第8話これ訓練の基礎かよ!?

「ヒロスエ、その調子!良い剣の早さになってきたじゃない!」


 俺は毎日リマの猛特訓によって、散々シゴかれたおかげか知らないが、確実に前よりは剣の振りや、体の動きが早くなってきた、、、まだ全然リマには敵わないが。


「やっとリマに褒められる位まで行けたって事だよな?」


「いや、今のはただのお世辞よ!」


「今のテンションでお世辞だったのかよ!?リマどんなけ鬼畜なんだよぉ!?」


 俺的には、頑張ったのに、、、リマやっぱり鬼畜だと思うぞ!?


「だってまだ、こんな か弱いヒヨコみたいな動きだと、魔物にすぐやられちゃうよ!?」


「はいはい!分かりましたよ!こんな感じで良い?」


 リマは周りから見て、全くファミリーを組んでると思えない程、俺をシゴいた、、、


  — 2週間後 —


「あー終わったぁ!リマ、これで終なんだな!」


「いや、まだだよ?あと、、、素振り500回!50メートルダッシュ50本!」ニコッ


「今それ考えたよね!?嫌がらせしたいの!?」


 でも、俺は言ってる通りにやらないと、リマが何をしてくるのかは分かっている、絶対に逆らっては駄目だと言う事も、、、リマ怖いって


「やるよ!やるから!」


「それで良い」



 — 3時間後 —


「終わったよ!リマ?」


 リマは何故かいつも魔物と戦う時の服装と装備だった、それはリマとして最後に教えれるるやり方でもあった。


「お、おっ リマいきなりなんだよ!?」


 リマはいきなり俺の方に飛び、剣を振り回してきた、、、これは最後の試練的なやつか!

 やっと終わる!この地獄の生活も多少は楽になるな!


 俺は剣を構え、リマと向かい合った。

 俺は、始めの合図がなくても、敵が動くタイミングが長年の試練で分かっていた、俺とリマの動きはほぼ同じで、ぶつかり合う様にして剣を当てた。


「ヒロスエ中々やるな!ならこれはどうだ!」


 リマは俺の剣を跳ね返し隠し持っていたもう一つの短剣で攻撃してきた、が遅い!俺は剣をすぐさま裏に返し攻撃を防いだ。次の攻撃は何をするのかを俺は見切れていた。


「だろうね!無茶苦茶鍛えられたからね!?君に!」


「なら、次の攻撃で最後にするね!」


「やってみろ!鍛えたんだから対応してみせるさ!」


 俺とリマはまた、向かい合い、剣を振り回した、、、勝ったのか?あ、目眩がくらくらする、、、バタッ。


「起きてー!起きてー!」


「ん、何処だ此処は、、、」


「此処?宿屋灯だよ?私達やり合ってそのまんま2人とも意識飛んじゃったの、そしたら丁度宿屋のオッチャンが居て、連れ帰ってくれたって訳!」


「あー俺負けたのか、、、勝てると思ったのに。後でオッチャンに、お礼がわりにご飯を食べに行かないとな」


 本当に勝てると思ってたのに残念だなぁ、、、とゆう事は!またあの地獄の生活が始まると、、、


「いや、負けてないよー?ヒロスエだって私と相打ちだったじゃない!だからこれで終わり!」


「本当!?俺リマと同じくらい強くなったのか!」


 まだ、実感無いけど強くなったのか、、、やっと魔物を1人で狩に行けるかな?


「あーでもね、私まだ低レベル冒険者なんだよねーwだからまだヒロスエはヨワヨワなんだよねー!」


「って事はあの地獄の特訓をまたやるのかよ!?俺は絶対やらないからな!?」


「やらないよー、今までのは基礎で、戦闘の基礎を終わると新しいスキルが付くんだよー!」


 今までのあれが基礎なのか、、、エグいな!? それより基礎が終わったらスキルが付く、、、なんだその付属効果的なやつは?

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