随筆五:オバチャンって何歳から!?

心桜「こんばんはー!」

七夏「あ、ここちゃー! いらっしゃいです!」

笹夜「こんばんは♪ 心桜さん♪」

心桜「今年も、もうすぐお終いなんだよね~」

七夏「はい☆ 大掃除も終わりました☆」

心桜「おお! 掃除!!」

七夏「くすっ☆」

心桜「またひとつ、歳をとっちゃうね~」

笹夜「心桜さん『歳』ではなくて『年』なのではないかしら?」

心桜「笹夜先輩・・・どおして『歳』って分かるのですか? 前回もあったよね・・・なにこの流れ?」

笹夜「まあ、『年』でも間違いでは無いかも知れませんね」

心桜「また一歩『オバチャン』に近づいたよ~」

七夏「そう言えば、おばちゃんっていくつからなのかなぁ?」

心桜「んー、あたしの感覚では35歳!」

笹夜「まあ、何故かしら?」

心桜「さ、笹夜先輩! 『感覚』に理由を求められても・・・なんとなくとしか・・・」

笹夜「そ、そうですね・・・すみません」

心桜「つっちゃーは?」

七夏「え?」

心桜「何歳から?」

七夏「えっと・・・周りから『おばちゃん』って、呼ばれ始めた時からかな・・・」

心桜「なるほど・・・という事は見た目の印象?」

笹夜「見た目の印象で言えば、髪が短い傾向かしら?」

心桜「え!? んじゃ、この中であたしがおばちゃんに最も近いって事!?」

笹夜「あくまでも、傾向ですので♪」

七夏「髪の長い人は『おねえさん』っていう印象があります☆」

心桜「んー・・・あたしも伸ばそうかなぁ・・・髪・・・」

七夏「長い髪のここちゃーも素敵です♪」

笹夜「私も、長い髪の心桜さんを見てみたいかしら?」

心桜「でも、髪伸ばすと色々面倒なんだよね・・・動きにくくなるし・・・」

笹夜「エクステっていう方法もあります♪」

心桜「それも面倒なんだよね・・・あ、つっちゃー、エクステは追加する髪の事ね!」

七夏「はい☆」

心桜「そう言えば、『ロング→ショート=オバチャン』という謎の式があって、元々ショートのあたしは、セーフになるよね?」

笹夜「まあ! 何の式かしら?」

心桜「式と言うより、これも傾向になるのかも? 長い髪の人が髪を短くすると急におばちゃんぽく見えた・・・なんて思った事があって」

笹夜「なるほど」

心桜「他にも、『自分の年齢+5歳=オバチャン』っていう式もあるね!」

笹夜「それでは、永遠にオバチャンにならないですね」

七夏「オバチャンになりたくないって事!?」

笹夜「私は『オバチャン』じゃなくて『オバサン』ならいいかしら?」

心桜「その違いって何ですか?」

笹夜「『品』って事になるかしら? あ、でも、ある程度歳を重ねてからのお話です」

心桜「それが、35歳って事!?」

七夏「ここちゃー、何も、無理して線を引かなくても・・・」

心桜「そうなんだけどさ・・・はっきりさせて、スッキリしたいんだよね」

笹夜「心桜さん的にオバチャンとは?」

心桜「たわしがオバチャンになっても全然構わないんだけどねー」

七夏「え!? たわし!?」

心桜「オバチャン、オバチャン・・・オーバーチャン!」

七夏「???」

心桜「OVER-CHAN!!!」

笹夜「え!?」

心桜「35歳! OVER-CHAN!!!」

笹夜「まあ!?」

心桜「35歳に至ったらオーバーチャン・・・って事でっ!!!」

七夏「えっと・・・」

心桜「おばちゃんじゃないんだからねっ! オーバーチャンなだけだからねっ!」

笹夜「心桜さん・・・それって」

心桜「つょっと、ツンデレ」

笹夜「え?」

心桜「舌噛んだ・・・ちょっと、ツンデレ!」

七夏「え?」

心桜「あ、ツンデレって言うのは、普段はツンツンと素っ気無いのに、ある程度仲良くなると急にデレデレし始める性格の事!」

七夏「それは・・・分かりますけど・・・」

心桜「因みに、ツンデレキャラの髪型は、ツインテ率が高い!!!」

笹夜「そうかしら?」

心桜「ツンデレオーバーチャン・・・はレアだ! ・・・ってか需要無さそうー」

笹夜「何の需要かしら?」

七夏「結局、いくつからオバチャンなのかなぁ?」

心桜「おばあちゃんなら、はっきりと分かるんだけどね・・・」

笹夜「孫を授かった時・・・かしら?」

心桜「そう! それです!」

七夏「えっと・・・ここちゃーは、さっき35歳からって話してました」

心桜「今の感覚では・・・だけど、実際35歳になった時にどうなのかは、分かんないや」

笹夜「さっき、七夏ちゃんも話してましたけど、無理に線を引く必要はないのではないかしら?」

心桜「高校二年生!!!」

七夏「ひゃっ☆ どしたの? ここちゃー?」

心桜「・・・みたいに、明確な区切りがないんだよね~」

笹夜「まあ、明確な区切りはないですけど、自然と周りから呼ばれるようになったら・・・って言う七夏ちゃんの考え方で良いのではないかしら?」

心桜「周りから自然に・・・ですか?」

笹夜「ええ。そうしますと、なるべく長く『おねえさん』を続けれるように意識も出来ますので♪」

七夏「なるほど☆」

心桜「ま、普段から意識する事は大切な事だというのは分かります!」

笹夜「では、そういう事で♪」

心桜「なんか笹夜先輩、今日は妙に早く纏めにはいっているみたいですけど、何かあるのですか?」

笹夜「え!? 今日は大晦日ですから、皆さんも色々とご予定があるのではないかしら?」

心桜「予定? あたしは紅白を見るくらいですけど・・・つっちゃーもだよね?」

七夏「はい☆」

笹夜「まあ! 二人とも紅白だったのですね!」

心桜「笹夜先輩は!?」

笹夜「私も・・・紅白かしら?」

心桜「そっか。もうすぐ紅白が始まるからね! んじゃ、みんなで見ますか!」

七夏「はい☆」

笹夜「ええ♪」

心桜「おっと、大切な事! 今年も大変お世話になりました!」

七夏「お世話になりました☆」

笹夜「はい♪ お世話になりました♪ 皆様も良いお年を!」

心桜「それじゃあ! また会おうね!」

七夏「皆様にとって素敵なお正月でありますように☆」


随筆五 完


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随筆五をお読みくださり、ありがとうございました!

本編の方も鋭意制作中ですので、どうぞよろしくお願い申しあげます!

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