3話 空の運命


「咲さん」

 咲さんがいるなんて、偶然だな。

「城斗さん、空、お好きなんですか?」

「ああ、よく来るんだよここに」

「へぇー・・・」

 って!やばいじゃん!部活ほったらかしにしちゃった‼あぁ、どうしようどうしよう...また先生に怒られるのやだな。

「悲しい顔してるけど、どうしたんだ?」

 ほっとくわけにもいかねーし、助けてやりたい。

「ゴシゴシ、い、いや、何でもないです」

 この事、城斗さんにバレたら...やだな。

「本当か?目赤いじゃん」

「本当、大丈夫ですから・・・気にしないでください」

 やめて、あまり聞かないで、また、涙が...あぁ、目の前がぼやけ...て...

「何にもないわけねーだろ!泣いてんじゃねーか!」



 え...



「部活で、何かあったんなら言ってくれよ!力になりてーんだよ!」

 私の事をそんなに思ってくれてるなんて...

「で、でも・・・」

「でも、じゃねー!お前に何かあったら俺が守るから!だから!俺のそばにいてくれねーか?!」

 また、涙が...でも、この涙は辛いからじゃない...嬉しいから...

「ウッ、ウゥ・・・」

「・・・・・・・・・・・ハイ・・・」



 こうして、私と城斗さん...いや城斗くんとは、カレカノになりました♪

まだまだ不安もいっぱいですが、二人で幸せになれるよう日々頑張ってます!

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