第12話 平均的
俺は魔道具に手をかざす。映し出されたのは初めに見た時と同じステータスだ…?
そこに現れたのは確かに昨日見たはずのステータスの数値のはずだった
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ヒダカ ショウ 男
種族・人族
Level・1
HP ・ 250
MP・ 100
物攻・120
物防・120
魔攻・100
魔防・100
速度・130
スキル
言語理解 鑑定Lv2 火魔法Lv1
称号
勇者 抗体 異世界人
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抗体?いつ追加されたんだ?原因だったら昨日の始祖魔法が怪しいけど。
そして案の定、王様や騎士、魔術師はため息を吐いた。そしてクラスメイトにも驚かれていた。二人目の役立たずだったからだろう。ステータスは平均でオリジナルスキルも無しこれを見たら俺だってガッカリするだろう。王様から先程の村神と同じような言葉をかけられた。
「はい、すみません。私は少し訓練したらすぐに旅に出ることにします。その方がそちらの負担も少ないでしょう?」
「あぁ、すまない、頭の固い貴族なんかは役立たずなんか要らないと言う考え方の奴が多くてな。それは本当に申し訳ない。」
「いえ、そうだろうなと思っていましたからね。それに村神君をおいておくだけでもうるさいのでしょうし。」
「あぁ、本当に申し訳ない、旅に不自由させないように金は多めに預けておくから遠慮無く使ってくれ旅をするならいろいろ入り用になるだろうからな。」
「それだけあれば十分ですよ。」
おれはそう言うと元いた位置に戻っていった。
このあとは二グループにわかれ魔術師と騎士がつき訓練を行う。おれはすぐに旅にでたいということを言っていたので俺にはマンツーマンで実戦に役立つ事を教えてくれるそうだ。
訓練はダンジョンの中で行うことになった。これには他のグループもそこでやりたいと言うことになったので結局全員でダンジョンの中で訓練することになった。確かに実戦を経験した方が良いだろうがこいつらは魔物とか殺せるのか?そんなことを考えていると王様が、踏破したというダンジョンへとやってきた。
そこは大きな洞穴のようになっており奥の方から冷たい風がながれてきた明かりは一定の間隔で配置されたロウソクのようなものが、並んでいる。
まずは王様が、そして騎士が次に俺たちが最後に魔術師がというような順番でそのダンジョンへ入っていった。
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