第3話 初恋

心の中に芽生えた、暖かな感情。あの空に浮かぶ星のように輝いていて、私の生活の大半を占有している。手を伸ばせば逃げていき、そっぽを向けば名を呼ぶあなた。いつからこんなに、君を愛おしく思うようになったのか。初めての感情に、戸惑い、揺れて、笑みが溢れる。苦しいけれど、嫌でない。君のためなら、死んで見せよう。だけれどまだ生きて、君と過ごしたい。どうすれば、君に近づけるだろうか。その瞳に見つめられたら、身も心も焦がしてしまうだろう。君はどう思っているの。教えて欲しい。明日は君と、話せるかしら。

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