おまけ キャラ整理

おまけ 主人公&ヒロイン設定


・ドラゴン(アルテミス)


 一応主人公。古代の魔法使いにより、とある迷宮で強制的に財宝を守るように、魔法というより呪いによって縛り付けられた不憫なドラゴン。

 喋り口調が男だが性別は女。戦う事を好まない優しい性格であるが、呪いにより宝物を狙ったり、自分本人が狙われたときは「もう1人の冷酷な自分」が強制的に覚醒する。

 覚醒時があまりにも強すぎるため、『魔竜』や『悪魔』と恐れられているが、腕試しや宝物狙い、あるいは単純にドラゴン討伐の依頼を受けた「勇者」が連中が絶えず訪れている。しかし、生きて帰った者はいない。


 ドラゴン特有のブレスに始まり、魔法や召喚術も少しだけ使えるようになったため、ほぼ普通の人間では倒す事が出来なくなった。お気に入りはより上位のバハムートを呼び出し、連携してブレスを放つ「純白のカタストロフィ」。


 趣味は空を飛ぶことだが、迷宮に繋がれてからはそれは叶わず、たまたま種をぶちまけてしまった薬草の世話が日課。これが後々役立つ事になった。


 様々な人の手により、「呪い」の一部を解除する事に成功。100%状態になってからは、別ドラゴンのように強くなった。

 第2次解呪の結果「もう1人の自分」は完全に消え、全て「自分の意志」で戦闘を行うようになる。基本的には優しいが、戦う時は容赦しない。でも、2回死んでいる。


 料理が得意という一面もあり、小さな人間用の調理器具を使って料理するという、器用な事をする。腕はいい。



・偽名:アンナ・クロスフォード 本名:その辺の石に生えているコケの神 アン


 主人公であるドラゴンを、自由奔放さと我が儘っぷりで振り回し続ける女性。この国の王女。ドラゴン見たさに迷宮に入り、勝手に住み着いてしまった……というのは設定で、アルテミスを迷宮から開放するために派遣された女神。


 神ではあるが魔法使いでもあり、極めて優秀。古代の魔法すら使いこなす一方、凄腕の「戦闘ゴ-レム」まで作る何でも屋。肉弾戦では剣技が得意。最終手段である「神の裁き」をもつ。


 性格は極めて明るく脳天気ではあるが、時々シリアスな顔を見せる……が、これは演技の場合も多い。

 女神である事を明かした後は、どこか恐れながらアルテミスと接しているが、本来の性格はこちら。ビビリで気が弱い上にダメダメ。


 人の心を読める事が出来るため、ドラゴンの事は何でもお見通し。趣味は目下ドラゴン虐め……だったが、女神である事をバラした途端に弱体化した。


 本来であれば、彼女のようなどうでもい……コホン。下位の神が地上に下りる事はないが、のちに「最高神のご乱心」と呼ばれる大粛正で多くの神が地上に落とされ、天界史上最悪の深刻な神不足に陥ったため、苦肉の策で大抜擢された。


 擬態用の体をドラゴンに吹き飛ばされてしまい、常に女神の姿をしている。なお、保護対象のドラゴンからは、「コケ」「補欠」などと散々言われるハメになった。


・主要キャラ


・砂浜に打ち上げられた昆布の女神 エラ


 通称「昆布」。自分の任務だった生物(メダカ)を不手際(間違えて水槽に海水を入れた)で殺してしまい。たまたま、同時期にドラゴンに関わっていたアンナの邪魔をしようと接したが、ドラゴンが置かれた状況があまりに酷かったため、改心してアンナと共に動く事になった。


 呪術の専門家であり、剣(昆布)を扱う事に長けている。昆布とはいえその切れ味は鋭く、魔法剣「塩昆布」と上位の「梅塩昆布」は相手が振るいかなる剣でも叩き斬る恐るべき女神。通常の攻撃魔法は使えないが、最終手段である「神罰」は使える。


 ドラゴンの呪術解除の中心的存在であり、触れれば触れるほどドラゴンに掛けられた「呪い」のえげつなさに立腹している。



・マリア・トータス

 アンナの友人だが神ではない。呪術をこよなく愛する女性。

 ドラゴン解呪の実働要員として、類い希な才能を発揮する。

 戦闘行為は行わないが、最小限の攻撃魔法は使える。年齢は内緒だそうだ。



・カシム・クレスト(リーダー)

 

 剣を扱う有能な冒険者。ドラゴンとの出会いは、仲間のアルミダが毒にやられ薬草を求めた時。その際、噂に聞くような『魔竜』ではないと理解し、それ以来ドラゴンに対してちょくちょく目を掛けている。



・アルミダ


 エルフの女性。エルフのため姓はない。

 命の恩人であるドラゴンに魂の一部を渡し、命を共にする盟友と呼ぶほどに感謝している。


 呪術と蘇生術のスペシャリスト。短剣と弓、そして魔法を使うが、今のところ戦闘行為は行っていない。


 ドラゴンの呪術解除ではエラのブレインとして働き、ドラゴンが何らかの原因で死んだ場合は蘇生術を駆使する。ちょっと怖い笑みがチャームポイント。


 ちなみに、ネーミングの時に悩んでいた作者が、ゴミの分別で「あっ、これアルミだ……」とつぶやいたのが由来とかそうじゃないとか……知らない方がいい事実があったりする。



・キャサリン・マチルダ


 魔法薬のスペシャリスト。薬草に対しても造詣が深い。

 脇役中の脇役であるが、時々大活躍する。

 

 戦闘では完全にサブ要員だが、時々「手が滑って」大爆発を起こしたりもする。


・少女


 初回のみ登場の召喚術士見習いの少女。推定16才。アンナに頼んでちょっとした練習をした時、いきなりバハムートを呼び出し、アンナと共にドラゴンを灰燼に帰そうとした、将来有望な人物。

 いずれ、成長した姿が見られる……かも?

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