平凡な俺が、巨大亀の背中に転生するわけが無い。

ディーシーカード

第1話 平凡たる俺の日常は濃いキャラに崩される

キーンコーンカーンコーン、学校のチャイムが鳴る、学校の鐘とは不思議なもので同じ音でも、授業の開始と終わりではまるでソプラノと映画でいい奴になるリサイタルくらい違う音に聞こえる、もちろん今はリサイタルの鐘の音だ。生徒は鐘が鳴るや否や各々、自分が到るべき場所へと、帰っていく、それを脳死状態で目のハイライトを消し漠然と見つめる俺は平田道也とうや、17歳、高校生2年生 勉強、平凡 運動もこれまた平凡家族構成は母親、父親、姉 の4人家族でまぁ、自分のことながら

なんだこいつと思うくらいに平凡高校生安全運転なわけだが、こんな平凡な自分が俺は好きだ、平凡それすなわち良くもなく悪くもない状態   

人間良いことが起これば悪い事が起きる、と思い込んでいる。     例を挙げるならば、平凡君は普段より成績が上がった良い事だ、だが後に平凡君は普段の成績に落ちたとする悪いことだ、ただ結果だけ見れば  

平凡君の成績は普段の成績に戻っただけなのだつまり良い事が起きるだけで普段何とも思わない事柄ですら人は悪い事と見なしてしまうそんな

良し悪しに振り回されない平凡こそ至高の状態QE「よっす、道也っ 授業始まっちゃうよ?」「うわっと」だが、人間とは強く求めるほど手に入り難くなってしまう不器用な生物なのだろう俺の思考を遮り前席に座るこいつが平凡たる俺の日常を、崩す。

俺の机に上半身を預け、ズイッと顔を近ずける、目はクリっとして、まつ毛は長く、朝練終わりなのか、汗で濡れた内巻きのショートボブの髪や、上気した頬は、どうしても扇情的で色気が有っちゃったりなんかする。 

下に目を向けると男子用の制服

 ‘彼‘は男のなんだぜ、本気マジなんだぜ、二次元にしかいない架空の生物かと思ってたぜ…麒麟とか龍とか

「ちょ、ちょっと、近いんだが 中町」鼻が付きそうなくらい近い中町の

ゼロ距離理性砲、を避けるため、目線を左前方に向ける。俺はまだ、腐った世界に行くわけにはいかないんだっ!

「もうっ 僕のことは、力也って呼んでっていってるじゃんっ!」

そう言いながら、完全に目線だけではなく顔を左前方に向けて臨戦態勢の俺の頬を持ち、「んっ!」と言い 強制的に顔を正面に向かせられる。 手やわらけぇ 

 じゃねぇっ! 「んっ!」じゃねぇよ、いつ声変わりすんの?ウィーン少年合唱団出身なの?なんなの?

「いやぁ、なんか似合わない的な?感じ?てか放して?」クラスの腐った方々が奇声上げてるからマジで

「それって僕が名前負けしてるってこと?ひっどーい、こんなに筋肉あるのにぃ」

そう言って頬から手を放し力こぶを作って見せるが、マシュマロである ぷにぷにである SAWARITAIである てか先生はよこいやああぁ、  

あっ…居たわ 先生教壇に立ってたわ 目の凄みすっごいわ

「ちょ、中町!前っ前っ」「えっ あ」

「ホモ共、放課後 職員室 強制」無機質 声 怖い

てかホモ共て、俺は中町にこれでもかと言う位憎悪の眼差しを向ける。

中町は頭を軽くこずいて舌を出してる。 もうっ許すっ☆ かわいいは正義。

♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦

「時は過ぎて、昼休み」「えっ?なにそれ?新しい遊び?」「どんな遊びだよっ」 軽くチョップ こちらを睨みながら「むぅー」とか言ってる、言っちゃってる…助けて ルート間違うから ホントに。このままこいつと要るとやばい、細胞が逃げろと叫んでる 撤退あるのみ!「あ、あーとっそういえば昨日姉ちゃんと喧嘩して弁当作ってもらえなかったの忘れてたわぁ てことで売店行ってきます。」「う、うん 行ってらっしゃい?」

( ´ー`)フゥー...あっぶねぇ 動揺がばれるところだった去り際、「なんで敬語?」とか言ってたが、気にしない。 とりあえず売店に行こう、姉と喧嘩して弁当無しになったのは本当だしな、はぁ昨日のくだらない喧嘩を思い出してしまった…ドンッ

「痛てっ」「きゃっ」やべぇ結構がっつりぶつかっちった 姉のことなんて考えてるからだ…まさか、姉登場フラグじゃないよね?と、とりあえず謝ろう

そう思い倒れている相手に手を伸ばし「ちょっと!」え?

「またそれ?もう何回目よ」なんかいきなり隣のぶつかっていない方の先輩が怒気を含んだ声で、なんか言ってる また?何回目? もしかしてぶつかりやすい体質とか? やだなその体質 リトさんじゃん     「まぁまぁ、こよみ わざとじゃないかもよ?」あれ?いつも嫌なくらい聞く声に似てるんだけど、フラグ?

「そういう優しさが、男共の勘違いをうむのっ!」 

「でも、ねぇ、君はわざとじゃてっ?なんだ、道也じゃーん!」

フラグ回収乙!

「え?夏芽の知り合い?」「知り合いっていうか、弟 ねっ道也?」

「い、いえ初対面「道也?」ひゃいっ姉上!「お姉ちゃんでしょ?」お姉ちゃん…」

小声で昨日のじゃ調教が足りなかったかなとか言ってるから!言ってるから!! 「なんか夏芽 こ、怖いよ?」

「あっ ごめんごめん!そっそれよりほらっわざとじゃなかったでしょ?」

「確かに、弟がわざわざ夏芽と接点持つためにわざとぶつかるなんてしないか」

なにそれ面白い、そんな事までしてこの悪m「ギロㇿッ」天使と接点欲しいのかよ…

確かに、身内を差し置いても美人だと思が「えへへ」普通に心読んで照れるなよ…怖いからあと怖い 

てかまずい、こんなところで立ち往生しる暇ないんだった!

「お姉ちゃん、こよみ?先輩 俺売店行かなきゃなんでこれでっ」       

「ちょっ道也、おべんt」「ごめん姉ちゃん、話なら後で何でも聞くからー」逃げろ、後で会うことは確定なのだが、今はとりあえず逃げるんだ。

「結、構な、はぁ はぁ 速度で走ったな」俺がなぜ、姉をここまで忌避するのか、さっきのあれは一端でしかなく、まあ家に帰ればわかるさ…

「よかったぁ、なんとか一個だけ残ってた、牛コロッケパン!」

この牛コロッケパンで、さっきのことは忘れよう、家に帰るまでの短い時間だが、

忘れよう…屋上で…食べるか。

俺はそのあと屋上で牛コロッケパンを気持ちのいい風と共に咀嚼し、いっしょに食べえると思っていたのだろう、中町にやいのやいの言われ 現在放課後 学校の終了を告げる、ソプラノの音 これだよこれ、クラスの皆も待ってました言わんばかりの勢いで、グループのCEOであろう人物の机に集まり駄弁る者、荷物をまとめ競歩部があるならば勧誘待ったなしの速度で歩き帰る者 十人十色である。

俺はというと、目はキラッキラ、脳は帰って何をするかでフル回転きっと今の俺ならハイスペックPCに演算で勝てるまである。

てかさっきっからクラスが騒がしいな、一人はもはやサンシャインなんだが 

「え?あれ夏芽先輩じゃね?」まじで!?「イエーーーーイ!!!」お前かよ「どこどこ?わっ本物じゃん!」偽物いるの?「美人すぎなんだけどっ!」怖すぎなんだけどっ! すでに彼の目にハイライトはなかった。 

「とーもやっ、帰るよー!」「…はい」安定のドナドナをバックに流し

俺は死地へと向かう、とでも思ったかぁ??!!

トラップカードオープン 【放課後職員室ファイナルエンドティーチャー】を発動!!!

このカードが場に出たとき「道也、どこえ行くつもりだ?」強制的に、墓地へ「あっ先生!こんにちは もしかして道也に用が?」の道を「ああ、だが夏芽も道也に用があるのか?」遠ざける「はい…大事な用なら」こと「ああ、いいんだ大したことじゃない、気を付けて帰るんだぞ!」が「はいっ先生さよならー」おいー、人望六法全書かよ 

次回 「道也死す」 デュエルスタンバイッ!

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平凡な俺が、巨大亀の背中に転生するわけが無い。 ディーシーカード @dccard

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