吸いこんだり吐き出したりについて

オカルト系の某イベントへ行った時の話。イベントは6月だったのでかれこれ4ヶ月くらい前のことだ。

 実はこのイベントについては行く前から、なんだか碌な目に合わないのではないかという予感がした。

 実際にどんな事になったか箇条書きで述べると


 ・会場最寄の駅に着いた途端、雨がざんざん降り。

 ・土地勘がなく、事前に道順をネットで確認するもあっさり迷子。豪雨の中全くの別方向へ歩くこと三十分。

 ・流石におかしいと会場に電話。その後も散々迷い電話すること三回。

 ・着いたら着いたで雨と汗でしけしけの体は、会場の空調であっという間に冷え冷え。

 ・見やすそうだと見当つけた席。開演直前に前の席に着いた人物は厚みも高さもある人物だった。


 しかし最大についてないと思ったのは、隣の席にずれようか逡巡した一瞬をついて、私の隣に座ったある人物。

 


 あ――。「吸い取る人」だ。


 

 なんといいましょうか…近くの人の運を吸い取る人。

 説明がすごく難しいのだが、そういう人はなんだか“分厚い”。

 太っているとかじゃなく、なんか皮膚だか肉だかが皮一枚分、厚い感じがするのだ。

 イベント自体は面白かった。とても楽しめた。

 「取ってく人」は、イベントで抽選のプレゼントを2つも3つも獲得していた。 



 イベントが終わって帰路に着いたとき、右足のつま先に痛みを覚えた。

 一足ごとに痛みが強くなる。まるで何かがつま先に噛み付いているようだ。

 最寄り駅に着いた時、このまま電車に乗ってはいけない、と思った。

 持ち帰ってたまるか…置いて帰るんだよと、鳩尾に拳を当てて強く「離れろ」と念じる。

 語感としては「はぁなぁれぇろぉ」という感じだ。

 途端に痛みが治まった。

 帰ってから40℃近い発熱。喉が酷く腫れて一週間近く寝込んだ。

 さらに、この文章を書き始めた途端、パソコンが壊れた。

 なんなんだ。 

 そういう訳で、実はこの文章は細かい描写をかなり削った。どこか書いたらまずい所があったのだろうと思ったからだ。

 パソコンは応急処置後、騙し騙し使っている。

 今回は、無事最後まで書けたらよいのだが。



 ところで前8~9月に酷い目にあうらしいという占いについて書いたが、無事に9月を終えられた。

 占いが外れたのか、あらかじめ注意していたのが良かったのか分からない。

 が、悪い卦でも注意すれば結構避けられるものなのだな、と思えるのは悪いことではない気がする。

 何度も書いたと思うが、私の場合、ともかく感覚が「という気がする」という域から出ない。

 霊感のある方々って、どういう点を持って自分の感覚に「これは間違いない」って自信を持てるのだろか。

 大体「吸い取る人」などと言うのだって、運のいい人を妬んでそんなことを言ったり感じたりするのでは…という見方もある。

 絶対そうじゃないと言い切るほど、私は自分の感覚に根拠を持てないし自信もない。

 ここでのモノ書きはまさしく「王様の耳はロバの耳」、実生活で口にしたらまず間違いなく生きにくくなる諸々を片付ける為の場所なのだ。

 これからも精々、呟かせて頂きたいと思う。


 

 そして今考えていること。

 前回のヒプノについての文章で、部屋一杯のネガティブの行方について悩んでいると書いたが、実はそれに似た疑問は以前からあった。

 よく「息を吐くとき悪いものを一緒に吐き出し、吸うときは光を吸い込むイメージで…」と書かれている物を読むが、吐き出した悪いものってどこ行くのだろう?

 一方で「悪い気を撒き散らしている人の気に当たって気分が悪くなった」ともいうが、じゃあ息とともに吐き出した自分の悪いものだって、他人に当たったりしないのだろうか?

 悪いものをゴミと言い換えたとして、他の人が捨てたゴミに当てられたと言いながら自分も捨ててるような気がしてどうもすっきりしない。

 うーむ…。でも出せるのならば出したいではないですか。溜めときたくはないではないですか。

 ゴミは指定された場所に捨てればよいのだ。

 だからそういう風に吐かれた悪いものについて、処理されるべき適切な場所(何処なのだ?)へ自動的に行くように出来ないものだろうか?

 「吐くとき、悪いものの行き先は?どこに吐くよう念じればいいの?」と聞きたいのだが、誰にでも聞いて回れる類の質問ではない。

 だからヒプノ講座のとき、もしかしたら疑問に対する答えが…とすごく期待したのだが…。

 残念だ。

 もし答えを得ることが出来たら、またここで呟かせて頂こう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る