第5話 横取りっておいぃぃ!!

 俺たちはギルドを出て、暗くなって来たので先に宿屋を探す事になった、、、リマがおすすめだよー言ってきたので「宿屋灯」にした、2階建てで1階はバーみたいになっていた。リマは気にしてなかったが、2人一部屋は俺が気まずいから、別々に部屋を借りた朝夜、飯付きで。


 俺はベットに横たわると直ぐに眠りについてしまった。。。


 この世界には時計と言うものはなく、細かい時間は分からないが、物凄い朝早くからリマが起こしに来ている事は分かった。眠い、、!


「ヒロスエー!起きてー!朝ご飯食べて狩に行くよー!」


 あーうるさい、眠い、寒い、動きたくない、


「ヒロスエー!起きないんだったら入るよー!」


「あー分かった!分かった!お前何時だと思ってるんだよ!?」


「朝の3時くらい?」


「何を当たり前のように言ってるんだよ!お前、家でどんな生活してたんだよ!?」


 毎日朝の3時に起きて働くとか凄いわ!?俺なんか毎日6時でも起きるのが辛いのに、、、


「よし飯食べに行くぞ、その後は魔物を数体狩って俺のスキルが上がるか見よう」


「ご飯〜、ご飯〜、早く〜」


 昨日ギルドマスターに言われた事をやったらスキルレベル上がるのかな、とゆうかスキルレベル上げたらどうなるかも知らないのにやるのかよ、、、


「うまい!、店主お代わり下さい!」


「ヘイお待ちー!どうだ上手いだろ!」


 俺たちが早く来たのに店主は直ぐに、朝ごはん用意して作ってくれた、しかもこれが上手い!日本と違ってこの国独特の味付けがあってそれが俺の舌に合う!合うってもんじゃ無いなこれは!うま過ぎる!


 俺たちは朝飯を食べ終え魔物がいるザークフォレストに来て、ヴォテックスと言う魔物で微風を飛ばして来る魔物だが、ほぼ無害な割に経験値が沢山取れる為、リマに引きつけてもらい狩っている。


「リマ、取り敢えず5体倒してレベルの変化を見てみるから他の魔物をリマは引きつけておいて」


「了解ー出来るだけ半殺しの状態にしておくねー」


 リマが言っている事は少し怖いが、レベルを上げるのには一番効率が良く、倒した時の経験値なんかは、倒した人にしか貰えないのでこれをやっている。


「よしこれで5体目スキル確認する」


  — カトウ ヒロスエ —

 種族 : ヒューマン

 年齢 : 17歳

 レベル : 4 / 150

 取得スキル : 悪運Level4、言語理解Level99

 カーゴLevel 1、

 職業 : 冒険者 剣使い


 おっ!上がってる、5体倒して2上がったから、せいぜい2体倒せば上がるってとこか、、、ならきりが良い、レベル10まで上げておこう。

 カーゴは上がらないのか、どうやって上げるんだろう。


「リマあと、12体頼む!」


「了解!」


 俺は残りの12体を倒しスキルを確認、、、


  — カトウ ヒロスエ —

 種族 : ヒューマン

 年齢 : 17歳

 レベル : 9 / 150

 取得スキル : 悪運Level10、言語理解Level99

 カーゴLevel 1、

 職業 : 冒険者 剣使い

  裏称号 : 横取り


 おいおい、横取りってなんだよ!?リマのやつを狩ったからか?しかも裏称号になってるし、、、なんか余計な物が増えた。


「リマ、なんかスキル確認したら、裏称号って出てきて横取りとか書かれてるんだけど?」


「あーそれねー、裏で一定の悪い事とか凄い事とかやってると付くよー!それ案外珍しいよー」


「いるかそんなもん!?ゴミ称号みたいなの!これ消せないの!?」


「一度付いたら消せないよ!」


 あー最悪だわー、裏称号とかせめて普通の称号にして欲しかったよw、、、


 それから俺たちはギルドに戻り、素材などを換金してもらいギルドマスターに会いに行った。

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