今年もヤツがやってきた(※ギャグです)

今年もヤツがきた。


パァン!!!


俺の一撃は、ヤツには当たらなかったようだ。

くそう、潔く出て来やがれ!!

辺りを見まわすが、どこにも見当たらない。

・・・いた!


パァン!!!


やっぱり、ヤツを倒すのは簡単にはいかないんだな。

すると、頬に違和感を感じた。

もしや・・・!

頬をそっと触ると、血が少しつく。

チッ、いつのまに!

手の平で、血をぬぐった。


仕方がない、毒ガスを使うしかねぇな。

素早く装置を取りだし、そいつに火をつける。

さあ、逃げるぞっ!!


1時間後。


ふたたび戻ると、ヤツが倒れていた。

よっしゃーあ!!

ったく、毎年毎年現れやがって。

おかげでかゆいんだよ!

毒ガス・・・蚊取り線香が役に立った!

部屋に常備しておいてよかったぜ。

「母さーん!ムヒどこー?」

俺の名前は島原涼介、現在中学二年生だ。


<おわり>



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