空襲が頻繁にあったところでは、こんな話がきっとごろごろ転がっていたんでしょうね。
祖父の弟は沈没後泳いで岸を目指していたらしいのですが、鮫の出る海域で姿が見えなくなった、と一緒に泳いでいた友人が報告に来たとのことでした。泳ぎの選手だったらしいので、おそらく……。
悲しい出来事ですが、3人の絆が深まりそうなのが救いですね。
凛は今後どうなってしまうのか。復興が始まったらずっと隠してもおけない、ですよね。
作者からの返信
こんばんは、草詩様。コメントありがとうございます!
空襲は前触れもなく突然、ということも多かったと思いますので、きっとたくさんこのような話があったのでは、と想像しています。
おじい様の弟さんが鮫の出る海域で行方不明に、というお話も心が痛みますね。弟さんのご友人、よく無事でしたね。
貴重なお話をありがとうございました。
やはり、こういったお話を聞くと色々と考えさせられます……。
凛の今後はまだはっきりとは決めていないのですが、出来ればハッピーエンドにしたいと思っています。
今後もよろしくお願いします!
誰に看取られることもなく、埋葬されることすらなかった方々も多かったのでしょうね。
現代においてすら、震災時はその死を知るのに結構な時間を有しましたから、戦後間もなくの混乱期ではなおさらでしょうね……。
そして、和解しそうな感じで良かったです。
作者からの返信
そうですね。七十年以上経った現代でも、やはり時間がかかりますし、当時は家族や親族の生死を知るのはとても難しかったと思います。
鬼を目にした時の人の反応は大半が拒絶なのではないかと思い、通春は最初冷たい態度を取っていますが、最終的に和解してもらうつもりだったので、まとめられて良かったです(安堵)。