運命の出会い
暑い夏。
初めての甲子園駅。
不安や新しい事へのドキドキが止まらない。
賑やかな広場を抜け、緑に生い茂った甲子園を目にする。
沢山の高校生達が列をなす。
専用の入り口を探し、黄色いシャツとドリンクやお菓子が入ったプラスチックの箱を渡された。
給料は完全歩合制。
売らなければお金は入らない。
はっきり言って、売る自信はない。
ドキドキが止まらない。
スタッフが集められて、軽いミーティングが始まった。
ふと同じスタッフの1人に目がいった。
背が小さく、明るい髪色。
一重まぶたで気の強そうな印象だが、少し前歯が出ていて笑顔が似合う。
リストバンドをして、元気そうなお洒落な女の子。
だいたいが連れ同士で来ている感じだったが、彼女も一人の様だった。
「あの子と友達になりたい!!」
ただ漠然とそう思った。胸がキラキラと高鳴った。
分かり合えない娘を持つ全てのお父さんへ 分かり合えない父を持つ全ての娘さんへ 蟻もんじ @arimonji
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。分かり合えない娘を持つ全てのお父さんへ 分かり合えない父を持つ全ての娘さんへの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
人間AIの観察日記/あーく
★9 エッセイ・ノンフィクション 連載中 29話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます