3月17日 ぼやき


 関係が終わるときは大体こっちから終わらせてしまう。そうでなかったとしても、原因をつくっているのはいつも僕の方だ。


 僕がまともに生きられていたら、メンタルクリニックに世話になることもなく普通に学校生活を送って、留年もせず、普通に進級できていたら、普通に信頼を得て、普通に関係を重ねることができたのかもしれないと一生引きずり続けなければならなそうなことがある。


 僕はいつも怖いんだろう、そういうことで僕が見下されてしまうことが。そしてきっと他ならない僕自身が一番、そういう理由で僕を見下している。だから人を見る目が、自分の人に対する振る舞いが、歪んでしまうんだろう。誰が何度僕を蔑んでいないと釈明しても、僕はきっと信じない。僕が僕を信じないからだ。


 最後に終わらせてしまった関係も、そういう理由だったんだろう。相手がいけなかったんじゃなくて、僕が、相手を信じられなくなって、関係を続けることを辞めた、そういうことなんだろう。


 僕が精神弱者だとか社会的に認められず信頼を得られない状態であることが大事ではないとは言わないけれど、それ以上に、僕から関係を終わらせてしまったと言うことの方が、ずっと重要に違いない。僕はその重みを未だにわかっていないけれど、いつかわかる日が来るのかもしれないし、一日に少しずつ重みを背負って、何年もかけて遥かな重みに耐えなければいけないのかもしれない。


 そしてそういう罰を望んでいる自分が居て、だとすれば、何かを許されたいに違いない。きっとそれは僕の現状であるか、もっとセンチメンタルなものだろう。

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