第309話 If. After the villainess:悪役令嬢の子供



 わざわざ独自に調理可能な宿を取り、さらに手分けして食材をしこたま入手した優斗が手料理を振る舞った。

 各々が舌鼓を打って満腹になると、優斗が今後について話を振る。


「それで、どこに行くつもりなの? この国が二人に留学を勧める理由なら、あの王太子に張り付いてもらったほうが分かりやすいと思うけど」


 優斗は一応の確認を取るが、はっきり言ってこの話題は誰しもが脇に置いていいのだろう。

 それほどまでにライトや優希の表情は別件に心奪われていた。

 だがアガサは年少者二人をちらりと見ながら、それでも優斗に言葉を返した。


「ミヤガワ様。一つ、確認させていただきたいことがあります」


「なに?」


「今回の留学打診の件、現状でどのように感じていますか?」


「どうにもおかしいとは思うよ。そもそもな話、今まで関わりなかった他国の大物を留学させる場合、ウェイク王国に必要なことは分かるよね?」


「事前準備と根回しですね」


「その通り。だけど今回の件はどちらもされてない」


 とりあえず誘ってみた。

 そんな風にしか見えない対応だ。

 するとライトが二人のやり取りを耳に入れて、単純な反応を示した。


「留学しなかったらしょうがない。そんな風に思ってるんじゃないですか?」


「いや、王妃や王太子の反応を鑑みるとどうにも熱が入ってる。その違和感は無視出来ないよ」


 ある種の品定めのようにも感じた瞬間だ。

 だからこそ無視するわけにはいかない。


「そもそもシルヴィだったら、何か裏を考えている場合にあの王太子を付かせる?」


「いえ、わたしなら付かせません」


「であれば大それた考えはしてないって可能性が高いよね。だけど……」


 優斗は言いながら腕を組む。


「前提条件が違っていたら、この思考は正しくない」


「前提条件……ですか?」


「それこそ王妃の言っていたことだよ」


 優斗は説明しながら彼女の言葉を思い返し、辟易したように息を吐いた。


「王太子が『運命の出会い』を感じるか否か」


 おそらく最重要となるのは、この部分だ。

 すると今度は優希が優斗の言葉に反応した。


「王妃様、言ってたのですよ。もしかしたら、わたしが王太子様の『運命の出会い』かもって」


「そうだね。仮に互いに『運命の出会い』と思ったのなら、優希の留学はそこで必定となる。逆に王太子が『運命の出会い』だと思っても、優希が違った場合は根回しや裏工作が始まる可能性は高い」


 王太子がどのような反応をするかが重要だった場合は事前準備が必要ない。

 これから動き出していくことになる。


「あの、だけど……」


 優希は優斗の説明を聞きながら、恐る恐る発言をする。

 王太子の反応は優希にとって、どうにも理解出来ないものだからだ。


「さっき宮川優斗とアガサが教えてくれましたけど、王太子様って婚約者がいますよね?」


 馬車に石が投げられる光景を見る前、バルストから得られた情報の一つとして優斗達が優希達に伝えて共有していたこと。

 その中の一つに、ウェイク王国の王太子には婚約者がいる、というものがあった。


「そうだね。バルストさんが教えてくれたけど、隣国のナスタ王国第三王女が王太子の婚約者だって聞いてる」


 平然と頷く優斗に対して、優希は信じられないとばかりに目を丸くする。


「だけど、それって変なのですよ! だって婚約してるのに『運命の出会い』って……っ!」


「優希の言う通り、普通に考えたら変なのは分かることだよ」


 婚約しているのに『運命の出会い』という言葉を他人に発する。

 どう考えても変だ。

 優希も当事者になりかけているからこそ、より顕著に違和感を覚えるのだろう。


「だけどウェイク王国の婚約は『運命の出会い』よりも軽い。そして蔑ろにしていい前例がある」


 今の国王と王妃が証拠であり、十四年前に行ったこと。

 その瞬間からウェイク王国では婚約の重要性が下がった。


「優希もライト君も忘れちゃいけないのは、今回の一件で王太子が優希を『運命の相手』だと思った場合、下手したらヴィクトス王国に被害が出る可能性もあるんだよ。だから留学の一件は脇に置いてもいいけど、決して忘れないこと。いいね?」


 無理矢理に留学させる手段は幾つもある。

 そのために優希やライトの周囲が危ない目に遭うかもしれない。

 だからこそ無視して放っておいてはいけない。


「はい」


「分かったのですよ」


 ライトと優希が素直に頷いたので、優斗は満足げな表情を浮かべた。


「それでは本題に入るとしましょう」


 次いでアガサが音頭を取って本題に入る。

 あくまで今の会話は忘れなければいいだけで、自分達が重要視しているのは次だ。


「我々は『運命の出会い』と『真実の愛』。その結末を知りたいと思っています」


 十四年前に始まった夢物語。

 けれど絵本や小説の最後に書かれるような、めでたしめでたし……という現在ではない。

 違う部分を優希やライトは見てしまった。


「彼女のことを井戸端で聞くだけでは情報が足りず、遠目から見るだけでは見誤ることでしょう。だからこそエリザ様に会わねばなりません」


 事実として何があったのか。

 そして今の彼女の状況は本当に真っ当なものであるのか。

 しっかりと判断しなければならない。


「それがライト達の望むことでもありますから」


 ヴィクトスの勇者と、その者を支える異世界人。

 他にも彼女の状況を見て、心動いた者達がいる。

 決して見過ごして終わらせてはいけない一件だ。


「皆様、こちらをご覧下さい」


 そしてバラッドが机の上に大きな地図を広げた。

 これは先ほど、食材を探すついでに手に入れた代物だ。


「地図には王国内の領地が、誰によって治められているか描かれています」


 領地ごとに区分けされており、その土地には管理している貴族の名が載っている。

 全員で覗き込むと、すぐにアガサが気付いた。


「おかしい部分が一つ、ありますね。おそらくここにエリザ様がいらっしゃるはず」


 アガサが視線でバラッドや優斗に問い掛ければ、彼らも頷きを返す。

 けれど優希は首を捻った。


「アガサ、どうしてすぐに分かるのですか? というか、おかしな部分ってどこです?」


 そんなにすぐ気付くということは、違和感が凄いのだろう。

 でも優希はそんなに早く分からない。

 なのでアガサが説明を始めた。


「いいですか、ユキ。貴族の領地とは基本的に、どのような割り振りがされると思いますか?」


「どのような……?」


 優希の首を傾げる角度がさらに深くなる。

 なので優斗が手助けした。


「あのね、アガサさん。僕達が元々住んでいた国は貴族とかいないから、その振り方で予想するのは難しすぎるよ」


 ある程度の知識があれば予想出来るとはいえ、優希にはまだ難しいだろう。

 なので優斗が噛み砕いて説明を引き継いだ。


「国にとって重要な場所――たとえば王都周辺だったり、広大な土地だったり、経済活動が盛んな地域……要するに流通の拠点は、偉い貴族が治めるのが基本なんだ」


「……なるほど。大事な場所だから偉い人が治めてるのですね?」


「そうそう。だけど僕達はウェイク王国の地方で大事な場所がどこなのか知らない。そうなると、どこに疑問を持ったと思う?」


「簡単に目を付けるなら……あっ、王都周辺ってことです!」


 優斗が頷くと、優希は地図をじっくりと見る。

 そしてすぐに理解した。


「アガサ達が疑問に思ったのは、ここなのですね」


 ビシッと優希が指を指した先。

 王都に隣接していながら、違和感をあまりにも抱くほど小さい領地。


「マジェン男爵領。婚約破棄されたエリザ様の嫁ぎ先がここになります」


 バラッドが説明を補足するように付け加える。


「彼女が嫁ぐ際、何故か男爵に王領を分割して与えられた土地です」


「バラッドさん。何故か、というのは正しくない。理由なんて限られてますよ」


 どうせ碌なことではない。

 現状、見たままであれば余計に。


「先に言っておくけど、希望は捨てておくこと。そして彼女の前では驚きも憐憫もしないこと。じゃないと傷付けることになるからね」


 優斗の注意に優希とライトは息を呑む。

 世界は優しい一面もあるが、それだけではない。

 そしてライトと優希が目の当たりにするのは、悪意を煮詰めたような状況。

 希望的観測をするべきではない。


「分かっているのですよ」


「ぼくも覚悟は……しました。いや、してるつもりです」


 ライトは覚悟していると言い掛けて訂正した。

 この中で勇者はライトだけだが、誰よりも醜悪な現実に耐性がない。

 言葉でどれだけ注意されても、予想が超えてくる可能性は十分にある。


「だけど自分の目で見ることが大切だと思うんです」


 辛いから、見ていたくないからといって逸らしたくない。

 真っ正面から見据えて受け入れる必要がある。


「他の勇者の皆さんに、追いつくために」


 ライトは自分が未熟だということを知っている。

 他の勇者が立派だと理解している。

 だからこそ成長しなければならない。

 トラストの勇者にアガサを拐かされた時、身に染みている。

 未熟なままであれば、いつか『後悔』すると分かっているから。


「この一件、ぼくは勇者として――決して退くことはしません」



       ◇      ◇



 翌日。

 宿屋を出た優斗達は馬車に乗り込もうとする。

 けれど前日とは違い私服となった優斗、バラッドと同僚の女性騎士があることに気付いた。

 なので優希達を先に車の中に入れてから、外で三人は話し合う。


「ユウト様。護衛と監視、どちらだと思いますか?」


「どちらでも関係ないですよ。昨日の段階で断ったんだから、周辺にいる連中は邪魔でしかない」


 隠れて様子を窺っている連中がいる。

 馬車を出せば、少し距離を取りながら同じく馬車で追い掛けてくるだろう。


「私達が片付けますか?」


 バラッドが尋ねると、優斗は首を振る。

 そして雰囲気を少しだけ変えた。


「いや、僕一人で十分だ」


 少しだけ左手を前に出して、横に振る。

 同時、草むらや物陰から人の倒れる音が聞こえた。


「さて、と。行くとしましょうか」


 優斗達が車の中に入ると馬が動き出す。

 各々、軽く緊張した面持ちではあったが、その中で優斗とアガサだけは本を読んでいた。


「宮川優斗、それどうですか?」


 彼らが読み進めているのは昨日、王太子から優希達が渡された作品――『運命の出会いと真実の愛』。

 何かしらの情報があるかもしれないと優斗は優希から借りて読み進めているわけだが、これが中々の苦行だった。


「凄まじくつまらない。都合の良い解釈を付け加えてるから、まったく響かないし刺さらないね」


 最初からノリがキツかった。

 出会った瞬間からお互いに運命を感じた……と書いてあるのだが、その時点で頭がおかしい。

 当時、婚約者であったエリザを蔑ろにしているようにしか思えない始まり方だ。

 中盤では少しずつ心を寄せる流れになっているのだが、出会った瞬間から互いに運命を感じているのなら何故、エリザと婚約を解消していないのか謎だ。

 最後はエリザを断罪してハッピーエンド、ということになっているが……男爵令嬢如きが公爵令嬢の婚約者を奪い取った挙げ句、感情だけで強権を振るったとしか思えない。

 これのどこに感動する要素があるのか分からない。

 文章としては常に国王と王妃のことを称賛しているのだが、現実の流れを捉えると優斗の抱く感想にしかならないだろう。

 優斗が読み終えてから、少ししてアガサも読み終わったが……眉間を揉みほぐしていた。


「これは、どうも……頭が痛いですね。絵本でもまだ整合性を取るかと思います」


「そうだね。何もかもおかしいとは思うけど、その中でも特におかしいと思ったのは――」


「エリザ様のご実家ですか?」


 優斗はアガサの問いに頷きながらも、少しだけ違うと伝えた。


「いや、正確には彼女の兄の動き。国王の親友として色々とアシストしてるし、断罪の時ですら公爵家として許可を出したことを伝えたのは兄だと書いてある」


 エリザには一つ上の兄がいる。

 彼は次期公爵であり、国王の親友として存在していた……のだが、何故か国王と王妃の関係を受け入れて推していた。

 断罪の際には父から了解を取ってきて、妹を罰することを賛成している。

 もちろん文章としては、仕方ないと言っているわけだが、


「脚色が過剰でない限り、彼らの動きのある程度は書かれてある通りだと思う。そうなると不思議なことがある」


「貴族であれば実家も咎を受けるべきではあるのに、それがない。とはいえ兄の功績を以て相殺になってそうですが……」


「だけど現実的に見ると兄の功績と妹の罪を相殺する前に、何とかなった可能性は非常に高い。僕としては“わざと”断罪をやったとしか思えない」


 おそらく国王と王妃の動きは、ある程度は間違っていない。

 その周囲の人間の動きもおおまかに合っているだろう。

 なればこそ、どうして断罪が起きたのか。

 彼らの動きを察すればこそ、もっと早くに婚約は解消されていい。

 親の世代が納得いかず婚約解消出来なかったとしても、たかが男爵令嬢如きの殺人未遂で断罪までは届かない。


「国中が熱狂した断罪劇。どうにも裏で糸を引く何かがありそうだね」


 優斗はそう言って、窓に視線を移した。

 すでにマジェン男爵領に入っているが、風景はどうにも寂しいものだ。


「元々、寂れている王都だったけど、それでも隣接してる割には酷い」


 荒れ果てている、と言ってもいい。

 時折見える領民はボロボロの服を着ているし、田畑も実りはあまりない。

 と、その時だった。

 馬車の速度がゆっくりと落ちていく。


「どうしました?」


 御者台に通じる窓を開けて、優斗が声を掛ける。

 御者はすぐ問いに答えた。


「道路に数人が集まっていたので速度を落としました」


 御者が答えていると、馬車に気付いたのか道路にいた数人が避けるように逃げていった。

 けれど速度が再び上がることはなく、段々と落ちていく。

 どういうことかと再び問い掛ければ、御者はゆっくりと首を振った。


「一人がまだ倒れているので、おそらく集団暴行していたのでしょう」


 御者の視界にはまだ、一人が道路の中央に伏せている。

 すぐ近くには彼の荷物であろう薪も落ちていた。

 なので止まるしかない。


「……いやはや、随分と末期なことで」


 助けるにしろ放っておくにしろ、倒れている人間を確認しなければならない。

 優斗は呟きながらバラッドと女性騎士を連れて外に出る。

 すると倒れていた人間――少年は優斗達が辿り着く前にゆっくり立ち上がると、服に付いた汚れを払い始めた。

 そして薪を拾って背中に背負うと優斗達に向かって、深く頭を下げる。


「馬車の邪魔をしてしまい、大変申し訳ございません」


「いや、気にしないでいいよ」


 優斗は軽く答えながら、少年の意外な頑丈さに驚く。

 怪我はしているようだが、赤の他人に手当されるのも嫌なのだろう。

 すぐにその場を去りたそうにしていた。

 けれど優斗は少年の容姿を見て……眉をひそめる。


「もしかして、なんだけど」


 目の前に立っている少年は十二歳前後。

 髪の色は汚れで少々くすんで見えるが金髪。

 さらには集団で暴行を受けていた、という事実。

 そこから導き出される可能性の一つを優斗は紡ぐ。


「この子って彼女の――男爵夫人の子供じゃない?」


 告げた瞬間、少年の目が見開いた。

 その反応から察するに、おそらく合っている。

 バラッドも少年のことをまじまじと見て、そして問い掛けた。


「君は……エリザ様の御子息か?」


「……はい」


 言われてしまえば似ている。

 バラッドの記憶にあるエリザの姿を、幼くして男性的にすれば。

 きっと目の前の少年みたいになる。


「……そうか。家に帰る途中だったのか?」


「その通りです」


 彼が薪を背負っていることから、何かしら火を使う作業に必要なのだろう。

 魔法科学が発展している今の世では随分と原始的なことだが、それがマジェン男爵領の在り方ということだ。

 バラッドは右の拳を握り締めると、優斗に向き直る。


「ユウト様。彼を馬車に乗せても構いませんか?」


「問題ない」


「……えっ……?」


 即行で許可を出した優斗と、その提案をしたバラッドに目を丸くする少年。


「君の家を訪ねる予定だったのだ。どうせなら君も荷物も馬車に積んだほうが早いだろう」


 バラッドは僅かに表情を和らげて、少年に語り掛ける。

 その姿はあまりにも優しげで、だからこそ少年は無意識に問い掛けた。


「……貴方は?」


「リライトの近衛騎士――バラッドだ」


「俺……いえ、私はカイトです」


「そうか。ではカイト、馬車の中に案内しよう」


 バラッドは少年が背負っている薪を受け取って同僚の騎士に渡すと、彼女はそのまま車の荷物入れに持っていった。


「ユウト様。木箱の上に薪を置いても大丈夫ですか?」


「いいですよ。その木箱、頑丈ですから」


 簡単なやり取りをしてから、バラッドはカイトを車の中に迎え入れる。

 けれどそこで、あまりにも綺麗な車内にカイトが臆した。


「あ、あの、馬車の中が汚れてしまいます!」


 自分の姿はあまりにも馬車の中に相応しくない。

 けれど後ろで待っていた優斗がすぐに言い放った。


「押し問答するのも面倒だから、バラッドさんの上に乗っけて」


「かしこまりました」


 バラッドはカイトを持ち上げると、そのまま自分の席まで連れて行って膝の上に乗せる。

 少しして馬車が動き出し同僚の女性騎士が隣に座ると、彼女はカイトの様子を見て、


「何ヶ所か怪我をしていますね。治療しましょう」


 治療魔法を掛けて、おそらくは暴行の時に出来たであろう傷を治していく。

 頑丈ではあっても痛みがなかったわけではない。

 傷が治るにつれて、カイトの強張っていた表情が段々を緩んでいく。

 そこでようやく落ち着いたカイトは、車内にいる人達を見据える。

 服装からして、貴族ではあるだろう。

 バラッドがリライトの近衛騎士と言ったからには、リライトの人達である可能性は高い。

 けれどどうして、彼らがマジェン男爵領に来たのかがカイトには分からなかった。


「……あの。皆さんはどうして、我が家に来ようとしたんですか?」


「知るべきことがあると思ったからです」


 アガサがカイトの問いに答える。


「知るべきこと、ですか?」


「ええ。決して見逃してはいけない現実があると、そう思ったから貴方のお母様にお話を伺いたいのです」


 強い意志が込められた言葉に、カイトは少し黙る。

 どのように反応していいか分からなかったからだ。

 今までアガサのような言葉を掛けてくれた人はいない。

 信じられる人間など母であるエリザしかいない。

 だからこそ戸惑ったのだろう。


「分かり……ました。母と話すだけであれば……」


「はい。決して傷付けることはしません」


 アガサもカイトの戸惑っている理由が分かっているからこそ約束する。

 その声音に裏がないと思ったからか、カイトも少しだけ表情を和らげた。



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