第2話食虫植物では無く食肉植物です!

 目を覚ましたら、広場みたいな所の真ん中に寝転がっていた、自分のまわりに人だかりが出来ていて、俺を物珍しそうに見てくる人もいれば、可哀想な目で見てくる人たちがいる、目線が痛いw

 その中で一際目立つ彼女が俺を見て、話し掛けてきた。


「ねぇ君、なんでそんな所で寝転がってるの〜?」


 言語は伝わるのか、、、神様が言語が分かるように手を加えたのかな?


「俺!?よく分からないけどなんか、飛ばされったっていうか、あと、ここ何処!?名前は加藤広末 君は?」


「えっ、私!?、、私は冒険者兼、鑑定士、をやってるわ、此処はブレシア 私の名前はリマ・シャーリーよ!リマって読んでね!あと、よろしくねー!それにしても珍しい名前ね、ヒロスエカトウ?ザクセンから来たの?」


「カトウが苗字で名前がヒロスエだよw ザクセンって所は知らないかな、あと冒険者って言ったよね?だったらギルド見たいなのある?」


 ザクセンって何処ら辺にあるんだろうな、名前が漢字で通るって事は日本、中国、とかに似てるのかな?


「ギルドみたいなのじゃなく、ギルドだよ?ヒロスエってそんな当たり前な事も知らないの〜?て言う事は、冒険者カード作ってないの?」


「冒険者カードなんてあるんだ〜作ってみようかな〜?」


 冒険者カードか、メンバーズカード的なやつなのかな?スキルとか見れるようになるか?

 ここら辺の知識は当たり前の事なのか、、、調べて見ないとな。


「なら、今からギルドに行く事になってるけど一緒に行く?」


 場所も分からないし、後回しにしてもポケットに入ってる向こうの世界の金なんか使えないだろうから、無一文になるし、、、ギルドに行っても悪い事は無いかな。多分、、


「他に寄る所も無いから一緒に行くよ」


「よし、そうなったら行こう!付いてきて〜!」


 リマが早足で歩いて行くので、走って隣まで行った、よく見てみるとリマは自分よりも身長が小さかった、多分自分が座っていたせいだろう、髪は茶髪ではなく少し赤み掛かった赤茶色の髪の毛だった、なかなか可愛いw。

 あまりにもジロジロ見たので、リマが気まずそうにモゾモゾしていた。


 俺は街の方に目を向けた、3階以上の建物は少なく、街の大きさは小都市ぐらいの大きさで、周りは石の壁で囲われていた、街並みは木造の建物が少し多い気がする、でも石の建物は多少ある、石建築が少ししか無いのは、まだ発展途中ってところだからかな?


「よーしギルドに着いたよー!ギルドでは、冒険者カードを作ったり、獲った素材や材料などを売ったり出来るよー 他にもパーティーを組めたり、ファミリーを作ったりも出来るよー。」


「素材って何の素材なんだ?あと、ここの通貨は何?ファミリーって?」


「素材は魔物又はモンスターと、食肉植物から獲れるよー、通貨は銅が1マロン、銀が10イロン、金が100ザロン、ミスリルが1000バロン、プラチナミスリルが10000ガロン、だよー、あとファミリーは、パーティーよりランクが上のやつで、パーティーはその場で募集するのをファミリーは、ずっと同じパーティーでクエストをクリアするんだよーファミリーを組むと他にも色々メリットもあるらしいよー」


 そうか、1マロン日本円で1円って事で良い っ事なんだよな? ファミリーは・・・後でいいか。


「気が付かなかったけど、食肉植物って?」


「食肉植物は元々植物を食べる植物が、肉食になって家畜や人などを襲う奴だよー?弱いけど油断してると、土に隠れてる奴に背後を取られて食べられちゃうよー」


「油断禁物ってやつだな!」


 食虫植物なら見た事あるけど、食肉植物か葉っぱに歯が生えてるのかな?一回見てみたいな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る