番外話⑤ 或る街の詩

石の壁をくぐった


真っ暗だったが行き方を覚えていた


伝って歩け、記憶を辿れ


我が故郷へ還らせ給うな



やがて煌々と光り


記憶と違わぬあの故郷が


ちっぽけな私の前に現れる



さぁ迎えておくれ、ジューダ


謀叛は成功せしめたり、万歳


思い出せ、我らの使命を

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