悪役として

 橋のたもとから湧き上がる黒い闇に押されて、川は濁流を帯びて流れてゆく。ここから始まるにしてはどこか暗闇がたちこめていて、川の行き先が見えない。


「一緒に見つけよう」


 勢い任せに言ってしまったが、まるで山岡千鶴に告白したみたいで、内心そわそわした。これは一種の約束で、あの鶴に代われるなら、と提案したのに違った意味で捉えていたらどうしようか。

 若干焦り、でも、どこかでそうあってほしいと願っている。


 しかし、山岡は何も言わなかった。暫く茫然としたかと思うと、くるっと身を翻して歩き出した。

 俺は心配になって後をついていく。


 今の山岡の心の根っこは前と変わっていないのなら、きっとまた自死をするタイミングが来る。そうそう人は変われるものではない。俺がそうであったように。そして、自殺のタイミングは俺が見ていないところで起こる可能性が高い。俺がいくら彼女の命の引き金を引く術を握っているからと言って、違う拳銃が出て来ては意味がない。


 だから、じっと見ていた。

 いつもの登下校のようにそこにある日常は変わらない。


 彼女が前で、俺が後ろで。それをずっと繰り返す。彼女がどこへ足を向けようが、俺はついていくし、彼女は俺を見て見ぬふりをした。


 さっきの言葉やっぱり気にしているんだろうか。俺が変な事を言ったから、どうしようか迷っているのか。『一緒に見つけよう、この鶴が千羽になるまで』なんて、山岡にとっては嫌な一言だろう。彼女の全てを奪っておいて、それに代わるものを突き付けたなんて、お節介にも程がある。


「どこまでついて来るの?」


 ようやく口を開いた彼女の第一声が俺に降りかかる。

 彼女を深く傷つけてしまった。そう感じ取れる、そんな一言でも嬉しかった。


 俺は鈍感で人の感情が汲み取りづらい性格だ。それは池谷が指摘したように、自殺をしようとした直前の笑顔を、吹っ切れた笑顔だと勘違いするほどに、俺は鈍感だ。


 苦手だった。どんな奴か、どんな笑顔か判断するとか、女子が何を思って、あんなに女子同士で群れているのか、人から言われるまでこの鈍感さは気づかなかったが、普段へらへらしている池谷のキレた表情を見ると、鈍感な俺でも流石に本物の感情だと確信した。


 一体どこまでが彼女なのだろうか。一体どこからが彼女の笑顔なのだろうか。


「一緒に見つけるまで」


 ぼんやりと山岡の顔を見ていて、ありきたりな答えを返してしまう。


 はっとなり、山岡のことを見つめる。

 彼女は俯いている。少し陰った顔はまだ自殺を望んでいるのが分かった。


 彼女の今後が分からない。俺の約束が山岡の命をどこまで保てるか分からない。もっと具体的に言えばよかったのだろうか。すると、告白とかするだろうか。いっそ『生きてほしい』なんてありきたりな答えを返せば、いいのだろうか。いいや、それだと山岡は今、目の前には居ない。


 じっと見つめているこの瞬間が永遠になればいいとか、思うのが俺の心の奥にあるものの正体なのだろうが、俺は彼女に何をしてやれるか全然分からないから、見つめているのもいたたまれない。すぐにでも顔を逸らしたかくなる。だから、池谷の言ったあの正体とは違うような気がした。


 俺が山岡のことを何一つ知らないことは知っているのに、それが山岡の前に立つことにつっかえることになる。俺が向き合ってはいけないと思わせる。なら、俺は彼女に何をしてやれるんだろうか。



 ◇◇◇◇



 山岡は住宅街のある一軒家の前で足を止めた。

 その一軒家は隣に立ち並ぶ家とさして変わらない構造をしていた。玄関には灰色のインターホン。隣には駐車場。しかしその駐車場には車はなく、もう夜も遅いと言うのに、家からは電灯の灯りさえなかった。人の気配がない家にそれとなく目を逸らして、こういう家庭もあるのだと、自然と飲み込んだ。


「帰らないの?」

 そう告げた山岡の表情は曇っていた。

「大丈夫。私、家では死にたくないから」


 思わず山岡と家を見比べた。


 ここが山岡の家だったのだ。


 そんなことも気づかずに、茫然と俺は山岡後ろをついていき、今電柱のように佇んでいる。


 しかし、大丈夫と言った山岡の顔はどちらかと言えば、まだ霞んでいて、そして笑顔を浮かべていた。その霞に、俺は違和感を覚えた。どうして、違和感があるのかと、頭の中で逡巡し、気難しいことを並べた。


 昔、死んだ木村吉野(きむらよしの)もそんな顔をしていた。霞ませ、笑顔を貼りつけ、軽い言葉を吐いて、感情を見せなかった。どこにも彼女が居ないのは分かっていた。彼女は自分を作るのを諦めていたのだ。何か隠している風にじっとその霞の下で身を潜めていた。


 そんな木村と目の前の山岡を合わせて見ると、木村と同じく山岡は辛いことを笑顔で覆い被せているように思えた。


 俺の目がその姿を映して熱くなる。俺の表情を見て、ぱっと山岡は笑顔を止めた。


 そっちの方がまだいい。彼女はどこかに置いてきた感情を捨てたように扱っているけれど、きっとまだそこにあるんだ。その感情を、山岡はまだ持っていて、出し切れていないんだ。


 山岡の作り笑顔が分かるなんて、嘘をつく。

 そんな笑顔が分かれば、もっと早く救えたはずだ。俺はただ山岡の隠している感情だけ知っているのだ。その仮面を外さなければ俺が提案した約束ができないことを知ってしまったから、けしかけた。そうじゃなきゃ、そう見せなきゃ、山岡はすぐにその感情を見せなくしてしまう。


「なんとなく」

 なんて、エスパー染みたことを言ってのける。


 知れたのは、木村吉野が居たからと、俺も山岡と同じ風に隠しているからだ。

 呆れたような山岡の顔。ちょっとだけ、彼女を楽しませられただろうか。こんな冗談で良ければ、何度でも言ってのけられる。


 今日は大丈夫そうだ。

 ほっと落ち着いて、俺は帰ろうと向き直った。しかし、ふと気になって立ち止まり、山岡に視線を移す。


「また明日」


 明日も生きているように、祈りを込めて。


 学校で会えたらいいが、俺の「またね」の挨拶で、山岡は全くその気がないように感じた。さっき感じたおぼろげな感覚のままで、彼女は手を振って来た。これが相手の心だと勘づいた。手に取るように分かりはしないが、山岡は諦めていないことは理解できる。


 明日は学校に来ないつもりだ。

 そんなの、どうすりゃいいんだか。


 自分を変えるのさえ悩んだ挙句、ここまで来たのに、人の心を変えるなんて出来るのだろうか。俺が?でも、確かに此処に彼女は居たのだから、今日は変えられたのではないのだろうか。


 山岡と別れた後、橋を渡り、家とは逆方向へ。頭を冷ましてから家へと帰ろうと思ったのだ。

 そこには車が行き交い、矢継ぎ早にテールランプに照らされた歩道が続いていた。ほんの少しの灯りが照らされると思ったら、すぐに消えてなくなる。漠然とした暗闇が広がっては、それを打ち消していく光景に、光は儚げなものに感じられた。感情すら光の一つに過ぎないものに思えた。


 橋を渡っていくと、いつもと違う風景が広がっていた。そこにあったのはぽつんと佇む一つの影。橋の上で川面に向かって立っている人影があった。川に向かい、はぁと息を吐いている。冬ならその息は曇るのだろうが、今は夏。まったく息は形を成さなかった。



「池谷?」



 その影に俺は声をかけた。



 ◇◇◇◇



 テールライトが頬に掠める。ちかちかと光るそのライトは奴の目を照らさないが、それでも瞳は闇夜の中で輝いていた。うっすらと鋭く瞬く池谷の双眼。そこでやっと俺は奴が瞬きをしているのだと気づいた。俺に気付いて面と向かって、その光を突き刺してくる。


 ここであった出来事をまるで知っているかのように、山岡を助けた場所で奴は立っている。本当は一部始終見ていたのでないのだろうか。


「待ってた」


 池谷は俺に一言放り出した。

 奴の瞳はいつもの薄気味悪さを含ませていた。その気味悪さが周りの暗さも相まってずっと深くなっている。


「山岡とは、上手くいったか?」


 やっぱり知っているのではないか。


「見てたのか?」


 池谷はそこで破顔させて、俯かせた。


「見てないから、知らないから、気になって待ってたんだ」


「すとーかーみたいだ」


 この返しは山岡とまるで同じだな。彼女は『えすぱー』と言ったが。


「そんなものと一緒にされるのは心外だなあ」

「お前は何と一緒にされんのがいいんだよ」


 くすくすと池谷は笑う。その行動や表情がいつも通りでなぜか安心できた。放課後に叱った池谷の形相はこれまでにない程、恐ろしかった。あの時は俺がミスした怒りと、時間がない事での焦りが奴をあんな表情にさせていたのだかもしれない。


 すっと横を猛スピードで車が通り過ぎた。風がなぎ、ひんやりとする汗に心を収める。









「間に合ったよ」


 池谷に答える。

 すると池谷は笑いながら…


「良かった」


 震える声で、片手で口を覆った。俯いた顔からは、その本当の表情は読み取れなかったが、目を潤ませて最大限の笑顔をこぼしているに違いない。奴は気づきやすいから、山岡のことはきっとずっと前に気付いたのだろう。

 張り詰めていた緊張がほどけたのか、池谷はその場にしゃがむ。肩に掛かった藍色の鞄が地面に着く。


「小学校からの付き合いだから、山岡の異変には気づいていたんだな」


 池谷はその場でぶんぶんと頭を振る。まだ俺の問いには答えられず、蹲っている。車の通過音が鳴り響く中、口の中から自然と落ちていく言葉に悩まされている。良かった、良かった、そうずっと言い続けている。


 俺は口を噤んだ。


 どうすることも出来ないのに、奴のしたことを知っていることも知らないが、池谷は俺と同じくらい山岡の心配をしていたのを知り得てしまった。


 この状況をどう動かすことも俺はしたくなかった。動かすなら、池谷が動かしてほしかった。この状況下で、主導権は池谷が握っていた。その主導権を奪えるほど俺には動く力がない。これからどう動くなんて全く考えられていないからだ。まだ俺と山岡の関係は終わっていない。


「俺は、あいつを小学校のころから見てたんだ」


 池谷の顔がゆっくりと上がる。


「目片みたいな感情とか、そんなん別に抱いてないよ」


 真っ赤な目が俺の視界に映し出される。

 赤く染まった池谷の頬が感情の紅潮を示していた。


「目片夜ごはん付き合ってくれるか?」


 ぶーと背後からクラクションが拒否した。

 彼ら、車の日常はこうして会話を邪魔する事なんだなと理不尽に思った。



 ◇◇◇◇



 連れて来られたのは、黄色と赤の目覚ましい色合いが基調とされるお店だった。先ほどまで夜の暗闇の中を歩いていたものだから、目が痛い。この差はなんとか埋めたい。目を細めて、店内を見回すが、やはり慣れないのか、次第にちかちかと頭の中が点滅し始めて、世界がひっくり返る。


「お前は何を頼む?」


 注文を池谷が代わりに取ってくれている。

 レジには俺達より二、三歳年上の女性がいた。にこっと笑いかけられる。


 見にくいメニューにでかく描かれているセットに目が移る。どのセットがお得か、どれがおいしいか、余りこういう場所に来ないから分からないので適当にそのセットを指さす。お金はある。どのメニューでも払える。それよりレジの女性の目線が痛いから素早く決めてしまいたかった。

 頼めば目にもとまらぬ速さで女性が用意してくれて、席に着いた。


 それにしても明日どうしよう。このままじゃ、山岡はきっとまた死を選ぶ。


「なあ、目片は言ったか?」


 唐突に池谷が聞いて来る。



「山岡に告白」



 心の中でのみドリンクが噴き出す。

 妄想で良かった。


「目片は全く表情が揺れないな」


 池谷はつまんなそうに笑みを含ませて、オレンジジュースの入ったドリンクのストローを口にはさんだ。ちゅるちゅるとオレンジの液体が口に吸われていく。ぺったんこになったストローを口から離し、池谷は投げやりにジュースを机に置いた。

 ポテトが一個だけ飛び、床に落ちる。


「つまらないな」

「だと思った」


 俺は同意する。池谷のことを少しだけ分かった。

 今日は何かと手に取るように分かる。

 ずずずっと俺は黒い弾けるような液体を飲む。


「小学校のころ、あいつに助けられたんだ」


 恥ずかしそうに池谷は目を背けた。


「あいつさ、ポテトをくれたんだ」



 ◆◆◆◆



 寒空の下、親と喧嘩して外へ飛び出した。


 白い息を吐く。その白はすぐに霧散して空に消えていった。黒い空へ登っていった息は輪郭もはっきりせず溶けていく。

 寂しい公園で一人ブランコをこぐと、きこきこと小さな音が惨めに鳴った。手がブランコの鎖に触れてまた冷たくなる。揺れるたびに風が吹き、寂しさがまとわりついた。凍り付きそうな体を、ブランコを止め、座り、手に息を吐くことで、温めた。


 どうしよ。


「池谷くん?」


 そこで声をかけたのは同じクラスの女の子だった。


 小学校では、いまいち接点がなかった子だ。白い肌に黒くぱっちりとした目をしている、背丈が俺と変わらない女の子。ランドセルは赤い色、髪は黒色、そのコントラストがやけに印象に残っていた。その時は私服でキャメル色のジャンパーとピンク色の手袋をしていた。白い肌をしていたから、キャメル色がやけに際立つ。


 俺はいつものようにケラケラと笑って見せて、嘘っぽい笑い方をし、その山岡千鶴と言う女の子に笑いかけた。こうしていると俺の感情が隠せて便利だった。


「どうしたの?」と聞いてきた。

 その山岡千鶴の首には白色のもふもふとしたマフラーを巻かれていた。手には紙袋を抱いている。どこかの帰りのようだ。


「こんな時間に遊びに来ちゃおかしい?」


 返って質問する。こうすることで、自分の理由をはぐらかせられる。処世術と言うのだろうか、それを小学生のころから理解し、使っていた。山岡はそれにはまったのか、それとも俺の背景が分かっていたのか、笑みを顔に貼りつけて、「そっか、それもそうだよね」とわざとらしく表情を濁した。


 そういうところは俺と似ていた。忘れたいことを言わない。隠し事はきっと最後まで口からは出させない。薄幸自慢だなんて柄じゃない。徹底して関わらないことを信条としているんだ。


「でもね、お腹空いてるでしょ?」


 ぐうぐう鳴っているお腹の虫は終始言うことを聞かず、彼女にご飯をねだり続けた。彼女はそれを悟って、頷いて、手に持つ紙袋の中から手袋の上からポテトをつまみ、俺に渡した。


 その温もりは、寂しく寒い俺の心に重く圧し掛かった。


「あ、ありが、と……う?」


 彼女は「どういたしまして」と言って隣のブランコに座ってハンバーガーを頬張り始めた。


 彼女の家庭状況なんてそれだけで理解できる。推測して、それほど良いものではないのだと、認識して、それでも俺は彼女には何もしなかった。出来なかった。


 ずっと観察していた。


 人の状況や環境を、関わるのが怖かった。だから、救える人をたてるしかない。誰かに関わって、救える奴だなんて果たしてこの世界にいるのだろうかって思ってた。ヒーローは本当の所居ないんじゃないだろうかって。


 日曜日に見るあの戦隊ヒーローは偽りで、本当は俺みたいに背中を押さなきゃやらないやつばっかりで、だったら俺がやるしかないのではないかって。

 俺は出来ないが、他人させるのはひどく悪役染みていて、笑えた。


 ハンバーガーを頬張る彼女はどこかを見つめて、俺には目の前には写らない何かを眺めていた。楽しそうなその笑顔に、どうしてそんな状況なのに笑顔を貼りつけて全てを隠せるのか、胸にすとん、と納得がいった。


 彼女の『本当』は此処にはないんだって。


 高校生になってまた改めて彼女を見たがやっぱり変わってなかった。より一層その白い肌は増していて生気が感じられなくなっていた。


 そして出会った。彼女が好きで、気になってて彼女のためなら何かをしてくれるようなう奴を。

 うっすらと昔のことを聞き出し、彼女を救ってくれるよう、促した。自殺した昔のクラスメイトを聞き、そして彼女を救うにはどうしたらいいか、記憶を掘って、気づかせる。俺にはこんなことしかできない。


 関わった奴が死ぬなんてこと、それを見過ごすなんてこと死ぬほど嫌いだった。

 俺は嫌われたっていい。悪役になってもいい。


 せめて、あの子を救えさえすればいい。


 悪として。



 ◆◆◆◆



「だからあいつさ、きっとこうしてくれること、待ってるんだよ」


 池谷が昔に思いを馳せ、耽る。何を思っているのかそこから読み取れない。しかし池谷は確実に何かを企んでいるのだけは分かった。


 赤と黄色の店内の中、池谷の声だけ鮮明に聞こえてくる。その声にはいつもの軽快さもあるが、重い物も乗せられていた。


「このポテト、とか。奢ってやれないかなって」


 ポテトを掴み、池谷は俺に差し向ける。焦げ色がついた黄色いポテトの先端がくるくると俺の方を向きつつ回っている。


 お前はどういう選択をしたい? と問いかけてきている。池谷が提案している? のか。それは山岡にポテトを奢ってやれ、とか言いたいのか?


「お前が奢ればいい」


 ぷいっとそっぽを向き俺は言葉を投げた。

「違いないな」と池谷ははははと豪快に笑った。


「笑うなら、泣いたらいいのに」


 呟いた言葉に山岡の顔が思い浮かぶ。彼女の笑顔の裏に隠れた表情を見たい心はあった。そんな顔を見れる特別になりたいと思ってしまっていた。


 あわよくば……


「で、どうする?」


 あわよくば? 俺はあいつに?


 頭を振る。


「思いつかない。お前の言う通りやってみるよ」


 エビフィレオのハンバーガーを口に押しやった。その甘酸っぱい香りのエビとソースの組み合わせに、なぜか口内で苦さが滲み出た。


 俺はきっと言いたいんだ。

 彼女を救うんじゃなくて、もっとずっと前から、池谷が言ったように、彼女にある言葉を……

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