演技で知りえること

夏休み目前

夏休み目前ということは七月である。

前記にあった期末テストであるが、もちろんいい点を取ってやった。楽勝過ぎて赤点を取ったやつらの頭のネジを心配した。

七月の思い出はたくさんあるがここでは二つだけ紹介しておこう。

一つ目、この学科は題名を見てわかると思うが芸術系といえばいいのか演技系といえばいいいのかみたいな感じの学科である。

そして七月には年度末に成果発表として行われる舞台公演の台本が配られる。

今回の作品は人間が少ない話であった。

なので人間のような座り方立ち方をしてはいけないということだったので、苦労をした。

二つ目、シーウィングの彼女の方と付き合うこととなった。

何故付き合ったかをここでしっかりと明記しておこう。

その彼女は、精神的におかしな子なのだ、実際シウィが別れた時彼女は学校に全然来なくなるほどにメンタル面が弱いのである。そんな彼女からの付き合おうとお誘い精神的におかしな子でいながらも学科の中ではリーダーシップをとれるほうだった。そして彼女の誘いを断った場合のことを考えた。俺の予測ではもしあそこで断っていたらたぶん彼女は間違いなく自殺を選んだと思う。

そんなおかしな子と付き合うのは目標があった。相手から自分のことをフらせて、相手のメンタル面のケアをしつつ距離を置こうとするものだ、もちろんこの作戦はうまくいき八月末には別れた。

今思えばあんな奴を付き合うのはやめて見殺しにすればよかったと思うほどに交際期間中は苦しかったし、相手のメンタルに傷は付かなかったが俺の方には傷がついた、いまだにその傷を僕は治す場所を模索している。