第3話 飾り剣!

「申し訳ありません、お金が無いと冒険者カードは作れないんです、スミマセン」


「冒険者カード作るのにお金要るの忘れてた〜!ごめんねーヒロスエ」

 俺、無一文だから冒険者カードどう作れば良いんだよー!?w

 取り敢えず他の方法を聞いてみるか。


「他の方法で冒険者カードは作れないんですかね!?」


「あ、ありますよクエストが、ですがそれですとリスクが伴いますので、、、」「

 ってあるのかよ、、、、」

 冒険者カードを手に入れる為なら、これで良いや!これって悪運スキルのおかげじゃないのか?


「なら、それで良いでお願いします!」


「え、あ、はい!分かりました、、、」


「ヒロスエー、まだギルドの受付の子何も詳細言ってないよ!?」


 何をするのかも聞かずにクエストを受けてしまった、、、。


「これから詳細を話しますね。まず何をすると言うと魔物の討伐をしてきて下さい、そして素材を採りこちらに持ってきて下さい。それだけです。」


 聞いた限り案外簡単じゃないのか?このクエストw!


「あ、あとその魔物はブラストアーカリーと言う魔物で、ザークフォレスト森林に住み着いてて、その魔物がバラバラに動き、周りの村などを襲う可能性があるので気を付けて下さい。」


「え、その魔物ってDランク又はCランクに分類される魔物でしょ!?まだ冒険者にもなってないヒロスエが倒せる訳無いじゃない!!」


「ですから、リスクが伴うと言いましたのに、詳細も聞かずクエストを受けてしまうからですよ、、、しかもクエストを受けてキャンセルしますとギルドの規定により、報酬額の4倍支払わないといけなくなっていけなくなるんですよ?」


「つまり、クエストをやるしか無いと、、、?」


 俺の勝手な判断でまさかこんな事になるなんて、、、いや、これは俺の勝手な判断では無く俺の悪運のせいか、、、ま、まさかね。

 とゆうか、悪運スキルのレベルってどうやれば上がるんだ?


「なら、私もヒロスエと同行する!」


「え!?この後、リマ用事あるんじゃ無いの!?ブラストアーカリーって何か知らないけどこんなの1人で倒せると思うし大丈夫だよ!」


「用事は大丈夫だから、こんな弱っちいヒロスエには任せられないわ!」


 弱っちいって、、、w


「はい分かりました、2人でクエストを受けると報告して置きます。」


 俺とリマはギルドを出て、高い石壁の通門近くにいて、俺は気付いた。


「リマ、今気付いたんだけど俺・・武器持ってないw」


「冒険者じゃ無かったからしょうがないよ?なら、私が使いにくかった剣使って!」


「使いにくい剣を初心者の俺に渡すのかよ!?リマ、鬼畜だな!?」


 だがリマから貰ったナイフは、刃が曲線を描いて曲がっていて、どっからどう見てもデザインが少し変わっている、日本刀だった、、、


「日本刀か、使いにくい剣でも刃こぼれ一つして無いや」


「当たり前でしょ!その剣全く使ってないんだから!ヒロスエの街にも、そうゆう武器あったの?日本刀?」


「なら何でこの剣ずっと持ってるんだよ!?この剣!」


「なんかかっこいいから!」


 俺たちは、ザークフォレストと言う森林までゆったりと会話をしながら歩き、悪運のせいで石に躓いたり、食肉植物が後ろから襲ってきたりしたが、なんとか無事に着く事が出来た。

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