掃き溜め、開始。

同じ人

頭の可笑しい人がいた

独りで寂しく話してる

「そこの兄ちゃん元気かい?」

知らない誰かと話してる

誰と話しているのかわからない

だって姿が見えないから

ネジが外れた人なんだ

そう自分に言い聞かせて立ち去って

自分がその人と同じぐらい老けちゃって

死神が自分の前に現れた

嗚呼、あの人は死神と話していたのか

月日が経って気づいたが遅し

「そこの兄ちゃん元気かい?」

同じ事を聞いてしまって

答えは一つ

昔は聞こえなかった答え

死神が口を開いてハイ終わり。

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