第24話 減っていく魔物
食堂には他の宿泊客が大勢おりその誰もが冒険者をしているような格好をしていた。ある者は鉄製の鎧やある者は簡素な皮の鎧など、装備品や装飾品にかなりの格差がある。
俺たちは右奥に空いている席が3つあったのでそこに座ることにした。するとガーネットさんがお盆の上に料理を乗せ持ってきてくれた。
「はいよ、これが今日の晩飯だ。ここ最近魔物が少なくなってきててね、あんまり多く無いけど我慢してくれよ。」
「文句なんか言いませんよ。それよりなんで少なくなってきてるんですか?」
「そんなん私が知るわけ無いだろう。冒険者ギルドで聞いてみたらどうだ?」
「そうですねそうさせてもらいます。晩ご飯いただきますね。」
そう言うと彼女はそそくさと厨房のほうへと手を振りながら戻っていった。
「どう思う?」
「どうと言われても流石に情報が少なすぎて分からないわよ?」
隣に座っていたシオンさんに聞いても流石に分からなかった。ラフィは全く興味がないのか出された料理を勢いよく食べ進めている。
気にしてても仕方がないので俺とシオンさんも食べることにした。
食べ終わったあとは何かをする予定も無かったので部屋で明日することを決めて寝ることにする。
「明日、ギルドの依頼を受けるのは確定として、魔物が少なくなってきているって言うのは聞いといた方がいいんじゃない?」
シオンさん先程聞いたことを確かめたいようだ。
「確かに気になるしね。依頼を受ける前に聞いてみようか。そのあとは服でも買いに行こうか?」
「服…いいですね。そうしましょう。」
シオンさんは目を輝かせてうなずいている。よく考えれば荷物があってもやっぱり新しい服だとかは欲しいし俺は制服しか持ってなかったから俺も軽い装備品が欲しい。
「ラフィは明日何かしたいことはあるのか?…ラフィ?……寝てるし…。」
ラフィはさっき食べたばかりだというのにもう寝てしまった。そのうち牛になるのだろうか…。などとくだらないことを考えているうちに俺も眠くなってきたので寝ることにする。シオンさんはまだ少し起きているようだが彼女もすぐに寝るようだ。
「それじゃあ、おやすみ。」
「えぇ、おやすみなさい。」
ー???Sideー
あー、あと一人か。えーっと傲慢だっけ?残ってんの。
えぇ、残りは傲慢だけですよ。それにしても驚きましたねまさか嫉妬なんてものがあったなんて。
僕からしたら嫉妬がある方がよく聞くんだけどね。
地球の七大罪ですからね。私が持っていたのは枢要罪の方ですけど。
…さてと。ヴァニタス、傲慢はどこかな?
えっとですねぇ……おや?
どうかしたのかい?
…傲慢が王国のほうへと向かっていきました。
え、なんで、戻るの面倒くさいのに。しゃーないそいつが止まったら教えて。ここから暴食と時空魔法使って喰らうから。
分かりました。…あ、何故か忍耐もいますねついでに喰らってはいかがです?
へぇ、なんでいるのか知らないけど丁度いいな。そっちも喰らうか。
ショウ達が王国でのんびりと過ごす中そこには魔王を次々と殺され怒りまくった傲慢の魔王が向かっていた。勇者の仕業だと決めつけ王国を潰すために。
一方で魔王を次々と喰らっていった村神は枢要罪の1つ傲慢を喰らおうと準備が整っていた。
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ムラカミ リュウキ 男
半人・半神 族
Level・???
HP ・ error
MP・ error
物攻・error
物防・error
魔攻・error
魔防・error
速度・error
スキル
時空魔法
オリジナルスキル
感染
オリジン
欲望7/8 慈愛 嫉妬
称号
感染者 混ざり物(原初:虚飾) 半神 這い寄る混沌 神を喰らう者 空虚に生きる者 異世界人
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