にゅうめんの日

私は小学生の頃、高校は地域で2番目の高校へ行きたかった。

ただ漠然と、確か吹奏楽が有名だったのかもしれない。


小学生の頃はそこそこの学力で塾に通ったり、自宅で母に嫌々教わったり、

しかし中学に入ってからは先生を敵視していて授業を真面目に受ける事などなく、気づけば完全に落ちこぼれだった。


それと日々の素行もあり父と母から説教を受ける日も多くなった。


それは決まって晩御飯の時だ。

当然その時にしか顔を見ないのだから。と言われても、

本当にご飯がまずくなる。


大好きなにゅうめんの日、父に怒られながら食べて、

泣きながらにゅうめんを無理やり口に押し込んだ事は今でも鮮明に覚えている。


「早く食べて!」「部屋に帰りたい!」

ご飯の時間、頭の中はそれだけである。


だからかな。

ご飯という物に美味しいイメージがない。

一番美味しいのは、自分で作ったインスタントラーメンだ。





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