第208話哭微之二首 其一
哭微之二首 其一
八月涼風吹白幕 寝門廊下哭微之 妻孥朋友相弔 唯道皇天無所知
元微之を哭す その一
八月の冷たい風が、柩をおおう白い幕に吹き付ける。
邸内の一番奥まった寝門の廊下で、元微之の死を哭す。
妻子友人が弔問に来ている。
口について出て来るのは、この一言だけ。
「天は、何をわかっているのか」
※哭:声を上げて泣く。さすがに苦楽を共にした親友元稹の死にあたって、白楽天は大声で泣いてしまう。
※寝門:邸内の最も奥まった門。その廊下で哭くことが、朋友であることを示す。
○「天は何をわかっているのか、何もわかっていない」
白楽天の心は、張り裂けている。
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