はなくて……っ!」


「お前は爵位を持っていて、ここはお前の領地だ。だとしたら金がないのは誰のせいだ?」


 言葉を間違えれば、優斗は容易に男の肩を砕くだろう。

 なので男は慎重に言葉を選んで返答する。


「わ、私……です」


「そう、自業自得だ。とはいえ、お前には爵位も領地も過ぎたものだな」


 金がない。

 だから何だというのだろうか。

 生み出す術はまだある。


「あ、あの、それは、どういった……」


「領地も爵位も売り払えと言ったつもりだが、分からなかったのか?」


「も、申し訳ございません!」


 平謝りする男を周囲の人間が呆然と見ている。

 その中でもエリザとカイトは、たった一時間で横暴な男が従順になっていることに驚きを隠せなかった。

 というより霊薬を使ったということは、あの男は何度か死んでいるはずだ。

 まだ少年と呼べる優斗がそれを平然とやったことにも驚いてしまう。


「我が主。霊薬を何本使ったのかは聞いておりませんが、この程度の領地と爵位では金額が足りないかと」


 シルヴィが進言すると、優斗は少しだけ考える素振りを見せる。

 けれどすぐに纏まったようだ。


「そうか。だったら、それで済ませてやる」


 とはいえ、口約束で終わらせるわけがない。

 優斗は書類を作成すると、署名と捺印をさせる。


「あ、あの、これ……」


 署名が終わった男は書類に書いてある一部分に気付いて指差すと、優斗は何でもないように嗤った。


「爵位も領地も売れば問題ない。その旨は書いてある」


 そう、売ってしまえば問題ない。

 幾ら非常識な条件が付いていようと、その全ては無意味なのだから。


「僕が穏便でよかったな」







 再び男を縛り上げて二階の部屋に叩き込んだ優斗達は、エリザから色々と話を聞いていた。

 そして情報を纏め上げる。


「優兄、これで問題ないですか?」


「いや、もうちょっとかな。まだ二つほど引っ掛かってることがあるんだよ」


 可能性の高い予想はあるが、確度が低い。

 皆が優斗の発言に耳を傾けたので、優斗は続ける。


「一つは優希だけじゃなくて、ライト君も留学対象にした理由が分からない」


 色々と話を聞いて、この前提は当たりだと思っている。


「優希のことを『運命の相手』だと思われたら厄介になる。これは話したよね?」


 確認を取ると全員が頷いた。


「そうなるとウェイク王国の目的は優希ってことになるんだけど……だからこそライト君も一緒に留学を勧める理由が、いまいち分からないってこと。だからこれが疑問の一つ目だね」


 優希にとってライトは弟分だ。

 けれど他の国にとってはどうだろうか。

 歳の近い男女、しかも勇者と異世界人など穿って見ることは簡単だ。


「もう一つはエリザさんをここまで陥れるのに、誘導した奴が誰なのか」


 上層部にいることは確定している。

 けれど断定をすることは、まだ出来ない。


「国王も王妃も、そこまで頭は回らない。身近の不満をエリザさんに向けることは短絡的に考えることが出来ても、平民が持つ不満をエリザさんに仕向ける利口さを持ち合わせているようには思えなかった。そうなると全てをエリザさんに押しつけるため、誘導した奴がいると考えていい」


 そして優斗はエリザを見る。

 彼女ならばおそらく、優斗の疑問に答えを持っているはず。


「ミヤガワ様が引っ掛かっている二つのことは、わたくしの元兄が関わっているかと」


「元兄っていうと、馬鹿げた作品で活躍してたあいつか。随分と変に動き回っていたけど、あれが裏で糸を引いているんですか?」


「はい。一つ上なのですが、わたくしより劣っていることを認められず、面と向かえば常に罵倒するような性格の持ち主です」


 心が狭量というか、すぐに嫉妬して叫く。

 妹より何もかも負けていることが、矮小なプライドを刺激していたのだろう。


「とはいえ小賢しい考えには長けています」


「それで、ライト君を一緒に留学させる理由は?」


「ライト様と同い年の娘がいるのです」


「……そういうことか。ワンチャンス、狙ってる程度ですか?」


「いえ、相手としては最高峰です。王太子殿下とユキ様が難しくとも、ライト様にアプローチは掛けてくると思います」


 エリザは話しながら、ふと一つの可能性を思い当たる。

 というか、あの小賢しい思考の持ち主ならば考えるだろう可能性を優斗に伝えた。


「そして、いずれは移住も考えているかと」


「……なるほど。となると昨日の晩餐会か今日、会わせるつもりだったんでしょうね」


 優斗はすぐに理解したのか、馬鹿にするように息を大きく吐いた。

 けれど話の展開が早すぎて、理解している者は少ない。

 なので代表してアガサが問い掛けた。


「ミヤガワ様、そもそもの疑問があります。ライトはついでだとしても……何故、ユキなのでしょうか?」


 まずはそこから紐解く必要がある。

 優斗はウェイク王国の思惑を読み取っているだろうから、そこを説明して欲しかった。


「どちらかと言えば、最重要の配役は定まってる。あとは上から順にベストな選択をしたいだけだと思うよ」


「最重要の配役というと……」


 アガサは少しだけ考えると、合点がいったのか頷いた。


「王太子殿下の婚約者である隣国の王女殿下。彼女が最重要ということですね」


 確信を持った言葉に優斗も首肯して同意を返した。


「エリザさんは長く見積もっても数年の命だった。実際は今日死んだも同然だったけど、それは置いておこう。あれはクズ男の暴走でしかないからね」


 彼女の様子を見ていれば、命がそう長くないことは分かる。

 何もなければ数年の命というのは、ほとんどの人間が同じように判断したはずだ。


「エリザさんが死んでも不満が爆発しないのは……おそらく二年が限度。ということは死後二年以内にエリザさんの代わりが必要になるよね」


 余命と死後を合わせても十年は持たない。

 ウェイク王国はそれまでに代替を用意する必要があった。


「だけど元公爵令嬢という肩書きと同格、それ以下の生贄ではウェイク王国にとって刺激が足りない」


 初めての出来事ではない。

 二度目の出来事であるからこそ、人は慣れてしまう。


「また同じ奴か、と落胆する人間も出てくるだろうね。だからこそ、それ以上の相手が選ばれた」


 刺激に足る人物を。

 公爵令嬢以上に心が満たされる相手をウェイク王国は選定した。


「おそらくナスタ王国の第三王女に、政治道具以外の扱いはないはずだよ」


 ウェイク王国の目論見を考えれば、必然的にそうなる。

 同時に隣国のナスタ王国にとって第三王女がどういった扱いなのかも見えてくる。

 アガサも優斗が言いたいことに気付いた。


「血縁という影響力以上に、ナスタ王国優位な契約があるのでしょうね」


「だからこそ切り捨てられる。それこそがウェイク王国の利点になるから」


 優斗は自分の言っていることが、ほとんど当たりだと思っている。

 でなければ国王も王妃も王太子も、婚約者をあれほど軽んじたりはしない。

 国際問題の引き金となる『運命の相手』など探すわけがない。


「第三王女を罪人に堕とした場合、普通は身柄の返還だのとややこしいやり取りがあるだろうけど、それさえしなければナスタ王国優位の契約は残るだろうね」


 第三王女が親からどのような扱いをされているかは分からないが、それでも切り捨てられるような契約になっているはずだ。


「そして次に求めたのは王太子の相手になる。ウェイク王国は男爵令嬢の成り上がり・下剋上の物語は一度やってる。ということは――」


 優斗は辟易したような様子で優希に目を付けた理由を語る。


「――次に見たいのは、より希少性のある物語だ。同じ物語では面白味がない」


「だから一番最初に相手候補となったのが異世界人であるユキ、ということですね」


「もちろん、そっちは王太子の感情次第だから成功しなくてもいい。優希が駄目な場合は次々に用意して、そのうち一人でも噛み合えばいいだけ。物語も都合良く吹聴すればいい」


 やりようは幾らでもある。

 今の国王夫妻を記した物語のように、好き勝手都合の良い言葉を並べればいい。


「とはいえ、ここで王族を生贄に使うとなれば次はない。王太子の代が最後の安寧になる」


 二度あるのなら三度目を求める。

 けれど、その三度目は存在しない。

 格上の三大国は子供を輿入れなどさせないだろうし、ウェイク王国は時間が経てば経つほど荒廃していく。


「そうなると、大体だけど二十年から三十年が国を維持出来る限度になる。小賢しい奴なら、さっきエリザさんが言った通り移住を目論むだろうね」


 だからこそ裏でこそこそとしているエリザの元兄は、ライトを狙っている。

 娘を輿入れさせて、自分もタイミングを見計らって移住するために。


「とはいえ予想の精度を上げておきたいかな。叩き潰すのは明日にしようか」


 優斗は近衛騎士二人に視線を送る。

 二人は何も言わず、頷きを返してきたので指示を出す。

 さらにエリザと二点ほど確認を取った。


「訊いておきたいんですけど、王命は『マジェン男爵との婚姻』で間違いないですか?」


「はい、その通りです」


「もう一つは僕を――大魔法士を相手とした場合、国王が王命を撤回する可能性はありますか?」


「……いえ、ないでしょう。大魔法士様とはいえ、横やりを入れれば堪忍袋の緒が切れるはずです。王というものは国で『絶対』という意識を持っているでしょうから」


 エリザの返答を聞いて、優斗は一つ納得したように頷いた後で家臣に命令した。

 その時の大魔法士の表情は、それはそれは楽しそうで周囲の人間が戦慄したのは言うまでもない。





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