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「ぁ…!そこ…い…!」
「ははっ、やっぱり?ココが気持ち良いか?」
「んっ…!あっ!凄っ…!はげし…!」
「はっはっは、まだまだ…これからが本番だぜ?」
俺は手をうねうねと動かしながらリザリーの下半身を攻める。
「そらそら…ココが弱いのか?ココだろ?」
「んあ…!?ソコ…!良い…!」
おっと、ありきたりな展開ではあるが…
誤解されないように言っとくと、ただのマッサージだぜ?
ただ俺の攻め方とリザリーの声がエロいってだけだ。
ツボ押しマッサージ&揉み解しマッサージね。
別の言い方では指圧だったり按摩(あんま)だったりするかな?
マッサージのプロたる俺は痛みを与えずに快感を与え、疲れを取る事が出来る。
快感=気持ち良くする。って事だけど、性的かどうかは俺にも分からん。
だって性的に気持ち良くするツボを押さないといけない時もあるんだし。
今ベットに寝っころがっているリザリーは、下着姿だったりする。
別に全裸でも構わないんだけど…
ってか本人はどうせ下着姿になるんなら全裸の方が良い。と言ってたが、万が一でも俺の中の獣が暴走したら困るから下着を付けてもらった。
「んん…!あ…!いい…!もっと…!」
「はいよー、っと」
「ぅあ!?あ…!そ、ソコ…は…!!?」
なんかふくらはぎ辺りが終わったから太もも辺りに移ったら…
ガクガク痙攣し出して力が抜けたようにベットに更に沈んだんだけど。
「…お前、まさか…」
「は…あによ…っ…わるい…?」
「いや、悪くは無いが…俺がしてるのはマッサージだぞ?」
俺が呆れたように聞くと息を切らしながら怠そうな目で睨む。
「わかっ…!てるわ、よ…!でも…!はぁ、気持ち……よすぎるのが、いけな…!ああ…!」
…まるでマッサージじゃなく別の行為に及んでる気分になるぜ。
喘ぎ声にも似たリザリーの声を聞き、悶々とした気分になりながらもマッサージを続ける。
……これ、なんて生殺しだろう…頑張れ俺!理性ブーストON!!
「ぅぁ…!まっ…!ィ…!…き、つづ…けて…!あたま…おか…しく、なるぅ!」
「じゃあ止めるか?」
いつもながらの事ではあるけどさ。
こいつの身体に触れるのはとても嬉しいし、この反応を見れるのは狂喜ものなんだが…
今回のは流石に精神的にキツイぜ。
コレに耐え切ったら、男として…オスとしてとても大事なナニカを失うような気がする。
ってか下半身から先にマッサージしてるから、まだ上半身が残ってるんだよね。
太もももまだ半分しか終わってないのに…今回はホントに反応が凄いのな。
なにかあったのか?それとも欲求不満なのか?
「止め…ないで…!いま、止めたら…ころ…す、わよ…!?ふあ!?」
「…なんで俺、脅されてんの?」
「んあ!っ…!ふにゃあ!ソコ…!ホントに…!ダメ、だから、あぁぁ!!」
いやいや、止めたら殺すって脅しておいてダメとか全然意味分かんねえよ。
俺はため息を吐いてビクビク痙攣しながら喘いで善がる?リザリーの太もものマッサージを続ける。
「んあ!んあぁー!!」
「あ、おい……手がビショビショに濡れたんだが…」
俺がため息を堪えて上を向いてると、ひときわ大きくリザリーの身体が跳ねて手に体液?的なのが大量にかかって濡れた。
一応風邪をひかないように胸と股間の方にタオルをかけていたんだが、もう下のタオルはビショビショになってる。
汗か?汗だよな…?いや、俺の手が濡れたのは違う体液か?
くそっ、首が疲れないように上を向いてたのは間違いだったか!
おそらく肝心な所を見逃した…!
俺がやってるマッサージはリンパの流れも良くするためデトックス効果もあり、実は結構な量の汗をかく。
「ったく…タオル代えるからちょっと休憩な」
「はぁ…はぁ…え、えぇ…ありがたいわ…」
ビショビショになった下のタオルを取って、上のまだ乾いている方のタオルでリザリーの身体を拭く。
そして二つのタオルと手を洗ってタオルを絞ってそのままハンガーにかけて干す。
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