第33話 中編

そして、体育祭当日。

俺は、朝から忙しかった。

昨日、今日の最初の挨拶なににしようかなーと思っていたら、寝てしまい結局なにも考えずに終わって。朝起きたら、登校時間まであと少しで焦って走って学校へ行き。学校に着いて教室に入ったらすぐに、はい、運動場へ移動してくださいと言われ、現在に至るわけだが。

「やぱい、どうしよう」

もう、体育祭のが始まるまで、3分を切っていた。

今から考えたところで、なんにも変わんないし、なら一層アドリブでいくか。や、でもアドリブで言える自信なんてないし。ここは、やっぱり、今日はいい天気になってよかったですねとよく体育祭とかの校長挨拶で入る言葉を言うか。

そんな、ふうに悶々としている間にも時間は過ぎていき、もう挨拶する時間になっていた。

「えー、では、生徒会長挨拶」

「はい!本日は、いい天気になってよかったです。僕としては、教員代表VS生徒代表リレーが気になります。みなさんは、なにが気になりますか?」

そうして、無事に挨拶を終えた俺は、生徒会の席に座った。

それからも、いろいろな人が挨拶をしていき、遂に体育祭が始まった。

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