人生の中心は友達?

中学時代、父の説教の中に必ず出てくるのは私の当時の1人の友達の話だ。

必ずその子の事を悪く言う。

彼女のことは何も知らないくせに全否定する。


中学生の頃ぐらいから、友達というのは親よりも心が近く、大切だ。

人生の中心は友達なのである。


悪い友達と一緒にいると悪くなる、というのは正しいと思う。

それを父は必死に止めるのだ。


顔ぐらいしか知らない友達のことを苗字呼び捨てにし、

「あんなやつと遊ぶな!」と言う。


"あんなやつ"という基準、どこからくるのだろう。

・住んでるところがヤンキーばかりの団地

・見た目が茶髪でピアスをしている

・親が離婚している


私は泣きながら否定する!

彼女の何を知ってるんだ!!と。


実際は自分でもよくわからない。

その子のいい所を述べよと言われてもすぐに出てこない。

ただ、彼女はその時の自分の居場所なのだ。


そんな事を親に理解してくれと言っても無駄である。


実際その子とは、高校から別々になり、ほぼ会うことは無くなった。

今でもSNS上で繋がりはあるが、会うことはない。


高校卒業後、たまに連絡があればこれだ。

「お金貸してくれへん?」

本当に貸せるお金などなかったので、やんわり断っていたが、

それからだんだん会うことは無くなった。


あの時、父に何も言われてなければ何か変わっていたのだろうか。


人生が変わっていたのだろうか。


今の時代、いじめなどで命を落とす人もいる。

親は心配でたまらないだろう。


その子たちに言いたい。

小学生時代の友達は、小学生の時だけの世界である。

中学生時代の友達は、中学生の時だけの世界である。


高校に入れば、世界が今よりも大きくなるのは間違いないだろう。

高校に行かず、働く人も社会に出る事で世界が広がる。


1つ言えるのは、

そこで止まってはダメだ。

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