第135話白楽天 長安に復帰
元和十五年(820)の正月、憲宗皇帝が四十三歳で崩御した。
死因は、自然死ではない。
朝廷内で宦官と対立し、暗殺されたという。
さて、我らが白居易(白楽天)は、新たに即位した穆宗から尚書司門員外郎に任命され、忠州から長安の都に戻ることになった。
その後は、ようやく出世街道をたどると思われたけれど、その翌々年の長慶二年(822、51歳)には再び杭州刺史として、地方に出る。
原因は、白楽天が自ら地方転出を望み出たとの説と、過去と同じく、政府批判をしたことが原因だったという説がある。
次回から、二度目の長安期の詩を訳します。
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