第7話ファミリーを組みます!!

 俺は、悪運レベル10でどんな物が出せるのか試してみた、、、


「リマ、俺の付近にある物は全部出せるようになっているぞ!」


「でも、ヒロスエの付近だけなんでしょ、、

 石とか砂とかゴミしか無いじゃない!」


「ゴミってw、、、でもレベル上げればなんでも手に入るようになるのかな?」


 結果的には、レベル10では自分の周り物と、石、砂、葉っぱなどが限界で、他の物を出そうとしても、何も出なかったり俺が欲しいって思わなかった物が出てきたりした、、、使いにくいw


「多分、そうなんじゃないの?あのお爺さんも言ってたし」


「まあ、レベル上げないと分からないか!」


 取り敢えず定期的にレベルを上げる事にしよう、、、その前に俺1人でも戦えるようにしないといけないな。


「リマ?俺まだ冒険者なったばかりだし、魔物と戦うとき、足手まといになるの嫌だから、戦い方教えてくれないか?」


「あーどうしようかなー嫌でも無いけど、良くも無い!」


「どっちなんだよw!?」


 俺、良く見るやつだこれw多分戦い方教える代わりに、条件出してくるやつだ。


「なら、教える代わりに条件がある!」


「何なりと!」


 ほらな!でもこの流れは多分、お金貸してとか、何かしろ系かな?


「私達でファミリーを、、、組まない?」


「え、えぇ!?」


 ファミリーって、えぇぇー!?


「リマ!?ファミリーってもしかしてのもしかしてだけど?家を建てて沢山子供作って楽しく優雅に過ごすの方!?」


「え、ヒロスエ何言ってるの!?ファミリーってパーティのランクが上のやつだよ?まさかヒロスエ勘違いしてた!?」


 どうやら俺の飛んだ勘違いだったw無念!

 だってリマ案外可愛いしwそう思うのも、しょうがないだろ!


「勘違いだったとしてファミリーか、、」


「ヒロスエ、リマと一緒にファミリー組むの嫌なの?」


 こんなにね!可愛く言われるとね、やっぱりね!


「良いよ!リマとファミリー組もう!」


 可愛いのに弱い俺は、即効で返事をした。


「リマこうか?こんな感じ?」


「違う全部!全然違う!!!」


 どうやら俺は、今自分の体の戦闘能力はほぼ0に等しかったw、、、高校で部活サボってたのが仇になったか。


「どーしてヒロスエはこんな動き出来ないの!?」


 いやさ、リマは当たり前の様にやってるけど、目でも追えない速さで目の前の細い棒を短剣で斬り刻んでいる。ほんと見えないんだけど!?


「リマ、俺にはそれを習得するには、まだ早すぎるって!」


「大丈夫!ヒロスエなら出来る!絶対!私が保証する!」


 いや、教えてる人に保証されてもね!軽い剣の基礎とか無いのかよ!

 俺は毎日リマに腕がガタガタになるまで猛特訓をさせられた。

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