おまけ 主人公&ヒロイン 2(追記)

おまけ 主人公&ヒロイン設定


・ドラゴン(アルテミス)


 一応主人公。古代の魔法使いにより、とある迷宮で強制的に財宝を守るように、魔法というより呪いによって縛り付けられた不憫な奴。


 喋り口調が男だが性別は女。戦う事を好まない優しい性格であるが、呪いにより宝物を狙ったり、自分本人が狙われたときは「もう1人の冷酷な自分」が強制的に覚醒する。


 覚醒時があまりにも強すぎるため、『魔竜』や『悪魔』と恐れられているが、腕試しや宝物狙い、あるいは単純にドラゴン討伐の依頼を受けた「勇者」が連中が絶えず訪れている。しかし、生きて帰った者はいない。


 趣味は空を飛ぶことだが、迷宮に繋がれてからはそれは叶わず、たまたま種をぶちまけてしまった薬草の世話が日課。部屋の模様替え後は穏健に過ごしているが、希に戦う事もある。

 しかし、迷宮の出入り口に検問所が出来てからは、許可証を持った者でなければ入る事が出来なくなり、自然と改造ブームも去った。以降、迷宮は以前のようになった。


 様々な人の手により、「呪い」の一部を解除する事に成功。100%状態になってからは、ようやく主人公の座を回復しつつある。

 また、本人は気が付いていないが、思考や行動が忌み嫌う「もう1人の自分」と大差がなくなりつつあり、覚醒状態でも少し優しくなった


 料理が得意という一面もあり、小さな人間用の調理器具を使って料理するという、器用な事をする。腕はいい。


・アンナ・クロスフォード(偽名)


 主人公であるドラゴンを、自由奔放さと我が儘っぷりで振り回し続ける女性。実は、この国の王女。ドラゴン見たさに迷宮に入り、勝手に住み着いてしまった。しまいには、ドラゴンと共に侵入者と戦うという、かなり無茶苦茶な事を始めた。


 魔法使いで極めて優秀。古代の魔法すら使いこなす一方、凄腕の「戦闘ゴ-レム」まで作る何でも屋。肉弾戦では剣技が得意。


 性格は極めて明るく脳天気ではあるが、時々シリアスな顔を見せる……が、これは演技の場合も多い。


 人の心を読める事が出来るため、ドラゴンの事は何でもお見通し。しかし、自分の事はあまり語ろうとしない。謎多き人である。趣味は目下ドラゴン虐め。


 毎夜毎夜ヒソヒソ話しているのをドラゴンに問われ、聞いていないことまで喋り倒した挙げ句、勝手に自分が女神である事をカミングアウトしてしまう。もちろん、アンナ・クロスフォードというのは偽名で、「どっかその辺に落ちている石に付いたコケの神 アン」が正式名称。地上の希少生物を保護する任を受け、ドラゴンに近づいた。

 本来であれば、彼女のようなどうでもい……コホン。下位の神が地上に下りる事はないが、のちに「最高神のご乱心」と呼ばれる大粛正で多くの神が地上に落とされ、天界史上最悪の深刻な神不足に陥ったため、苦肉の策で大抜擢された。


 神であることをバラしてしまってからは、人格? すら変わってしまい、本来のダメっぷりを遺憾なく発揮するが、一応は女神なので強力な裁きの一撃を持っている。

 擬態用の体をドラゴンに吹き飛ばされてしまい、常に女神の姿をしている。なお、保護対象のドラゴンからは、「コケ」「補欠」などと散々言われるハメになった。


おまけ


・上司


 今のところ謎。強力な力を持っている事だけは確かである。

 補欠のコケ……じゃなかった。アンをこの任務に抜擢する事を最後まで悩んだが、他に手空き神がいないので、やむを得ず使うことにした。

 毎日毎日アンから泣き言を聞かされ、後悔していなくもない。

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