第8話 うちの子をコンクールに出させて欲しいのですが。
えー、たまにね、練習量の足りてない我が子に気がつかないのかなっていうお母さんがおられますね。
「コンクールに出したいのですが~」って。
「無理です。お嬢さんの練習量が足らないので技術的に無理です。私の指導力も無いし。」とお伝えするんですが。
するとね、こう言われる方がおられるんですよ。
「先生、お祭りでいいんですよぉ。お祭り。参加することに意義があるんですよぉ。」
「んー、私もコンクールに興味が無い訳ではないので…。じゃあ、挑戦しましょうか。そのかわり、予選落ちは覚悟しておいてくださいね。」って感じで何人かの生徒がコンクールに参加することになっていって、軽く20年経ちました。
何故か、毎年2~3人コンクールに参加してきましたね。
その歴史は、先生を鍛えるものでありました。
初めのうちは、参加者全員、賞が無い・・・=下手くそ。
ほぼ先生(私)に責任があると解ってしまいました。
私がきちんとピアノ演奏を理解できてないのに生徒が上手く弾ける訳がない!
そこで、自分の先生を探すことにしました。
学生時代の先生は、お引越しされてしまいましたので、仕方なく友人の先生を紹介していただきました。
この先生がね、私に厳し過ぎて・・・。
私、大人だよ?
続く
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