随筆十:本当の鬼とはいったい・・・

心桜「んー・・・」

七夏「どしたの? ここちゃー?」

心桜「なんかさぁ、おかしくなってない!?」

七夏「え!?」

心桜「前々回と前回の繋がり!」

七夏「えっと・・・」

心桜「前々回が『らーめん』で、前回が『節分』・・・一気に夏から冬だよ!?」

七夏「そう言われれば、確かにそうですね」

心桜「でしょ!? んで、笹夜先輩が前回『凄かったらしいですね?』と話されています・・・これは、大きな問題にならない!?」

七夏「らーめんを冬に頂いたという事にすればいいのかな?」

心桜「でも、あたし、『今日も暑いねー』って話してるし、つっちゃーは『冷やし中華』頼んでたでしょ!?」

七夏「そう・・・ですね」

心桜「おーい! 原作者! どうすんだ!?」

笹夜「こんにちは♪」

心桜「おおっ! 笹夜先輩! こんにちは!」

七夏「笹夜先輩! こんにちはです☆」

心桜「いいところに来てくださいました!」

笹夜「どうかしたのかしら?」

心桜「実はですね・・・」


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


笹夜「・・・確かに、時系列が飛んでますね」

心桜「でしょ!?」

笹夜「では、節分の方を動かしてみるというのはどうかしら?」

心桜「でも、つっちゃーが『もうすぐ節分ですので☆』って話しているよ」

笹夜「ええ。それを『もうすぐ、読者様の世界では節分ですので☆』とすればどうかしら?」

心桜「読者様の世界・・・なるほど! 今流行の異世界ってヤツか! よし! つっちゃー!!」

七夏「はい!?」

心桜「井伊いい直弼なおすけみよー」

七夏「???」

心桜「ではなくて、言い直してみよう!」

七夏「は、はい☆」

心桜「因みに、井伊直弼氏は『井伊の赤鬼』の一人ですじゃ!」

七夏「くすっ☆ なるほど☆」


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


心桜「つっちゃー! こんちはっ!」

七夏「ここちゃー☆ いらっしゃいです☆」

心桜「ん? それはっ! 大豆?」

七夏「はい☆ 福豆です☆ もうすぐ読者様の世界では節分ですので☆」

心桜「節分かぁ・・・なるほどねー。それで季節外れなのに福豆を・・・って、よく福豆が手に入ったね!?」

七夏「え!? えっと・・・」


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


心桜「やっぱ、無理があるよねー」

七夏「福豆は、大豆を煎ればできますので、大丈夫です☆」

心桜「福豆は大丈夫なんだけどさ・・・やっぱ、慎重に考えないとね。あたしたちでもカバーしきれないよ・・・分かったか! 原作者!」

笹夜「でも・・・」

心桜「ん? どうかしましたか? 笹夜先輩?」

笹夜「前回、七夏ちゃんが最後に『恵方巻き』とは話していないですよね・・・」

心桜「そう言われれば『巻きのお寿司にしようかなぁ☆』だね? つっちゃーなんで?」

七夏「え!? えっと・・・なんとなく、その方がいいかなって」

心桜「はっ! もしかして、これって計算されてるとか!? いやいやいやいや・・・そんなはずは・・・」

笹夜「とりあえず、季節のイベントと、本編のイベントは別物ということにいたしましょう!」

心桜「そだね。本編でもこんなことがあったら、目も当てられないよ。んじゃ、早速、今日の話題を・・・」

七夏「話題・・・えっと・・・」

心桜「そう言えば、つっちゃーって『エットマン』だよねっ!」

七夏「え!? えっと・・・」

心桜「ほらっ! それそれ!」

笹夜「心桜さん!」

心桜「はい! では、もう異世界では過ぎちゃったけど、前回の続きと参りますか!」

七夏「前回の続き!?」

心桜「そう! これ! お便り! 節分のお話だよ!」

七夏「あっ! お便り! ありがとうございます!」

心桜「んじゃ、早速読んでみるよ! 『ペンネーム、マツコリラックスさん!』」

七夏「まつこりらっくす?」

心桜「つっちゃー、ペンネームだから、あまり深く考えないっ!」

七夏「は、はい☆」

心桜「『ココナッツさん、こんにちは! 前回の節分のお話、確かに鬼は大変だなーって思いました。心桜さんも大変ですね。私も昔、小学生時代に節分の豆まきイベントが学校であって先生が鬼のお面を付けて登場し、クラスのみんなで鬼に向かって豆を投げるんだけど、私はクラスの中でいつも意地悪してくるヤツにターゲットを変更して、そいつに豆を投げつけ続けたら、そいつが気付いて、取っ組み合いの喧嘩になった。そしたら、先生が止めに入ったんだけど、その時、鬼のお面を付けたままだったので、絵的に滑稽でした』・・・って、あっはっはー!」

笹夜「こ、心桜さん!?」

心桜「あー、ゴメン! あたしは先に読んでたけど、やっぱ想像したら、笑っちゃうよ~!」

七夏「でも、鬼さんが人間の争いを止める事もあるのですね☆」

心桜「いや、本当の鬼は、人間同士が争っていたら、どっちかが倒れるまで邪魔をして来ないと思うよ」

七夏「もう・・・」

心桜「お手紙の続き!『で、その後、喧嘩の原因が私にあったという事で、先生が本当の鬼と化しました! その時も先生はずっと鬼のお面を付けたままだったので、私は可笑しくて、怒られている事よりも、笑いを堪える事の方が辛かったです・・・あの時の先生!ごめんなさい。心桜さんも弟さんと仲良くなさってくださいね!』・・・だって。弟が余計な事をしなければ仲良くするけどさぁ」

七夏「くすっ☆ ここちゃーは、ゆーちゃんと仲良しさんです☆」

心桜「そういう事にしときますかっ!」

笹夜「でも、皆さま、色々な節分の思い出があるのですね♪」

七夏「はい☆」

笹夜「前回もお話しましたけど、鬼とは人の心の中に存在する感情の一つが実体化したとも言えます。従って、鬼も含めて自分なのです♪」

心桜「って、事は、ずっとのんびりしてる、つっちゃーにも鬼は存在するって事!?」

七夏「え!?」

笹夜「そうなりますね♪ 七夏ちゃんの場合は、心の鬼さんも、のんびりされているのかしら?」

七夏「えっと・・・」

心桜「それって鬼って言えるのかな?」

笹夜「いつかは、鬼さんの力に助けられる事があるかも知れませんね♪」

心桜「ま、つっちゃーは、このまま、のんびりでいいんじゃないかな?」

七夏「くすっ☆」

心桜「今、本当に『鬼化』しなければならないのは・・・原作者っ!!!」

七夏「ひゃっ☆」

笹夜「心桜さん、コメントに困ります」

心桜「今回の件、色々とカバーするのが大変だったんだからねっ! もっとしっかりしてよねっ! ・・・と、言っておこう!」

笹夜「心桜さんの鬼さんは元気ですね♪」

心桜「んなっ! こーわ! なんつって!」

七夏「???」

笹夜「お手紙、ありがとうございました♪」

七夏「あっ! ありがとうございました☆」

心桜「ありがとうございました! また面白いお話があったら、よろしくねっ!」


随筆十 完


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随筆十をお読みくださり、ありがとうございました!

本編の方も鋭意制作中ですので、どうぞよろしくお願い申しあげます!

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