第2話 転生1
「――……」
頬を撫でる涼しげな風の感覚。
耳に響く木々のざわめき。
それらに揺り起こされる様にして、瑞穂の意識は浮上していく。
「…・・・、ん…」
ゆるゆると瞼を開ければ、濃い紫から薄い青へと変化するグラデーションを背景に、オレンジと赤に染まった鱗雲。どこか幻想的にも見える鮮やかな朝焼けが、どこかぼやけた瑞穂の視界に映った。
「…朝、か…」
視線を横に向ければ、朝日を遮るように並び立つ木々が見える。それらは周囲を囲う形に生え、まるで壁のように思えた。
首を倒してみれば、柔らかい感触とチクチクという刺激。そして視界に入ったのは、一面を若芽のような薄い緑色をした芝生に一面を覆われた地面。
「…野宿…?」
首を正位置に戻し、ずいぶんと久しぶりに感じる朝焼けを眺めながら、妙にぼんやりとした頭で、瑞穂は自身の記憶を辿っていった。
「…最後の一人を、終わらせて。…瑞希の、墓参りに行って。…そこで、刺されて…――」
記憶を言葉にしていくに従って、気の抜けた顔は自嘲的な笑みへと変わっていき。
「――あれ、めっちゃ痛かったなあ…。そんで…、なんか白いとこに…――」
口を動かすにつれ、次第に意識は鮮明になっていき。
「――天使、…転生…、…っ!」
白い空間での、天使と名乗る者とのやり取り。自身が異世界に転生し、地球で殺された妹の瑞希を生き返らせ、自分と共に転生させるというやり取りを思い出した。
「瑞希っ!、?」
妹の名を呼びながら身体を起こそうとした瑞穂だったが、そこでようやく自身にかかる重みに気が付いた。同時に、自分の腕が何かを抱き締めていることにも。
首を起こし、視線を下に向けてみると、
「…は?」
見えたのは、黒い髪。
感じたのは、自分のものではない鼓動と、暖かさ。
「…みず、き?」
芝生の上で横になっている瑞穂の上に乗っている何かは、瑞穂の声に応えるかのように、微かに動いた。
「…瑞希、なのか…?」
泣き出しそうな感情を押し留め、ゆっくりとした動作で起き上がれば、自身に乗っていたのが人だったことがわかった。
「…みず、き…」
震えてしまっている手に力を込め、ゆっくりと、その顔にかかる長い黒髪を掻き分ければ、その人の顔が、自分のよく知る人の顔だとわかった。
「…っ!」
瑞穂のよく知る。
瑞穂が一度は失った。
瑞穂が追い求めた。
妹の寝顔だと、わかった。
「…瑞希…!」
瑞穂は妹の名を呟きながら、静かに涙を流した。
瑞希の身体は暖かく、肌も健康的な色をしている。
浅い呼吸を繰り返し、小さな胸をゆるやかに上下させ。
細く小さな指先は、瑞穂の服を掴み。
瑞希は、今、ミズホの腕の中で、確かに生きていた。
「――…ん…」
「っ、瑞希?」
瑞希から聞こえた、微かな声。
瑞穂にとっては聞き慣れた、しかし、ずっと聞きたかった声。
「…おにい、ちゃん…?」
「み、瑞希ぃっ!!」
瑞穂は咄嗟に、瑞希の細い身体を、力一杯抱き締めた。
「ぐふっ!…って、え、ちょ、おっ、おにいちゃん!?」
いきなりの力強いハグによって変な声が漏れてしまった瑞希だったが、それが兄だと気付けば、今度は驚きで変な声になってしまう。
「え、ど、どうしたの!?え、なに?なんなの!?嬉しいし幸せだけど状況がよくわかんないよ!?」
さらにそこに混乱が加わることで言動まで変なことになってしまっていた。
「瑞希っ、瑞希っ…、瑞希…」
「え?…おにいちゃん、泣いてるの?…え、なんで?ほんとどうしちゃったのおにいちゃん!?」
顔は見えずとも、耳元で聞こえる声には嗚咽が交じり、頑なに離そうとしない腕や肩が小刻みに震えているのはわかる。つまり、兄は自分を抱き締めながら泣いている、ということを把握することは出来た。
しかしその理由が、何故兄が泣いているのか。それが今の瑞希にはわからなかった。
「うぅっ、…瑞希、みず、き…、瑞希――」
瑞穂はそんな妹の混乱には気が付かず、縋るように妹の名を呼び続け、二度と離さぬ様に抱き締め、自然と溢れてくる涙を流し続けた。
「…ねえ、どうしたのおにいちゃん?大丈夫だよ?私はちゃんとここにいるよ?」
瑞希はとにかく泣きじゃくる兄を落ち着かせようと、声を掛けながら、震える身体を抱き締め、自分の肩に乗る頭をなるべく優しく撫でる。その動きが妙にぎこちないものだったのは、瑞希は兄に慰められたことはあっても兄を慰めたことなど一度も無かったので、どうすればいいのか軽くテンパっていたのだ。
そもそも、兄が自分の前で泣くこと自体、瑞希の記憶にはないものだった。
親が死んだときでさえ、兄は瑞希の前では優しく微笑んでいたくらいなのだから。
「…おにいちゃん、ほんと、どうしちゃったの…?」
兄の行動に戸惑いながら、その原因を必死に考えようとしてみても、全く分からない。
分からないどころか記憶自体があやふやで、直近のことを思い出そうとしても何か靄がかかっているような感覚がするばかりで、それが余計に瑞希を不安にさせた。
「――っ、ず、ずまん…っ、もう、あいぞうぶ、だかっら…っ」
瑞希が途方に暮れながらも根気良く兄に声をかけ続けたおかげか、瑞穂はようやく妹から身体を離し、瑞希の名前以外の言葉を発した。
咽びながらの訛声で、涙を流しながら、笑おうとして失敗したような表情ではあったが。
「…全然大丈夫そうには聞こえないし、見えないんだけど?」
それでも、兄の感情が多少なりとも落ち着いたことを感じた瑞希は、あえてからかうような口調で返しつつ、内心では少しほっとしていた。
「っ、す、ずまん…、ちょっど、待ってくれ――」
そう言いながら瑞穂は大きく深呼吸を繰り返して呼吸を整え、鼻を啜り、袖で涙を拭ってから、改めて妹と向き合った。
「うん、もう大丈夫だ。ごめんな、いきなり」
目元は真っ赤だが、今度はちゃんと笑えた瑞穂がそう言うと、瑞希は呆れたような溜息を吐きながら、表情は軽く微笑んでいた。
「まあ、それはいいよ。でも、…出来れば、いろいろと説明して欲しいんだけど…」
「うん、そうだよな。まず…うっ…」
「なんでまた泣き出すの!?」
6年ぶりに妹と言葉を交わし、視線を合わせたこと。
二度と聞けるはずのなかった声を聞き。二度と見れるはずのなかった瞳を見れたこと。
落ち着いたと思っていた瑞穂の心は、いとも簡単に暴れ出し、溢れてくる涙は簡単には止められなかった。
「はぁ…。ほんとどうしちゃったの、おにいちゃん?私の前で泣いたことなんて一度もなかったのに」
瑞希は首を傾げながら尋ねた。
頭はどこかぼんやりとしている。それでも、自分の兄が泣いている。まずそのことが気になった。
「…瑞希、にっ、会えた、からな」
瑞穂は妹を抱き締めて泣き叫びたくなる衝動を抑えながら、かすれそうな声を出した。
「なにそれ。変なおにいちゃん」
瑞希はそんな兄を見て、柔らかく微笑んだ。
「私はずっとおにいちゃんと一緒だよ?」
「っ、…そう、だったな…」
それを見れば、ミズホの目からはまた涙が溢れてきた。
永い間、写真や画像でしか見ることの出来なかった瑞希の表情。
微笑んだ瑞希を見れば、瑞穂はいつも穏やかな気持ちになれた。自分も一緒に微笑んでいた。
だが今は、取り繕ったような笑顔で、泣き続けることしか出来なかった。
「だから泣かないでってば。なんでそんなに、泣い、て……」
「…瑞希?」
微笑んでいた瑞希の表情が曇りだし、声は掻き消えて行く。
瑞穂が声を掛けても反応はなく、次第にその目は見開かれ、身体が震えだす。
(…まさか、思いだしちまったのか…!?)
まるで冷水をぶっかけられたかの様に、瑞穂の思考は一気に冷静さを取り戻した。
「…わたし…え…?」
瑞希の目は焦点が合っていない。瑞穂を見ているようで、どこも見ていなかった。
「瑞希」
瑞穂の頭の中では、先程までの感情の高ぶりは掻き消え、どうやって瑞希を落ち着かせるかで一杯になっていた。
「学校出て、おにいちゃんにメールして、それから…」
「瑞希っ」
「男の人達…、車で…縛られて…っ!」
「瑞希っ!」
呟きながら、少しずつ瞳から色彩が抜けていくような妹の様子に、瑞穂は咄嗟に抱き締めてやることしか思い付かなかった。
「…わ…、わたし…いろんな人に…殴られて…蹴られて…制服、破られて…さ、触られて、っ」
瑞穂の胸の中から聞こえる瑞希の呟きは、まるで呪詛のようで。
「わた、わたしの、中に、何か、入ってきて…っ、痛くて、熱くて、苦しくて、気持ち悪くて…、それが、いっぱい、いっぱい…」
「瑞希、もういい」
「いっぱい、入って、出て、…首、苦しくて、息、息が、出来なくて…」
「…瑞希っ、もういい」
「苦しくて、頭、真っ白になって…」
「瑞希っ!」
「…おにい、ちゃん…」
「…」
瑞穂は腕に込めた力を抜いた。
顔を下に向ければ、こちらを見上げる瑞希と目が合った。
恐怖に震え、怯えに染まった、瑞希の目と。
「…おにいちゃん…、おにいちゃん、なんだよね?」
「ああ、そうだぞ。…瑞希」
「っ、おにいちゃん!」
瑞希は瞳に涙を浮かべ、瑞穂に抱きついた。
「怖かった!痛かった!苦しかった!怖かった!」
「…ああ」
瑞希は両腕に力を込め、泣き叫ぶ。
「…ずっと、助けてって…!…おにいちゃんのこと、呼んで…、おにいちゃんのこと、考えて…、苦しくて、息出来なくて…」
「…ああ」
瑞穂はそんな瑞希を優しく抱き締め、落ち着かせるように、頭を撫でる。
「…おにいちゃん…おにいちゃん…っ――――」
木々に囲まれた空間に、瑞希の泣き喚く声が響き、木霊した。
「…ねえ、おにいちゃん…」
それからしばらくの間、瑞希は兄の胸の中で泣き、声にならない声で叫んだ。
今は泣き止んでいるものの、兄を呼んだその声は未だ涙声であり、叫び続けたせいか少し嗄れている。
「ん?」
(…少しは落ち着いた、か?)
それでも、感情的になっているわけでもない様子から、瑞穂はほんの少し安心した。
「…わたし、どうなったの?」
「っ」
妹からの問い掛けに、ずっと続けていた頭を撫でる手の動きが止まった。
「…なんとなくは、わかるの。でも、ちゃんと教えてほしい。私は、どうなったの?」
「…それ、は…」
瑞穂は一瞬悩んだ。
いくらでも誤魔化すことは出来る。嘘を並べることも出来る。この世界でそのことを知っているのは、瑞穂だけなのだから。
だが。
「…瑞希、おまえは、…死んだんだ」
ここまで記憶が残っているのなら、中途半端な嘘を吐いても意味はないだろう。
「…そっ、か…。やっぱり、そうなんだね――」
瑞希の浮かべた表情は、納得と諦めの混ざった、苦笑だったが、
「――って、あれ?」
兄の胸から顔を離し、その顔を見上げ、
「…なんでおにいちゃんがいるの?」
首を傾げながら尋ねた。
自分が死んだことを知っている兄が、こうして目の前にいて、話している。それは、どう考えてもおかしかった。
「それはまあ、いろいろあったんだが――」
それから瑞穂は、ここに至るまでの経緯を簡単に説明した。
瑞希が死んでから6年の月日が流れ、瑞穂が死んだこと。
天使という存在から、異世界で生きろと言われ、転生したこと。
瑞穂が転生するための報酬として、瑞希もまた転生させられたこと。
それを聞いた瑞希は、
「…だから、あんなに泣いてたんだね、おにいちゃん」
天使やら転生やら、気になるはずのことは他にもあるにも関わらず、まず、兄が泣いた理由に納得した。
「仕方ないだろ。瑞希がいなくなってから6年間、ずっと会いたかったんだから」
「…うん。私も、会いたかった」
瑞希の表情に、ほんの少しだが、柔らかさが戻って来た。
「でも、なんでおにいちゃんは死んじゃったの?事故?」
「いや、普通に殺されただけだ」
「そっか…、って、え?」
瑞希は、兄が話す言葉の意味を一瞬理解できなかった。
「俺が殺したやつの仇打ちで、俺は殺されたってだけだ」
それが誰なのか、正確にはわからないんだけどな。たぶん、俺が殺したやつの母親だと思う。息子の仇ってやつだ」
「え、…え、え?」
瑞穂の話す内容は、普通に生きている人にとっては異常事態と言えることであるはずなのに、その様子はまるで面白くなかった映画の感想を話すような、感傷の欠片も見えないものだった。
「え、あ、…こ、殺され、殺した、って…っ、おにいちゃん、6年間なにしてたの!?」
「まあ、人探しと、復讐と、逃亡、かな」
「…まさか、わたしを襲った人達?」
「ああ」
「…まさか、全員?」
「全員。10人。俺が殺した」
「…そ、そんな…」
「もう顔も名前も覚えてないんだけどな。そんで、全員殺し終わったあと、瑞希の墓参りに行ったんだよ。そしたら、俺が殺したやつの、あれはたぶん母親だろうな。最後にごめんなさいって言いながら俺のことを刺してな。まあ、因果応報ってやつだ」
「…」
瑞希は、言葉を失ってしまった。
兄が復讐をしたことに対して、ではなく。
兄が人殺しをしたことに対して、ではなく。
兄が殺されたことに対して、ではなく。
兄が、人を殺したことを、人に殺されたことを、淡々と、何の感情も込めずに、妹である自分に言うことに対してだ。
「あ、俺のことを刺した人には何もしてないぞ?目撃者をどうとかもしてないし。少し縛ったりはしても、ちゃんと目標を殺したあとは解放したからな。おかげで逃げるの大変だったけど、どうせ誰が殺ったかなんてすぐにばれるだろうし、俺が殺したかったのは瑞希を殺した連中だけだったからな」
「…」
そんな、苦笑しながら、他愛も無い苦労話をするかのような、自嘲気味に語った兄に対し、瑞希が抱いた感情は、
「…バカだなぁ、おにいちゃんは…」
恐怖や怒りといった負の感情ではなく、
「む、バカとはなんだバカとは」
「バカはバカだよ。おにいちゃんのば~か」
兄が自分のためにそこまでしでかしてしまうことに対しての、喜びだった。
「…怒らないのか?」
「怒ってるように見える?」
「…見えん…」
瑞穂から見る限り、妹の表情は、優しく微笑んでいるようにしか見えなかった。
「怒られると思ってたの?」
「…まあ、瑞希のためってわけじゃなく、ただの自己満足みたいなものだったからな…」
(そんなことまで言わなくてもいいのに、言っちゃうのがおにいちゃんなんだよな~)
瑞希の中での喜びは、兄のその言葉によって増していくばかりだった。
「怒れないよ。だって、もし私がおにいちゃんを殺されたとしたら、絶対、私も同じことをすると思うから」
それは、瑞希の中で確実に言えることだった。
「…バカ野郎。俺なんかのために、そんなこと――」
瑞穂にとって、その妹の言葉は看過出来ない言葉だったが、
「なんかじゃない!」
ここにきて初めて、瑞希は怒りの声をあげた。
「っ!?」
突然の妹の怒りに、瑞穂は驚いてしまった。
「おにいちゃんが私のことを想う以上に、私だっておにいちゃんが大事で、大切で、大好きで…!おにいちゃんがいてくれたから、私は頑張れた!おにいちゃんがいてくれたから、私は生きていられた!おにいちゃんがいてくれるだけで、私は幸せだった!」
「…瑞希…」
地球にいた頃。瑞穂と瑞希は仲が良かった。
瑞穂自身も、自分が兄として慕われ、少なくとも嫌われてはいないと思っていた。
だが、妹がここまで自分のことを想っているとは、考えもしなかった。
「…だから、…俺なんかなんて、言わないでよ…」
「…すまん…」
瑞穂は、それしか返す言葉がなく。
瑞希はそんな兄を、優しく見詰めた。
「…私も、ごめんね?誕生日だったのに、帰れなくて」
「っ、…瑞希は、なにも悪くないだろ」
「でも、その所為で、私はおにいちゃんを6年も苦しめたんだよ?」
「…確かに、苦しかった。辛かった。何度も泣いた。でもな、もういいんだよ」
瑞穂は瑞希の頬に手を添え、優しく見詰め返す。
「二度と会えないと思ってた瑞希に、こうして会えた。あの6年間はこのためにあったと考えれば、俺は十分救われる。悲しさも、苦しさも、全部だ」
「…おにいちゃん…」
時を越え、世界を越え。ようやく会えた兄妹は、互いに涙を流し、見詰め合い。
二人が纏う空気は、どこか甘く、穏やかなものだった。
「…、あれ?」
「ん?」
そんな空気の中、瑞希が疑問の声をあげた。
「…おにいちゃんが、…なんか、綺麗になってる」
「…ん?」
兄は妹の言葉が理解できなかった。
「…ほら、やっぱり」
瑞希は兄の顔に手を伸ばし、その頬を優しく撫で、軽く摘まんだ。
「おにいちゃんのお肌は確かにすべすべでぷにぷにだったけど、ここまでじゃなかった!」
「…よく知ってたな、そんなこと…」
「大好きなおにいちゃんのことだもん!」
瑞希は自慢げな様子だった。
「さいですか…、って、瑞希も…」
瑞穂もまた妹の頬を優しく撫で、軽く摘まんだ。
「肌のハリツヤが増している…!それに、悩んでいたニキビの跡もなくなってるぞ!」
「…よく覚えてたね、そんなこと…しかも、6年も」
「大好きな瑞希のことだからな!」
瑞穂もまた、お返しといわんばかりに自慢げな様子だった。
「…ありがと」
「…おう」
二人は照れ臭そうにしながらも、互いに笑顔を浮かべていた。
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