第8首 ツバメ1
ツバメの子
すくすく育て
青空へ
私がこの家に来てから三年目の初夏。
なんと、玄関先にツバメの番がやってきました。
主人のおじいさんとおばあさんがこの家に暮らしていた頃は毎年来ていたツバメでしたが、おばあさんが施設に入ってしまってからは、パタリと来なくなっていたそうで、少なくとも五年は姿を現しませんでした。
ですが先日、今年初めての真夏日を迎えた日に、彼らは突然やってきました。
そして、ずっと残しておいた空のツバメの巣に入り、今年はそこで子育てをしようと決めたようです。
元気だった頃、おばあさんはツバメたちをとても大切にして、子育てする様子を嬉しそうに眺めていたそうです。
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