主人公には劇的欲求が必要だ!なんて話をよく聞きます。
ただ劇的欲求があれば書きやすいか?と言われるとそこは違う気もします。
でも大きな目的を愚直に目指すなり、途中で曲がったりすることでキャラクター性を表現することもできるかな?と思います。
あと主人公は歪なくらい変わってるキャラの方が印象に残る気がします。
ただ尖ったキャラクターというのは痛い事が多く、シュタインズゲートの主人公は人気があったけど、他のシリーズの主人公はほとんど嫌悪されてたりもします。
歪に尖ったキャラというのは諸刃の剣かもしれません。
昨今のweb小説は共感が重視されているという感じもあります。
そもそもが小説は内面的な側面が強く、共感性を大切にした方がいいかな?と自分は思っています。
ですので最近は蒙を開く様な自己啓発的な内容よりも、ストレートに心に響く素直な作品の方がいいのかな?と思う事があります。
復讐物を否定する作品に人気が付きづらい理由もこういうとこかなと。
創作物とかで今迄慣れ親しんだ主人公が突然自分の感情的に理解できない行動などをすると、途端に冷めてしまい小説を読むことをやめるなんてことも多いです。
共感出来る主人公であり、感情的におかしいことがない主人公が理想かもしれません。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>共感出来る主人公であり、感情的におかしいことがない主人公
たしかに、こういう主人公が理想的ですね。
自分も、作品に没入するほど、主人公の行動を意識したりします。
突然理解できない行動をされると、読むのをやめたりとか、とても良くわかります。
主人公造形って、わりと難易度が高いようです。
主人公造形に苦労する書き手さんは、かなり多いです。
「劇的欲求」をもたせたはずが、いつのまにかブレていたり、とか。
たとえばジャンプ漫画だと、主人公が活躍していますが、トップレベル漫画家だからこそできる、ということもあるかもしれません。
>歪に尖ったキャラというのは諸刃の剣
まさしく、目立たせようとして、共感できない主人公にしてしまうパターンとかもあります。
いっそ主人公を、映画の「ロッキー」タイプにしてみてはどうでしょう。
・ロッキーは、いわゆる『悪者をやっつけて、スカッとする映画』じゃない
・現状に対して常に葛藤し、自分自身と戦い続けるのがロッキーだ
「木根さんの1人でキネマ 」を読んで、自分は、
『悪い奴をやっつけて、スカッとする話』
がそんなに好きじゃないんだな、と最近思うようになりました。
なので最近、ロッキータイプへ主人公をシフトするようになりました。
読者的には、面倒くさい主人公かもしれません。
が、自分の現状に満足しない主人公は、書き手的に愛着が湧くのでは?
作者からの返信
管理人も、俺TUEEや単純な勧善懲悪よりも、ロッキー型主人公の方が好みです。
そのほうがカタルシスが大きいですし、書き手側としても、愛着や共感もわきます。
ただ、管理人の場合、主人公の描写や造形が下手なせいか、下読みの方に伝わっていなかったり、ご都合主人公になってしまったり、ということがあります。
それに、やはり「俺TUEE」流行の時代ですからねぇ。
難しいところです。
同世代なんでフラッと来ました。
全部は読んでません。
主人公づくりへの苦悩は共感できます。
私は何よりも主人公づくりが、もっとも難航します。
読者に共感できる主人公、たしかにそれが出来ればいいですが
今の世の中何が受けるかわかりません。
性格がクズであるはずの「おそ松さん」がウケる時代です。
まずは、作者が大好きだ・愛している・お前しかいないんだ、というキャラを作るしかないと、
最近思ってます。
次に、世界観も大変です。
主人公を活躍させる世界を作り上げるのが本当にきついです。
「何もかも、君を活躍させるために用意させた」世界ではなく、
「君でなければ活躍できない世界」を私は目指しています。
作品作りは、漫画家の荒木飛呂彦先生の影響を強く受けています。
あとは、モチベです。
他の項目に書かれていることでしょうが、この歳になると実を求めなければなりません。
お互い、実を目指しましょう。
結果ラノベじゃなくてもいいやってくらいの、気楽さも大切と思います
作者からの返信
コメントありがとうございます。
>今の世の中何が受けるかわかりません
ほんとにそうですね。
自分の苦手系キャラや範疇外のキャラが流行ると、難しさを感じます。
たとえばエヴァの主人公も、かなり「らしくない」主人公だったと思います。
最近のweb界隈は「おっさん主人公」なんかが流行っているようです。
世界観も、魅力のあるものを出来れば売りになると思うのですが、簡単ではなさそうです。
モチベについては、小説とはなんぞや、という探究心が、意外とモチベになっていたりします。
他にも、最近ですと、宮﨑駿監督の新作ニュースとかも、モチベが刺激されました。
実を言うと、モチベアップのために、この気まぐれエッセイを書いていたりします。
ともあれ、なんとか結果を出せるよう頑張りたいと思います。
主人公、目的とこいつは何をできるのってのは12万字の小説なら2万字くらいまでに突っ込まないと分かりづらくなるかも。ウェブ小説なら冒頭三話、一万字くらいまでにはっきりとしとかないとすぐ読者が見限ってしまう傾向が。
主人公は共感型で俺もこんなスカッとしたとか、おいしい思いをというのか、憧れを抱くもの。この人の生き方、努力とかが尊敬できる!(伝記系)
または、こいつ馬鹿だーあはははとコメディ的に調子に乗って落とされる。
この辺がわかりやすいのかなあと。
作者からの返信
なるほど、冒頭三話以内ですね。
自分も、読み手としては、やはりイントロで主人公ははっきりさせてもらわないと、という気持ちがあるので、納得です。
ウェブは、共感型がかなり重視されているように思いました。
主人公については、もっと勉強を重ねたいと思っています。
編集済
主人公って難しい……とは、実はあんま思わなかったりします。主人公って作者に最も近い存在ですよね。つっても生まれてできた頃は主人公と言えど筆者とは赤の他人。そこで小夜子は主人公に愛着を持つために必ず自分と同じ誕生にするという裏設定を盛り込んでいます(笑)まずはこれで自分の中の主人公に対する好感度を上げるのが最初の仕事です。好感度が上がってしまえば、後は書けば書くほど愛着が湧いてきます。
しかし、ここで大きな問題が。自分の内面は恥ずかしながら、粗暴な所があります。普段は理性で封印している部分が文章に出てしまう癖が大変強く、以前の作品でその部分を惜しげもなく書いた”粗暴な主人公”は大変不評で、主人公に対する共感は全く得られませんでした。そして、仲間の方ばかりに賞賛の声が……。
その反省から自分の気持ちを全部吐露したような主人公を書くのではなく、自らの気持ちを少し抑え気味に書いた主人公の方が良いと気づきました。分身ではなく半身を書く気持ちです。
そして、読者に不快感を与えないよう、筆者が書いていて楽しくもあり、読者にも楽しいと思えるような主人公を書こうと思いながら書くようになりました。
とはいえ、まだまだセリフが乱暴的だという友達は指摘します。これは関西人という性格もあるんですけど……なのでまだまだ発展途上。でもきっと何かしらの共通点というか愛着が湧くようになれば、主人公を書く気持ちが変わってくるのではないかなと小夜子は思います。持論で申し訳ないです。
作者からの返信
>主人公に対する共感
やっぱり、これが難しいですね。
派手な主人公にすると、共感されなくなりかねません。
かといって、読者の批判をおそれすぎたり、地味にすると、目立たない。
というようなトレードオフ関係があるように思います。
個人的には、自分の意見は、共感される自信がないので、あまり反映させないようにしています。
いずれにしても、漫画だとサブキャラ人気で引っ張るのもありますが、ラノベはやっぱり主人公のように思います。
個人的に、薀蓄とか創作論とか、好物なので、持論の開示はとても歓迎です。
ネットだと、創作論を書ける場所って意外とないですからね。
主人公の設定難しいですよね。
私の場合は目的は最初にはっきりさせるのですが、ストーリーを広げるにつれてボヤけてきてしまうのが悩みです。週間少年漫画でよくあるパターンですよね笑
作者からの返信
こんにちは。
「ストーリーを広げるにつれてボヤけてきてしまう」、というのは、よくわかります。
やっぱり主人公は難しいですね。
週刊漫画でも、主人公が空気になっているものは、たしかにあります。
漫画だと、サブキャラの魅力でひっぱれたりもしますが、ラノベだとそうはいかないような気もします。
まだ精進が必要のようです。
主人公は、とにかくストーリーを引っ張ってくれるような性格にすることが多いです。
自分から動いていくようなタイプにしておくと、書く時に詰まりにくいかな~と。
キャラが弱いのが弱点の一つなので、ちゃんと起てたいとは思いますが……。なかなか難しいです(><)
作者からの返信
主人公の問題点は、ラノベ公募の講評でいつも見かけるので、おそらく多くの人がつまづきやすいのかもしれません。
無理にキャラを立たせようと突飛なキャラにすると、妙なコメディみたいになったりとか。
未だに研究途上のテーマです、はい。