4月24日 人間人間
元々この書き物は、小説を書くにあたってのウォーミングアップというか、文章を書くということを自分に馴染ませようと始まったもので、小説のような文体で一日にあったことをできるだけ装飾してお洒落に書くことを目的としていた。はずだった。それがいつの間にか痛々しい自分語りポエムになっているのは、由々しきことのように思える。というのも僕が最近余裕を取り戻して、そう思えるだけの視野を取り戻せたのだと言うこともできるのかもしれないけれども。
そういうわけで僕は再スタートを切った、のだと思う。4月6日から学校が始まるのに合わせてかかりつけのメンタルクリニックへ行き、いつもの抗うつ剤に加え今回から睡眠導入剤も処方してもらった。薬のお陰で最近は午前1時には眠ることができる。午前4時台の時間に一度は目が覚め、そこからも倦怠感で暫く動けず悪いときは4回も起きたり寝たりを繰り返しながら結局動き出せるようになるときには午前11時くらい、という日を繰り返しているけれど、それでも朝起きて夜眠ることができていることで、ようやく少し人並に近づけたような気がした。
先日ゼミにも出席して、胃が握られているような痛みと不快感と、両手と眼球の震えと気持ち悪さに寿命が確実に消耗されているのを感じながらも、5時間少しの苦難を耐え唯一の知り合いとの再会も果たした。
誰に話してもきっと上手くは伝わらないと思っているけれど、薬を飲んで初めて僕は人間に戻った気持ちで居る。人間に戻っている途中、戻りつつある。病んでいようが引き籠っていようが僕が生物学上人間だとか、社会に参画していなければ人間ではないなんて思想は差別的だとか、つつけばボロだらけのまったく整合性のない表現で申し訳ないのだけれど、これ以上に僕がこの気持ちをぴったりと表現できる言葉は僕の貧相なボキャブラリーからは出てこないのだ。
人間に戻った!
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