にゅうめんの日
私は小学生の頃、高校は地域で2番目の高校へ行きたかった。
ただ漠然と、確か吹奏楽が有名だったのかもしれない。
小学生の頃はそこそこの学力で塾に通ったり、自宅で母に嫌々教わったり、
しかし中学に入ってからは先生を敵視していて授業を真面目に受ける事などなく、気づけば完全に落ちこぼれだった。
それと日々の素行もあり父と母から説教を受ける日も多くなった。
それは決まって晩御飯の時だ。
当然その時にしか顔を見ないのだから。と言われても、
本当にご飯がまずくなる。
大好きなにゅうめんの日、父に怒られながら食べて、
泣きながらにゅうめんを無理やり口に押し込んだ事は今でも鮮明に覚えている。
「早く食べて!」「部屋に帰りたい!」
ご飯の時間、頭の中はそれだけである。
だからかな。
ご飯という物に美味しいイメージがない。
一番美味しいのは、自分で作ったインスタントラーメンだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます