氷上雹珂 +4日



 一昨日、皆月さんと話をしてから。

 私は過馬さんと情報交換をした。とは言っても過馬さんの方は収穫があまりなかったようだった。


「空君は去年の事を知らないからね。彼は何にも知らなかったよ。兎川さんも、心当たりとかは無いってさ。人物像も、噂話とか氷上ちゃんの聞いてくれた話と大差なかった」


 思えば、この時もっと突っ込んだ話をしていればよかった。

 勿論過馬さんのちゃん付けに対してでは無く。もっと情報交換をすればという意味で。

 この時もっと話をしていたら。何かが変わっていたら。

 

 正直、あの時話をした所で、何かが変わるとは思えない。あの事件を防ぐ事は出来なかっただろう。

 理屈ではそう分かっていても、でも辛いものは辛いのだ。

 自分に酔いしれて、真実を掴んでやろうだなんて意気込んでいた自分が情けない。何がヒーローだ。結局犯人を捕まえるどころか、みすみす新たな被害者を出すだけじゃないか。

 しかも、自分を頼ってくれたあの少女を。

 しょうがない。そんなありきたりな文句では忘れる事の出来ないダメージを負ってしまった。

 

「よ、大丈夫かい?」


 机で一人うなだれる私を、過馬さんが慰める。机の上に、コトンと缶コーヒーを置いてくれる。

 さっきまで事件現場の調査をしたり関係者への聞き込みをしたりで大慌てだったのだ。それに加え精神的なダメージで、もう私はある種限界だった。


「…………ずいぶんとしんどそうだねえ。さすがに氷上ちゃんも参ったか」


 過馬さんのそんなセクハラ発言を訂正する元気すらも湧いてこない。ただひたすらにしんどい。

 頬で感じる机の冷たさが、今は無性に心地いい。このまま机と一体化してしまいたい気分になる。


「…………けどまあ、どうしたものかねえ」


 持ち主不在の、適当な椅子に過馬さんはどっしりと座る。深刻そうな表情で、どこか元気がなさげだ。

 無理もない。皆月さんの死によって、この事件は連続殺人事件へと発展した。これは警察の怠慢の結果と言っても過言ではないし、つまりは私や過馬さんの責任だ。

 それに、過馬さんの考えていた部外者説もこれで怪しくなった。『超研部』の部員が二人殺されている以上、動機を『超研部』意外に求めるのも厳しい話だ。よって捜査は振り出しとまでは言わないけれど、後退したのは事実だった。


「兎川さんと西園寺さん。二人の中に犯人がいるかもしれないんだよね」

「…………それはもう、ある程度確実だと思いますけどね。鶴来さんと皆月さん、犯人はこの二人を殺す理由があるんですから。他の人間に動機があるとは思えませんけど」

「でも、アリバイがあるだろう?」

「…………まあ、そうですが。でも鶴来さんの人間関係で、他に動機になりそうな人はいませんでしたし、捜査の結果、皆月さんにも人間関係のトラブルはありませんでした。やはり、『超研部』に犯人がいるんじゃないですか。アリバイに関しては、何かしらかのトリックを使ったとか」

「それはいったい、どんなだい?」

「…………それは、わかりませんけど」


 過馬さんは一回ため息を吐くと、手元に持っていたカバンからファイルを取り出した。

 中身を開いて見せてくる。それは、皆月さんの事件の捜査資料だった。


「とりあえず今は、皆月さんの事件をおさらいしようか」

「…………はい」


 今は皆月さんの事件を考えるべき、過馬さんはそう判断した。アリバイのしっかりしている鶴来さんの事件と違い、まずは皆月さんの事件という事だろう。

 私は過馬さんの取り出した資料を見る。自分でも捜査に加わっていたので、おおまかな部分は知っているが、それでも改めて確認するのも重要だろう。


「被害者の死亡推定時刻は一昨日の深夜一時前後。場所は翆玲高校の時計塔傍。発見されたのは早朝で、野球部の顧問である坂道さかみち雄吾ゆうご先生が時計塔の傍を通った時に発見している。最初は飛び降り自殺かと思われたけれど、スタンガンの痕跡があった事、着衣の乱れがあった事から、他殺と断定された」

「でも、なんで屋上なんでしょうか」

「樹村さんの死と関係があるんだろう」

「でも、別に態々屋上で殺す理由にはならないと思うんですけど」

「じゃあ、何かしらのアピールなのかもね」


 アピール。

 つまりそれは、樹村さんの死に対する復讐を強調しているという事か。でも鶴来さんの死は部室だった。それに犯行の方法も違っている。

 樹村さんの事件とは共通点を演出しているのに、鶴来さんの事件とは被っている部分がない。

 これはどういう意味を持つのだろう。


「時計塔の鍵は両方とも壊されていて、現場は誰でも入れる状態だった。これは樹村さんの事件との相違点だね」

「去年の事件があってから、時計塔の鍵は管理が厳しくなったらしいから、犯人は無理矢理壊すしかなかったんでしょうね」

「だろうね」

「それで、『超研部』の彼女たちのアリバイは、立証されていないんでしたっけ」

「まあね。そもそも犯行時間が深夜だから、普通はないだろう。西園寺さんも兎川さんも鶴来君も、全員アリバイは無いよ」


 アリバイがない彼女たち三人の中に犯人がいる。

 私はすでにそれを確信しているけれど、どうやら過馬さんの心境としては微妙なようだった。


「俺としては、中々信じがたいんだけどね。正直、『超研部』の人達に犯人がいるとは考えにくいんだけど。でもここまで来たら、その可能性を詰めた方がいいのかな」

「過馬さんも、やっぱり怪しいと思いますか」

「まあここまで来たらね。それでも問題は、アリバイだと思うけど」

「そこなんですよね」


 私は机に突っ伏した体勢から、さらに机と一体化していく。

 皆月さんの死が悲しいという気持ち、これ以上の犠牲者を出したくないという正義感、そして犯人をかっこよく見つけたいという功名心。

 いろんな自分の感情が掻き混ざって、正直いっぱいだ。これではアリバイを崩そうだなんておこがましいにも程があるだろう。


「…………ま、今日は疲れたろう。もう時間も遅いし、今日はゆっくり休みなさい。明日からまた頑張ればいいさ」


 そう言われて、壁にかかっている時計を見ると、時間はもう夜遅くだった。気付かなかった、いつの間にかこんな時間になってしまった。


「残りの仕事は俺がやっとくからさ」


 過馬さんのそんな珍しい言葉を聞きながら、私は帰路についた。

 そして私は、またも肝心な所で間違える。





**************************************





 駐車場で車に乗り込んだはいいけれど、運転する気力がわかない。


「…………はあ」


 ハンドルにまたも突っ伏す。机と違って冷たくは無かったけれど、それでも多少は落ち着いた。

 事件について考えよう。きっとそれがいい。

 そうでもしないと、潰されそうだった。


「まずは、おさらいかな」


 沈んだ気持ちを明るくさせようと、独り言を呟く。

 さっきまで過馬さんと、皆月さんの事件についておさらいをしていた。今度は、樹村さんの自殺事件から辿っていこうと思う。

 樹村恋歌。彼女は男遊びの激しい子で、その面について恨みを買っていた可能性は高い。特に彼女が生前に言っていた『男の子』が関係しているかもしれない。しかし情報不足のため、その『男の子』を追う事はかなり厳しいけれど。

 彼女の死は自殺で決定している。そこに異論を挟む余地はないだろう。

 問題は、その事件が鶴来玲さんの殺害にどう関係しているかだけど。


「…………敵討ち、なのかな」


 その可能性は高いのかな。

 つまり、鶴来さんが樹村さんを殺して、その敵討ちのために殺されたという可能性。

 いや、でもそんなことあり得るのか? 去年、そんな事があったとしたら、その後の部活をとてもやっていけるとは思えない。

 去年じゃなく、のだ。


「…………いや、でも違う」


 違う、そうじゃない。

 私は『超研部』の人が怪しいと思っているんだ。それを否定してはいけない。

 逆に考えるんだ。『。そうすれば、樹村さんの敵討ちが動機だとしてもおかしくはない。

 樹村さんの敵討ちという動機から考えれば、やっぱり怪しいのは兎川さんだろうか。兎川さんは樹村さんと、中学からの仲な訳だし。

 いや、どうだろう。だからといって西園寺さんの可能性を除外できるだろうか。犯人が皆月さんを殺した手口からして、樹村さんの死が関係していると見て間違いはない。だから空君は動機が無いとしても、西園寺さんの動機は否定できない。

 兎川さんと西園寺さん。二人の内どちらかが犯人の可能性が高い。


「問題は、だからアリバイだ」


 西園寺さんにしろ兎川さんにしろ、どちらが犯人だとしても、二人にはアリバイがしっかりあるんだ。

 兎川さんは鶴来さんを最後に目撃しているんだから、一番怪しい。しかし空君の証言では時間が短すぎて殺人が出来るとは思えない。

 西園寺さんはいち早く学校を出ている。移動の時間は送り迎えがあったのだから、学校によるのは不可能だろう。

 二人とも鶴来さんを殺すのは不可能で。

 完璧なアリバイが存在する。


「…………いや、まてよ」


 西園寺さんは本当に犯行が不可能なのか?

 彼女の送り迎えは、決してタクシーや公共機関を使ったわけでもない。結局運転手と言っても、身内の人間でしかないのだ。

 運転手には、彼女のアリバイを証言してもらった。しかしその証言が嘘だったら?


「まさか…………」


 助手席においてあったカバンを漁り、手帳を取り出す。ここには容疑者の証言等が書いてあるのだ。


「――――あった」


 西園寺家の運転手の証言を見つける。

 なんでも彼は西園寺家で働いてもう数十年になるらしく、家族ぐるみの関係性を築いているらしい。

 彼の証言と、スマホの地図アプリを駆使して、西園寺さんの当日の行動を追う。

 すると、学校近くを通っていて、余裕のある時間帯が一か所だけあった。


「…………」


 この時間を使って、学校に寄れたとしたら。運転手が偽のアリバイを証言していたとしたら。

 殺人だって、不可能ではない。

 

「――――こうしちゃいられない!」


 私は車のドアを思いっきり開け放ち、急いで署へと向かう。

 この発見を、過馬さんに伝えなくてはいけない。




**************************************




「いた! 過馬さん!」


 探し回った結果、過馬さんは休憩室にいた。

 心なしか表情は真剣みを帯びていて、そんな表情は私は見るのが初めてだった。

 二件の殺人事件に心を痛めている? でもさっきまではそんな表情をしていなかった。それにその表情は、悲しさというよりは、ある種の覚悟を秘めているようで――――。


「…………ああ、氷上ちゃんじゃない。どうしたの? 帰ったんじゃないの?」


 私に気づいて、過馬さんは顔を上げる。

 いつの間にかいつもの顔に戻っていて、ちゃん付けで私を呼ぶところもいつも通りだ。

 さっきまでの表情は、何だったんだろう。気のせいだったのかな。


「ちゃん付けはやめてください。セクハラで殺しますよ」

「だったらその発言も脅迫罪にならない?」

「じゃなくて、そうだった。過馬さん、私、気付いてしまったんです」

「何がだい?」

「犯人ですよ。西園寺さんが、鶴来さんと皆月さんを殺したかもしれない」


 そして私は、さっき気付いた事を説明した。

 西園寺さんと運転手が共犯で、途中学校に寄っている可能性を。

 しかしそれを聞いた過馬さんの反応は、微妙だった。微妙というか、いっそ生暖かいとでも言うべきか。


「…………あのさ、氷上ちゃん。それだと、西園寺さんは学校を出て行ったフリをして、部室に戻ってきたって事だよね」

「ええ、そうです」

「それって、かなり博打じゃない?」

「…………と、言うと」

「だって、学校に戻ってきたところで、『超研部』の中に鶴来さんだけとは限らないじゃないか。他の人がいたら、あるいは鶴来さんがいなかったら、犯行は不可能だよね」

「それはそうですが、でもそしたら殺人を止めればいいだけの話です」

「それに、仮に鶴来さんしかいなくて、それで殺人を実行できたとしても。誰かに見られていたらそれでおじゃんだよね。学校にいないはずなのに、いるって証言が出てくるんだから」

「それは…………。じゃあきっと、突発的な犯行だったんです。忘れ物を取りに行ったときに、思わず鶴来さんを殺してしまった」

「それだと、部室に行くときに周囲を警戒しないよね。それだったら絶対誰かが見ていると思うんだけどなあ。それに、運転手は嘘をついて無いよ」

「え」

「目撃者がいるのさ」


 過馬さんは顔を上げ、ため息を吐いた。


「その運転手への聞き込みは俺がやったろ? 俺も今日気になって、もう一度聞いたんだよ。そしたらその時間には、コンビニに寄っていたんだって。コンビニの従業員が証言しているよ」

「で、でも」

「それを含めると、距離の問題からどうしても学校には寄れない。だから西園寺さんには、不可能なんだよ」


 不可能。 

 その言葉に、私は打ちひしがれる。


「…………じゃあ、私の推理は無駄だったんですね」

「いや、そうでもない」

「え?」


 過馬さんは笑いながらこっちを見る。


「氷上ちゃんのおかげで、かもしれない」

「え、ほんとですか!」


 ちゃん付けなんて気にならない程に、衝撃的な一言だった。

 犯人が分かった? いつの間に?


「まあ、とりあえず座りなよ」

「あ、はい」


 過馬さんの座るベンチに、私もお邪魔して座る。その間、私の心はいろんな感情で一杯だった。

 犯人が分かるという喜び、なんで過馬さんが分かっているんだという衝撃と感動、そして先をこされたという暗い感情だった。

 そんな私の複雑な心境なんて気にならないかのように、過馬さんは生き生きとしゃべりだす。


「つまりさ、氷上ちゃんの推理は半分くらい当たってたんだよ」

「半分ですか」

「ああ、つまり共犯関係という点においては、正解だったんだ。ただしそれは、だったわけだけど」

「え、でも」


 それだと、どうなるんだ?

 兎川さんと皆月さんは、別に互いのアリバイ証言をしている訳ではない。二人が共犯だった所で…………。


「――――あ!」

「そう、その通り。んだ」

「そして、それを無視したんですね。あたかも、鶴来さんがまだ生きているように見せかけた!」


 つまり、実行犯は皆月さんだったのだ。それを隠して、鶴来さんの生きている時間を誤魔化したのが兎川さんだったのだ。


「じゃあ、二人とも鶴来さんに殺意を持っていたって事になりますね。一体動機は何なんでしょうか」

「細かい動機は分からない。けど、なんとなく分かる気がするんだよね」


 それは、確かにそうかもしれない。

 なんというか、西園寺さん鶴来さんと皆月さん兎川さんの間には、壁が存在すると思う。事情聴取の話を聞いた限りで、あくまでも印象論でしかないけれど。でも出身中学校でなんとなく壁があるというのは、分からない話でもないと思う。


「あとは証拠を集めて自白をとるだけだ」

「でも待ってください。じゃあなんで、皆月さんが殺害されているんですか。兎川さんが、口封じのために殺したって事ですか」

「…………俺の予想だとね。西園寺さんの犯行だ」

「!!」


 西園寺さん? そんなバカな。


「なんで西園寺さんなんですか。彼女には怪しい所がないじゃないですか」

「実行犯でもない兎川さんが皆月さんを殺す理由が薄いというのはあるんだけどさ。これは勘も多いよ。ただ、皆月さんを殺した手段は、鶴来さんを殺した時とはあまりにも違う。これは犯人の違いを示しているんじゃないかな」

「でも、たかだかそんな事で…………」

「だから、勘だって。あんまりしっかりとした推理じゃないさ。でも、そうなったら最悪だからさ」

「最悪?」

「そうなったら、西園寺さんの動機は鶴来さんの仇討ちの可能性が高い。つまり、兎川さんが殺される可能性が高いという事だ」

「そ、そんな!!」


 もしそうなら、事件はまだ終了していない事になる!


「今すぐに連絡しないと」

「連絡は俺がしておく。氷上ちゃんは、車の用意を――――」


 と、そこまで過馬さんが言った所で、過馬さんの携帯の着信音が、休憩室に響いた。


「――――もしもし」


 過馬さんは緊迫した表情で携帯にでる。しばらく通話していると、みるみる内にその表情が変わっていった。


「――――なんだって!」


 目を見開いて、そう叫ぶ。そこからの過馬さんは、急に力が抜けたようで、電話の相槌も適当になっていた。


「ああ、分かった。引き続きよろしく頼む」


 と言って携帯を切ると、過馬さんはベンチに勢いよく座りこんだ。そして顔を両手で覆う。

 

「な、何かあったんですか」


 そのショックを受けた姿から、私はそれが決してうれしいニュースではない事を知った。でも、そう聞かざるを得なかった。

 過馬さんはゆっくりとした動作で私の方を見る。覇気のない、乾いた声で返事をした。


「――――さっき、連絡があった。通報があったらしい」

「通報って、一体なんの――――」

「兎川ちゃんの家で、殺人事件があったらしい」


 え? 殺人事件?




「西園寺舞花を、兎川雨鷺殺害の現行犯で逮捕した。だってさ」






**************************************



 こうして、一連の事件は幕を下ろした。

 西園寺さんは、兎川さんの家に押し入りそのまま兎川さんを殺害した。凶器は家にあった、刃の長い包丁だった。近所の人が悲鳴を聞いて警察に連絡。現場へ駆けつけると、呆然と立っていた西園寺さんと倒れて死んでいる兎川さんを発見した。

 凶器を持っていたので、犯人と断定し、現行犯逮捕したらしい。

 西園寺さんは、皆月さんと兎川さんの殺害容疑を認め、自白した。また、鶴来さん殺害については否定している事から、過馬さんの推理どおり、鶴来さんを殺したのは兎川さんと皆月さんと決定づけられた。

 こうして、三人の死者を出した事件は終わった。

 私はヒーローになんてなれず、無力さを噛みしめる結果に終わった。


 そして私は今日も、誰かの物語を記録する。

 でもそれを受け入れよう。だってそれも、きっと大事な物語なのだから。

 例え傍観者でも、私が主役の物語なのだから。

 


 

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