若葉色
真っ白な、
透明な、
小高い山。
その頂上に、
彼女は甘く輝く緑を垂らす。
べこべこと、
音はなかったけれど、
美しく輝く山は、
それはそれは醜く歪んでしまった。
けれども、
彼女は目を輝かせながら、
楽しむように山の形を整える。
その危なっかしい手つきが、
どうにも愛おしくて、
僕はたまらず、
山を崩した。
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