第6話 盲目的な従順
「な、な、何を言うのですか?死ぬとか文明が終わるとか、理解出来ません!」
「そうやって理解出来ないのだから滅亡するのだよ。我々から言われた通り何の疑問も持たずにお前たちは薬を使った。そして薬を利用して同じ星の人間にさえ手にかけた。それだけで十分な理由だと思わないか?」
「そ、そんなバカな…。我々は言われた通りの方法に従ったまでです!」
「言われた通り?我々はこういった薬もあるとして置いていっただけだ。ましてや粛清に利用するなど誰もそんな方法は伝えてはいない」
「しかし、そのような方法もあるというのは私の部下を通して聞きました!」
「なるほど。確かに以前来たときに君の部下に接触した記録はある。ところで、その部下の姿は見かけないようだがいまはどこにいるのかね?」
「そ、それは…」
B星の代表はそこで言葉に詰まり何も言えません。何故なら、その部下はすでに自らの手で粛清していたからです。それもつまらないミスを理由にして。
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