第4話 214年ぶりの新スキル!!

 ザークフォレストに到着早々、魔物が引っ切り無しに襲って来て、リマを襲おうとゴブリンが来たり、縄張りを荒されたオオトカゲのような、茶色のトカゲが襲って来たりした。


「リマ此処の森の難易度は、なんだよ!?」


「確か冒険者ランクで言うとS+〜G-の真ん中Dぐらいよ、初心者には辛いから必ずランクB以上の護衛が1人つかないと行けなかったのよ!?」


 とゆう事は、リマは冒険者ランクB以上という訳か、俺も早く冒険者カード欲しいな。

 とゆうか魔物が多い!!


「あっ!こいつが目的のブラストアーカリーよ!」


 そいつは、皮が紫色で敵が近付いて来ると、

 自爆するという特殊技を持っている、その爆発が当たると致命傷になりかねないため、俺はほとんど狩れず、リマに任せっきりだった、、、


「私、ブラストアーカリー嫌いなのよね!だって爆発したら素材が何一つ出ないし、そんなに高値で取引もされてないから、狩りたくも無いのよ!」


 でもリマは狩り慣れているのか、流れるように狩って行く 、自分はやっと1体倒すのが精一杯で、リマは18体いるブラストアーカリーを全滅させてしまった。強い、、、


「後は、素材を剥ぎ取って、ギルドまで持って行けば良いんだな?」


「そうだよー、これで冒険者カード作れるねー!」


 俺は来た道を帰り、ギルドで精算してもらって、冒険者カードを作り説明を受けると、不思議な事が分かった。


「今から、冒険者カードの説明をしますね。

 まず冒険者カードの基本的な装備は、ランク又はスキル、 貯金額、アイテム、装備、などの確認が出来ます、個人差がありますが付属として、冒険者カードにもスキルが付きます。」


「冒険者カードにスキル?」


「はい!スキルです。例えば体力アップや、経験値倍増、装備ドロップ率アップなどがあります。」


 良いスキル来てください!俺は願った、

 スキル一覧を見ると新しいスキルが付いていた事に気付いた、( カーゴ - スキルレベル1 )、、、なんだこれ?


「あのー、このカーゴって何ですか?」


 受付の女性は目を見開いて口をパクパクさせて言ってきた。


「そそそ、そんなスキル聞いた事無いですよ!?し、しかも前に新しいスキルが出たのは約214年前、、、これはギルド上層部に報告をしないと、、い、今からギルドマスターを呼んできますね、、、」


 受付の女性はあたふたしたながらギルドマスターを呼びに言った。


「あーこれはめんどい事になるかなー」


「リマ、そんなに珍しい事なのか?」


「だってーなんの取り柄も無いヒロスエがギルドの上層部に目を付けられるんだよー?」


「なんの取り柄無いとか言うなぁ!傷つくだろ!?高校生の時でも、何もなかったのに、、、、」


 俺にはただ冒険者カードを貰っただけなのに、、、スキル( カーゴ )か、よく分からんな。


 俺は冒険者カードを詳しく見た、カードには自分のステータス、レベル、スキルなどが書いてあった。


  — カトウ ヒロスエ —

 種族 : ヒューマン

 年齢 : 17歳

 レベル : 2 / 150

 取得スキル : 悪運Level2、言語理解Level99、カーゴLevel 1、

 職業 : 冒険者 剣使い


 HP= F.

 MP= F.

 力= F.

 体力=F

 速さ=F.

 運= Z


 運がZってw最悪だろ!?他の能力も低すぎる!?レベル上げれば何とかなるのか?これ、、

 ついでに、リマの冒険者カードも見せて貰った。


  — リマ ・シャーリー —

 種族 : ヒューマン

 年齢 : 16歳

 レベル : 23 / 150

 取得スキル : 鑑定Level9、一般Level8

 職業 : 冒険者ランクB 短剣使い 、鑑定士


 HP. . C

 MP. . D.

 力. . D

 体力. C

 速さ C

 運. E


 レベルが少し高く、、俺より年下!?年下に負けてるなんてw、、、虚しいな、能力は平均値かな?


「君がカトウヒロスエ君かな?」


 リマとスキルのことで話してると2階からギルドマスターらしき人が降りてきて俺に話し掛けてきた。


「はい、そうですけど?」


「そうか!なら良い!これから宜しく頼むぞ!」


「何をですか?」


 何が宜しく頼むなんだ? いきなり何なんだこの髭面のお爺さんは!?


「説明するべき事を忘れておったわ!ほっほっほー、私の名はザルス・ヴォゾルだ、何をするのかと言うと君は約200年振りに新しくスキルを生んだ主となり冒険者として生活して行くんだよ!」


「マスター200では無く約214年です、、」


「俺はカトウ ヒロスエ あと、何を言ってるんですか?」


 何を言ってるんだろうか?冒険者として生活して行くのは分かるが、スキルを生んだ主って?、、、取り敢えず話を聞いた方が良いな。


「君は付いてるよ!約214年振りに新しいスキルを手に入れたんだからな!とゆう事は君

 はずごい幸運の持ち主なのかも知れないぞ!」


 いや逆に、嫌になるくらい悪いんだけど、、、


「そんな事はないと思いますよ?」


「そうなのか?だが儂の見た限りお主には214年前新スキルを出した者も、付けていたと噂されている、悪運スキルと言うものがついておるじゃろう?」


 何でそれを知っているんだ?冒険者カードは持ち主の許可が無いと見れないし、、、


「何故この儂がお主のスキルが分かったのかと?儂は他人のスキルや能力を見る事が出来るのじゃよ、だから君のスキルを見れたんじゃ。だがこのスキルには欠点があり、隠蔽スキルがあると間違って見えるんじゃよ、困ったもんじゃな!ほっほっほー」


「それで、悪運スキルがあるとどうなるんです?」


「それはじゃ!スキルレベルを上げると分かるぞ!スキルレベルは魔物を倒すと上がって行くんじゃ、だからお主には冒険者になってもらうぞ!」


 スキルレベルを上げると、どうなるかは教えてくれないのか、、、


「あと、一定の地位を上げる為にお主の冒険者ランクを、G-からC-にまで上げておいたぞ!あとのランクは自力で上げるんじゃな!ほっほっほー」

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