第193話白楽天洛陽に戻る

大和三年(829)から会昌六年(846)。

白楽天は五十八歳から七十五歳。

朝廷内では、相変わらず権力闘争は激化。

宦官VS高級官僚は惨劇が発生するほどの事態を起こしたりもした、


さて、わが白楽天氏は大和三年、刑部侍郎を辞し、太子賓客分司東都として、再び洛陽に戻った。

その後は、大和四年十二月から七年四月まで河南尹となるけれど、それ以外は実績をあげた名誉ある高級官僚として、その死まで洛陽の大邸宅で悠々自適の余生を過ごす。


※太子賓客分司東都:政治の中心からは離れ、高位を歴任した官僚の名誉職。

※河南尹:洛陽を含む郡の長官。


※次回以降、この時期の詩を訳します。

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