第159話白楽天の洛陽の時期(第一期)

杭州刺史であった白楽天は、長慶四年(824)五月に任期が満ち、辞令により、洛陽に転勤となった。

新しい職務は、太子左庶子分司東都という、ほぼ実務がない名誉職。

尚、東都の意味は、長安の東に位置する「副都」ということ。

杭州を出発したのは、五月末。

秋には、洛陽に到着している。

しかし、滞在期間は半年程度で、翌年の宝歴元年三月には蘇州刺史の辞令を受け、同三月末に洛陽を出発している。

また、この洛陽の時期に、終の棲家となる屋敷を購入している。


※次回以降、三首を訳します。

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