人食い婦人

悪魔絵師

第1話恐怖!妖怪人食い女

深夜零時過ぎ。辺りを暗黒に包まれた静寂の夜レンガ通りに誘うようにドレススカートをなびかせ踊る女が一人ぽつんといた。深く考えずに遊女だろうと、不思議な魅力に誘われるように男は、ドレススカートの女に近寄り、男は膝ま付いた後しゃがみ込む…そう…男はスカートを覗く性癖があったのだ


男は右片手で顔を覆い隠してスケベ心丸出しにし、ニヤケ面のまま左手をかけドレススカートの裾を下品にもつまみ上げ好奇心にかられたまなこで覗き込むとドレススカートから、デカイ目が合い数秒見つめ合う



恐怖の声を、上げる前に


その女のドレススカートを払うように地面を蹴りその場から離れるように逃げ


全速力で走り出した、しかし、後ろから直ぐそばに違和感…威圧感を感じ、後ろを振り返ると



すぐ顔の側から、ドレスの女性の顔が耳から避けた口をあんぐりと開き


今にも首根っこから、食われる勢いで噛み付こうとするその女性を


男は実は、格闘家歴がありそのスキルで体で覚えた感のまま、またたく間に、しゃがんで、蹴ろうと足を伸ばし足払いを試みた…するとスカートの下から



数十本以上ほどありそうな鋭利な刃物のようなその百足の足のような物がチラリ


しかもスカートの下から舌が足に巻き付こうとする。その巻き付こうとする舌を払いスカートから剥き出しにスカートに張り付くムカデのような足の牙がギョッとする思わず左手で突き上げるように…

拳でぶっ飛ばす

いや、それでは弱い畳み掛けるように拳で数十発…。胴体から正拳突きをカマス、見事女性であった化物



を胴体を反らせバランスを崩し後ろに退けた


しかし女は無傷で蠢き今にも再び襲われるのも時間の問題。すかさず背を向き逃走を実行した。食われそうな一瞬走馬灯走ったのは、初めてだ。それも死ぬ前に…その間ある思惑がよぎった恐らくこの女性は捕食するために女性自体を疑似餌にし近寄ってきたのだ。男たちは、次々と雑魚のように誘われ疑似餌に釣られ明かりを垂らしたアンコウのように化物に食われていったのだ(まあ、スカートの中を拝むのは、この男くらいだが)


軽率だった



はじめから、食うつもりで近寄ってきたのを



まんまと疑似餌に釣られ案の定こんな自体に


身から出たサビとは言え、こんなところで食われたくない


最悪な自体を想像しながら、再び全速力で逃げる


しかし、後ろから待てーと、体を仰け反らせながら頭をだらんと伸びた首をグルングルンと身体ごと回しこちらを睨んだまま目を離さない!体の器官のどこから出したかわからない声を出し


時速がクルマを抜かす程の速さで、追いかけてきて…逃げ切れる訳もなく、半分諦め気味になるが、餌食にはなりたくない!死にたくない一心で全力を逃走に注ぐ


まるで都市伝説の何かと見まごうような…ドレススカートの影が頭から覆いかぶさるようにデカイ目と暗黒の底なしのブラックホールの空洞のような周りにムカデのような牙が今にも刺さりそうに唾液がかかる…。ああ…もう…ダメだ食われる


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人食い婦人 悪魔絵師 @akumaesii

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