『人間、辞めましたシリーズ』

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まあ昔の総界戦争をした時には神とも互角に渡り合える人間が12名居たらしいけど。

今でいう円卓の騎士的な？

その集団を纏め上げてたのが何を隠そうこの世界の調停者である織田信長だ。

人間なのに空間移動や魔法が使え、そのあまりの強さに…

この世界の全てを支配する第六天魔王と呼ばれたほどの人物。

人間なのに魔王と恐れられるその凄さ。

更に戦うために生まれたスレイヤーでもある。

正に天下を取るために存在したようなその圧倒的な高スペック。

ビックリする事に…9歳の時に許嫁が出来て15歳で政略結婚させられたんだと。

しかも許嫁は一つ下、つまりは14歳らしいから今でいえば…中学生同士で結婚した感じ？

今の異国では絶対に考えられん事を昔はしてたんだなぁ。

でも15で結婚って事は…童貞卒業は何歳だ？

9歳の時に許嫁がいたって事は卒業したのもかなり早ぇんじゃねえの？

あの時は偉い人達だけ一夫多妻が許された時代だったらしいし。

優秀な遺伝子を後世に残すため、って聞こえは良いけどある意味差別だよな。

優秀じゃない遺伝子はあまり後世に残したらダメ、的な感じじゃね？

あーあ…世界的に一夫多妻制がOKだったら俺めっちゃ頑張ったと思うのに。

藍架や愛梨…リザリーやマキナ、ショコラに加えて母さんとか…

頑張って落としてハーレムひゃっほー！！みたいに侍らせれたかもしれんのに！

…残念ながら一夫多妻制を取り入れてる国は少ないし女の子を独り占めしたら他の男達が可哀想だ。

ハーレムは男の夢！だが、所詮は夢…

女の子達の事を考えると色々な意味で現実的にはあり得ない事なのさ。

ハーレム物は嫌い、でも男である以上自分はしてみたい…っつー自己中自己満的な矛盾。

つーか俺らって今アレじゃね？

主人公の戦いを少し離れた所で見守ってて…

『す、凄ぇ戦いだ…(汗拭う)』

とか

『あいつ…あんなに強くなったのか！？』

とか

『今のあいつと戦ったら…(ゴクリ)』

とか言う観客的な雑魚感丸出しの脇役orモブっぽくない？

更にハタから見てる奴らからしたら完全にそう思うよな？

いや、まあ…あんな国の一つや二つ簡単に滅ぼしてる戦いに入り込めるか？って聞かれたらNO！って言うけどさ。

なんだろう…主人公の激しい戦いを見てる脇役とかモブ達ってこんなに精神的にヒマだったんだな、って新発見したわ。

あ…一応マキナ達の動きに合わせて移動してるし、飛んで来る瓦礫や木々も避けてるよ？

…なんつーか…なんて言えば、なんて表現すれば良いんだろ…

普通なら戦ってる最中の動きを見て、自分の時に活かすために研究するんだろうけど…

今の俺らとレベルが違い過ぎて研究すら出来ねぇ。

一人と一柱の動きを目で追うのがやっとだし。

肉弾戦としては多分世界最強級だと思う。

だって拳と拳がぶつかる度に衝撃波だの風圧だので近くにあるモノが吹き飛ぶんだぜ？

マキナが吹っ飛ぼうが戦神アレスが吹っ飛ぼうが…木々を薙ぎ倒し岩を砕き山を削ってやっと止まるぐらい。

受け身を取って、態勢を立て直しながらのソレだからね？

目測身長『14m15cmの巨人で巨漢な戦神アレス』

vs

『1m55cmのどちらかといえば小柄なマキナ』

が、戦ってんだぜ？想像しただけでもヤバくない？

まるでリアル進○の巨人だよ。

アレは武器だの道具だのを使って戦ってたけど、コッチのは4重の身体強化しただけで身ぃ一つだぞ！

この例えで、どれだけ今のアイツが規格外で凄まじくヤバいかを分かってくれたら幸いだ。