15章 猛省
一督戦隊はジンバブエ共和州での敗北を受け、猛省していた。そしてまた再び鍛錬に励んだ。そして、作戦会議を始めた。
「力の珠を三つとも奪われてしまったわ。」
「他の力の珠を探すことはできないのか?」
「難しいな。力の珠は引かれ合っているから力の珠があれば力の珠を探す事ができる。しかし、力の珠がないと探す事ができない。それに残りの力の珠の大半は新ソ連の支配地域にあるという噂だ。」
「じゃあ、力の珠を探すことは難しいわね…。」
「それでも力の珠を探し出すしかない。例え新ソ連の支配地域であってもだ。」
「それだけじゃなく鍛錬を重ねてさらなるパワーアップも必要だな。隊員が二人も欠けてしまった訳だし。」
「それも重要だな。」
一督戦隊は再びをトレーニングを重ねた。
一方、直樹たちも力の珠を探そうとしていた。
「次の任務が依頼されたわ。一督戦隊の討伐は延期。延期でいいから、力の珠を全て集める事が私たちの任務よ!」
「噂では残りの力の珠の大半は新ソ連の支配地域にあるそうだ。」
「なら私たちが集めるのに都合が良いわね!」
その頃、一督戦隊には次の任務が言い渡された。それは、コロンビア共和州の日本幕府との交戦の援護だった。日本幕府の老中・豊臣強右衛門が進撃を開始していた。側近の徳川新一と明智平次を引き連れて進撃していた。
「やめるんだ!!日本幕府!!!」
「これはこれは…。ジンバブエ共和州を陥落させた戦犯の一督戦隊ではないか。」
「昔とは違う!」
「そうよ!私たちも強くなったんだから!」
強右衛門・新一・平次は刀を具現化させて一に襲い掛かった。一も第4形態に変身し、二刀の刀を具現化させ、三人を迎え撃った。
「ほう!二刀流も完璧に使いこなせるようになったか!」
「いくわよ!食らいなさい!ドレインカッター!!!」
ハルヒは新一に向けて攻撃した。新一は刀でガードしたが、斥力で後退させられた。
「バカなあの女は回復特化だったはず!あの女にこれほどまでのパワーがあるなんてデータには無いぞ!?」
「気炎渦!!!」
剛は平次に向かって攻撃した。その衝撃で平次の剣は刃こぼれした。
「バカな!この男にもこれほどのパワー上がるなんて!?データよりけた違いに強くなっている?!」
「昔とは違うのだよ、昔とは!」
「バカな!データからパワーアップする事も計算していたが、予想をはるかに上回るパワーアップだ!!」
ハルヒは新一と、剛は平次と、強右衛門は一と交戦した。
「刀を二本使ってもこの程度か!!」
「この程度な物か!!!」
一と強右衛門は激しく剣戟し合った。
「二刀流ならこっちもできるんだよ!!!」
強右衛門は2本目の刀を具現化させた!
「昔とは違うと言っただろう!」
一は刀を口から具現化させた。強右衛門の二本の刀を受け止め口の刀を強右衛門の腹に突き刺した。
「バカな…三本目の刀を具現化させるとは…。」
「三刀流だ!!!」
一は両腕の刀をハルヒ・剛と激しく交戦中の新一・平次の背後に向かって投げつけた。戦いに夢中になっていた新一と平次の背中に一の刀が突き刺さった。
「そんな…!」
「バカな…!」
「ドレインカッター!!!」
「気炎渦!!!」
新一と平次はハルヒと剛にトドメを刺された。
「キエエエエエエエエエエエエエエエエエローー!!!気合いドリル!!!」
一も虫の息だった強右衛門にトドメを刺した。
「やったわね!」
「猛省して努力した結果が確実に出ているな。」
「昔とは違うんです!」
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