第Ⅲ章 新学期

第18話新学期 爆死編

そして、夏休みは終わってしまい。

新学期になった。

新学期になったからなにがあるわけでもなかった去年とは、違い今年の俺には、やることがあった。

生徒会会長就任式たるものが。

そして、生徒会長就任式。

「えーでは、今から、生徒会長就任式を始めたいと思います」

司会の子が、業務的に生徒会長就任式の幕開けを宣言する。

「では、始めに、生徒会長から、残り少ない任期でなにをやりたいのかを聞いて行きたいと思います」

「えー、初めまして。生徒会長の近藤昌幸です。僕は、前生徒会長、嗄騨岬さだみさきがアメリカに行くことになったため、急遽生徒会長になりました」

まあ、最初の出だしは、こんな感じだよな。

「そして、僕が残り少ない任期でやりたいこととは、地元を愛し、地元でなにか、大きなことをやった時に、清流高校の生徒とは、この街の誇りだっと言って貰えるようにしていきたいです」

「そして、今、僕たち生徒会は、地元の巨大プロジェクト『明日へ、羽ばたけ、世界に注目されろ、棚田街!』というものを考えており、現在鋭意奮闘中です!」

沈黙が走る。

あれ俺なにか変なことでも言ったかな………

というか言ったような気がしてならない。

眩と目があった。

はあー、なに言ってんだかって顔をしていた。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る